2009/11/4
「マー君のウンコは正常」
まだ一ヶ月と二ヶ月にならなかったころのスー君とマー君。
ちょうど二ヶ月のお誕生日のころのマー君。
昨日のマー君。体重は11キロになった。生後三ヶ月と13日。スー君の前では決して見せない甘えた仕草やキャンキャンなくのはご主人と一緒のときだけ。
昨日のスー君。体重は7キロになった。プロレスごっこ(服従ごっこ)はほぼ互角。生後二ヶ月と13日。最初の頃はよく鳴いたが最近は静かだ。兄貴に見習ったか。そういえば保健所で将来のご主人を見て一番でかい声で鳴いていたね。あの声は『僕は死にたくない,生きたいんだ』という声だったんだね。
本日いつものようにご主人はデジカメを忘れ写真は撮れませんでした。ごめんなさい。マー君は午後二時いつもの子浦の大奥のきのうとやや違う隠れた場所でウンコをしましたがさすがご主人です,すぐ発見しました。正常です♪
海で僕たちはご主人の投げるボールであそびました。来るとき今津屋でご主人は「刺身定食」を食べている間,娘さんの明美さんがビーフジャッキーをくれました。お礼にご主人はジョニーに「焼きあじ」をあげていました。今は午後4時5分前ですがすぐに暗くなってしまいます。じゃあまたね〜(スー君記す)。
マー君のウンコの確認のため突進してくるカバ主人
マー君によるとご主人は身長80メートル,体重五万トン,弱点:カドミウム,抗核エネルギー,寒さだと。(それはマー君ゴジラだよ。主人談)
ご主人が泳いでいるところですよ!!
ご主人がおこっているときのかおですよ!!
昨日のカバのご主人の写真クリックしてくれましたか?カバが転がりながら僕のウンコを見る(確認が正しい)ために突進してくる姿はマー君は猪の猟犬ですが猪より恐ろしいことです(マー君記す)
あとでご主人は時間があったら何か掻く(?)かな?
マー君とスー君は言いたい放題掻いて(?)いるなあ〜(主人談)
二人よりお知らせ。ご主人の掻いた(?)OUT OF EDENは終了しましたは全部四打(??)ほうがいいよ。
これはアララット山だな(スー君解説)。違うよ,アララト山だよ(マー君訂正)。
スー君はあまり知らないと思うのでマー君が少しイエスさまのことを教えてあげようね。ほんの少しだけだよ。
Sanhedrin
『イエスの裁判を担当したサンヘドリン(最高法院)は現在300人委員会と並ぶイルミナティの組織となっている。その下部組織には,円卓会議,RIIA(英国王立国際問題研究所),ビルダーバーグ・ソサエティ,三極委員会(旧日米欧委員会),ローマクラブ,その他フリーメイソン(ローマクラブの名誉会員には,池田大作や緒方貞子などがいる・敬称略)最後の晩餐ですが,左からバルトロマイ(ナタナエル),アルファイの子ヤコブ,アンデレ,ユダ,シモン・ペテロ,ヨハネ,イエス,トマス,ゼベダイの子ヤコブ,フィリポ,マタイ,タダイ。三田誠広の「聖書の謎を解く」から引用・要約(219ぺージ)してみようか,スー君。
最後の晩餐でユダの裏切りを預言し,自らの生と死の意味について使徒たちに語ったイエスは,ゲツセマネの園で神に祈ったあと,駆けつけた神殿兵に逮捕されます。イエスはただちにサンヘドリン(最高法院)の審議にかけられ,有罪とされます。イエスの罪とは何でしょう。イエスは人を殺したわけでも,危害を加えたわけでもない..........イエスの罪といえば,神殿の前で犠牲の動物を売っていた業者の屋台を壊したことくらいで,これは軽犯罪です......なぜイエスは死刑の判決を受けなければならなかったのか。イエスが生きた時代というのは,神話の世界ではありません(ここを必ずクリックのこと)。
彼はこの町へ来て住んだ。マリアとヨセフの故郷である。「彼はナザレの人と呼ばれる」<マタイ2:23>
......罪状は,ユダヤ王を僭称(せんしょう)した,というものでした。イエスは「ダビデの子」として,群集にもてはやされていました。イエス自身,自分がダビデの王と名乗ったわけではないのですが,かなりの群集が集まったことは事実で,煽動罪,あるいは騒乱罪,ようするに誤った情報で群集を煽動して,国家体制を揺るがした,ということでしょう。
イエスはパリサイ派に対しては,徹底的な批判を続けてきました。しかしローマに対しては,平和主義を唱え,武力で反抗するような姿勢は全く見せていません。サドカイ派に対しても,大勢の人々が見ている前で,わざと自分とペテロの分の神殿税を払うという,一種のパフォーマンスを見せている。.......しかしかたくなに律法を守ろうとするパリサイ派にとって,イエスの言動は,許せないものだったのです。パリサイ派はエルサレムの民衆を煽動して,イエスの処刑を求める大衆運動を展開した。
裁判を担当したサンヘドリン(最高法院)は,国会と裁判所を兼ねた機関で,大司祭を議長とした,サドカイ派祭司,地主貴族,およびパリサイ派の代表者などが議員として加わっていました。.........日没直後の逮捕から,夜明け前の判決まで,およそ12時間,徹夜のスピード裁判です。ただしそれで死刑が確定したわけではありません。
エルサレムの最高権力者は,ローマから派遣されている総督ピラトです。サドカイ派に与えられた自治権は,限られたもので,死刑を実施する権限は,彼らにはなかったのです。........十字架刑はローマの刑罰ですから,処刑を実施できるのは,総督ピラトだけです。しかしピラトはユダヤ人に向かって「この人になんの罪も見出せない」と宣言する。しかし総督といえども,サンヘドリン(最高法院)の決定を無視するわけにはいきません。背後にはパリサイ派に煽動された群衆がひかえていました。
それでも無実のイエスを死刑にする勇気は,ピラトにはなかったのです。そこでピラトは巧妙な責任逃れの方法を思いつきます。以前から,祭りの日に囚人が恩赦される,という慣習がありました。おりしも過越祭(すぎこしさい)のシーズンでした。......ピラトは群集に向かって,バラバという死刑囚と,イエスと,どちらか一人を恩赦で解放する,という提案を発表します。しかし興奮した群集は,いっせいに,イエスを死刑に,と叫ぶのです。......そうして,ピラトは責任をユダヤ人たちに押し付け,イエスの死刑は確定した。
.......ローマ兵はイエスのわき腹を槍で刺し,イエスの体から,血が流れます。この血が,全人類の罪の穢れを浄めることになるのです。この,瞬間,神と人類との間に,「新たな契約」が成立します。かつてアブラハムが,わが子イサクを犠牲にして,神との間に最初の契約を結んだように,今度は神が「わが子イエス」を犠牲にして,人間との間に,永遠の契約を結んだのです。これが「新約聖書」の意味です。.......マリアは復活したイエスの最初の目撃者になります。......最後に,イエスに愛された弟子(ヨハネ)について,彼が最後の審判の日まで生きながらえるという,謎めいた言葉を残して,イエスは去っていきます。
エッセネ派の修行者たちは,修行によって自らが神の領域に迫り,神と一体となっている真実の自分を認識(グノーシス)することを,究極の目的としていました。イエスは荒れ野で修行するのではなく,ガリラヤやユダヤで教えを説きました。布教活動をし,最後に十字架にかかることが,イエスにとっては,グノーシスへの道程だったのです。
神の子としての生き方をまっとうしたイエスが,その最後の瞬間に,思わずもらした人間的な呻き,それは,「エリ,エリ,レマ,サバクタニ」という「わが神,わが神,どうして私をお見捨てになったのですか?」という意味。
イルミナティの聖書を理解するには,前に記事にしたシスター・マリ・エミリーの「悪魔に愛された女」の本を読まれることをおすすめする。フランスのグランド・ロッジ・オリエントがいかに大きな役割をしていたか,そして今でもしているか,あの美しい巴里の都のどこかで殺人儀式が行なわれているなんて誰が想像しよう。その痕跡は,自由の女神100周年の碑に書かれているんだ。
その自由の女神ってニューヨークにあるやつ?(スー君質問)
At this site of August 5,1884,the cornerstone of the pedestal of the statue of Liberty enlightening the world was laid with ceremony of William A.Brodie,Grand Master of Mason in the State of New York Grand Lodge Members Representatives of the United States and French Government,Army and Navy officers,member of Foreign Legations and distinguished citizens were present.
This plague is dedicated by the Masons of New York in commemoration of the 100th Anniversary of that Historic event.
Signed by Masonic Anniversary Chairman & Grand Master
これからの記事また自由の女神に刻まれた言葉を理解するには,フランスのGrand Orientを理解しないと一歩も前に進めません。従いまして,すでに紹介しました成甲書房の「悪魔に愛された女」シスター・マリ・エメリー著は買って読んでおいてください。在庫はあまりないようです。また発禁本になる可能性もありますので,とマー君が格好つけて掻いて(?)みたよ。
でもね,スー君,ギルガメシュ叙事詩というのがあってね,これを読むとスー君がアララットじゃなかったアララト山というノアの方舟が漂着したのがホントかどうか分かると思うよ。スー君は乙女座だからメソポタミアと関係が深いんでちょっと.....
創世記10〜8には,クシュには,またニムロデが生まれた。.....彼の王国の主な町は,バベル,ウルク,アッカドであり,それらはすべてシンアルの地にあった。シンアルの地とはメソポタミアである。ここは重要なポイントでもあります。なぜ米国カザール・ユダヤがここを狙って,本当の聖地にしようとしているのか?長谷川美千子氏のバベルの謎320ぺージあたりにヒントがる。「メソポタミア平原には,各所に<シュメール語で小尖塔を意味する>ジグラトと呼ばれる遺跡が見られ,これらのうちの一つが,バベルの塔にちがいないということも,かなり古くから考えられていた。
もっとも古くは,12世紀の後半,メソポタミア地方を旅行したスペインのナヴァーラの人,トゥデーラのベンヤミンが,バベルの塔の遺跡を発見したと伝えられている。彼はユダヤ教の僧侶であり,この他にも聖書に登場する古代都市ニネべェの跡とみられる遺跡を発見している。彼がバベルの塔の跡と考えたのは,イラクのヒルラ市付近のビルス・ィ・ニムルドでこれは別のジグラド(ボルシッパのナブ神神殿のジグラト)であることが解っている。またバベルの塔はバビロンの遺跡の北側の丘バービルにあったという。
その後の発掘調査で1908年,バビロンの南側の低地エス・サクンに,巨大な正方形の遺跡を発見した。そこから発見された煉瓦の刻銘などから,それが「バブ・イリ=バベル」の都の「エ・テメン・アン・キ」と名づけられたジグラトの跡であることが確かめられた。実際に「バベル」の町に=バビロンの町に実際に存在したのである。
メソポタミアには創生神話の「エヌマ・エリシュ」がある。それによると,バビロンのエ・サギラ神殿とジグラト(エ・テメン・アン・キ)なのである。.....このバビロン市の聖塔にまつわる話によると,これ(エ・テメン・アキ)は有史以前スメルの王によって起工されたが,竣工するに至らなかったものであろう。
まづ,空間的な距離について言えば,パレスティナ地方とバビロンとは,いわゆる「肥沃な三角地帯」のほぼ両端に位置して,一見かなり遠くにはなれているようにも見える。ジグラトそのものは,ティグリス,ユーフラテス川の上流にいたるまで,メソポタミア平原のほぼ全域にわたって分布している。アブラハムの生まれ故郷のウルは,ユーフラテス川の,バビロンよりもさらに下流にあった町であり,そこに建てられたジグラトは,現在もその姿をとどめている。
メソポタミア創世神話のマルドウク神は,ジグラトを「偉大な神々(アヌンナキ)の家」と呼び,そしてそれの建てられるべき町を,それにちなんで「バブ・イリ」すなわちバビロンと命名しようとした。バビロンのジグラトに付けられた「エ・テメン・アン・キ」という名は,アッカド語で「天と地の礎の家」という意味で,ボルシッパのジグラトの「エ・ウル・メ・イミン・アン・キ」という名は「天と地の七つの案内者の家」という意味である」
バビロンあるいは,バビロニアはバグダッドの南方約90キロの地点にユーフラテスをまたいで広がる。長谷川三千子氏はこう指摘している。「カナンの地」は,イスラエルの民にとって,故郷と呼ぶべき類の地ではなく,そもそも,それは事実の上から言っても,彼らの故郷ではなく,それは,カナンの人々(注:現在のパレスティナ)が住みつき,根づいた土地なのである。
イスラエルの民の「カナンの地」との関係は,徹頭徹尾ヤハウエ神に依っている。この地はヤハウェ神によって示され,命じられ、約束されたことによってのみイスラエルの民と結びついているのであり,それ以外の形で結びついてはならないのである。......ヤハウイストの生きていた時代と推定される起源前十世紀頃という時代は,ティグリス川上流の二ムロデやコルサバードに発掘されたジグラドは,ちょうど紀元前十世紀,九世紀ごろに新築または再興されている。広い意味では,ヤハウイストはまさにジグラトと同時代の人間だったのである。
スー君,これでわかったろう。かれらは,聖地を取り違えているんだよ。あとね,スー君,神話や叙事詩が生まれたことなんだけどね,
紀元前2400年ごろに描かれたバビロニアの太陽神シャマッシュ。シャマッシュの神は一年を司る。船で空を渡る月の神シンの息子で,シャマッシュとシンはカルデアの神話の中心をなしている。ちなみに,バビロニア神話においては,イシュタルは月の神シンの娘です。
エジプトのラメス二世(紀元前1300〜1236年)は,黄道12宮のうちの基本となる4宮,すなわち牡羊座,天秤座,かに座,山羊座の確立に大きく貢献しました。墳墓の飾りに,占星学の符号を刻み込むことによって彼が占星学に感心を抱いていたことが後々まで伝えられました。カーナックにあるアモンの神殿に見られるこの浮き彫りでは,ラメスが空の女神アーソーと手をつないでいる。
昔の人は,かなりぼんやりして星を眺めていたと思っていたとしたら大間違い。夜通し見ていたんですね。偉いです。というか,暇だったんでしょうかね。
「私たちは特定の時間に特定の場所で生まれている。そして製造年代がものをいうワインと同様に,生誕した年や季節でそれぞれ特性をそなえることになる。このことこそ,占星学の拠り所にほかならない」<C・Gユング>
紀元前8000年,古代メソポタミア地方では,人間は常に空の脅威にさらされて生活していました。人間の精神は,計り知れない要素に満ちた宇宙に支配され,天体は,人間にはどうすることもできない壮大かつ破壊的で予知不可能な攻撃〜雷,稲妻,灼熱,日食,月食〜を仕掛けてきたのです。こうしてすぐに,天体優位の考え,すなわち,導き手を求めて空を見上げる姿勢が日常生活の一部になったのです。
原始時代の人間には,偶発事の可能性を考慮に入れることはできませんでした。起こったすべての現象は,ある目的を持つ力によって起こされたものだと考えられていました。なぜなら,狭い経験の範囲内では説明のつかない現象に対しては,それを巻き起こした物理的な力を見つけ出し,名づけなければならなかった。それは人間の弱さを補強する手段でもあったのです。
そこから神話が生まれ,叙事詩が生まれ,宗教が生まれたと考えてなんの不思議もないでしょう。星はシュメール族にとって,神聖なものの象徴でした。この地方の空に満ちていた星こそ,占星学を最初に生み出したものといえます。今日では,私たちは太陽と月が私たちにたいして物理的な影響を与えていることを知っていますが,原始人にとっては,この影響はかなり重大なものであったに違いありません。太陽は人間に暖を与え,昼と夜があり,海には潮の満干があります。成長と衰微の神秘的な過程,自然秩序の満干に取り囲まれていた原始人が,宇宙を物理的に説明する方向へと向かっていったのはごく普通の自然なことだったのでしょう。
地球から見れば,星は毎年殆ど変わりない位置を保って私たちの周囲を回っています。勿論,変化はつねに起こっていますが,原始人には観察できないほどのわずかのものです。彼らは,七つの主要な天体の背景をなしている星の,比較的早い動きには気づいていました。いわゆる,可視惑星です。もっとも古い記録には,太陽,月,そして惑星は人間の生活に介入し導く力をもった神を象徴している,という考えがみられます。バビロニアにおいて天体観測がされるようになったころには,神々の座がはっきりと確立され,それぞれの神に,人間生活の各部分を司る力を与えた。これが,すべての始まりではないでしょうか。
最古の暦は,アッシリアのアシューバニーパル王の時代,紀元前7世紀の中ごろに書かれたものです。いわゆるカルディア人のころです。また話はとんで,ストーンヘンジのオーブリー穴も有名です。メキシコのチェチェン・イッチャ市にある古代マヤの回転式天文台も有名です。コロンブス以前のマヤ文明がいかに高度な天文学的,占星学的な技術をもっていたかがわかります。貝の形に似た内部の螺旋階段は,いくつかの窓に通じています。その窓は,季節ごとに観察する惑星の位置に合うようにつけられている,と気取った掻き方(?)をするとまあこんなところさ,スー君!!
でもマー君,せっかくだから,そのギルガメシュなんとかってのをとくにノアの大洪水の話もしてよ(スー君より)
しょうがね〜なあ〜。これが最後だよ,スー君!!
「ギルガメシュ叙事詩」は古代オリエント最大の文学作品である。口承文学であり,古代メソポタミア世界に,これほどのヒューマニズムと芸術的感覚が見られるということは驚きである。この叙事詩は「すべてを見たる人」と呼ばれたが,本来はシュメール人に起源を発することが判明してきている。シュメール人というのは,ティグリス・ユーフラテス両大河の河口あたりに住んでいた古代民族で,多くの遺跡および発掘品によって相当高度な文化をもっていたことが知られているが,その人種的系譜は殆どわかっていないに等しい。ギルガメシュという名そのものが,シュメール語の名であって,その他残された作品にもこの名はしばしば見られる。
そののち,セム族であるアッシリア・バビロニア人が政治的に優位となり,シュメール文化の多くのものを取り入れた。物語全体にわたる主人公がギルガメシュで,ウルクの都城の王である。ギルガメシュは力強き英雄であるとともに暴君として都の住民たちに恐れられていた。ウルクの人々は天なる神々にこのことを訴えた。神々はこれを聞き入れ,大地の女神アルルに何とかせよ命令する。女神は粘土からエンキドウという名の猛者を造り上げ,これを都城から少し離れた野に置いた。
エンキドウは裸で,毛髪に覆われており,野獣のような生活をしていた。そこへギルガメシュからおくられた娼婦がやってきて彼の欲望を満たすとともに人間らしくしてしまう。エンキドウが人間らしい心に目覚めるとともに,仲間だった野獣は去り,エンキドウは娼婦から食事や着衣などの作法を教わる。ギルガメシュとエンキドウの友情は次第に芽生えていく。彼らがウルクに帰り着いてのち,愛と逸楽の女神イシュタルがギルガメシュの英姿に魅せられてしまい,多くの報酬を約束して誘惑しようと試みるが失敗した。激昂したイシュタルは天の神アヌに,天の牛をウルクに送ってギルガメシュとその都城を滅ぼすことを求める。アヌははじめは拒絶したが,イシュタルが冥界から死者を連れ出すとおどかすので,いやいやながら天の牛をウルクに送った。このため,何百という戦士が殺されたが,二人の英雄は力を合わせてこれに打ち勝つことができた。
フワワと天の牛を殺したために,エンキドウは神々により,近いうちに死なねばならぬと宣告をうける。12日間の病ののち,悲嘆にくれたギルガメシュに見守られつつ彼は最後の息を引き取った。彼は永遠の生命を求め始めた。これまでただひとり,古都シュルッパクの聖王ウトナピシュティムのみが,不死を得たということをギルガメシュは知っていた。彼はその住まいをたずねて旅にのぼる。ついにたずねあて,永遠の生命の秘密をたずねる。だが,ウトナピシュティムの答えは彼を落胆させるものであった。ここで昔あった大洪水のことが物語られる。エア神の言葉によってウトナピシュティムは四角の船を造り,危険から逃れることが出来た。永遠の生命については,それを送ってくれた神々の決めたことで,彼のあずかり知ることではないというのであった。
しかしながら,大洪水の記述はギリシャ神話に見られるのである。詳しくは,ヘシオドムの神統記を見てね。
以上は矢島文夫氏のギルガメシュ叙事詩(絵も)からの一部要約ですが,おやっとされたと思います。すでに長谷川三千子氏の「バベルの謎」で紹介したように,聖書の「ノアの方舟」にでてくる大洪水はまさしくギルガメシュを素材として出来上がったものであることは,疑問の挟みようがない。バベルの塔はジグラットでありこれは記事にした。この叙事詩が記された粘土板の一部,大洪水の物語が刻まれた部分は大英国博物館で見ることが出来る。またすべてを見たる人=エジプトの万物を見通す目に通じるものである。
<また矢島文夫氏によると,イシュタルの冥界下りというアッカド語の文があるが,半分はギルガメシュ叙事詩と重複する。女神イシュタルはシュメールのイナンナの系譜をひき,のちにフェニキアのアスタルテ,それからギリシャのアフロディーテー,ローマのウエヌスになる愛と美の女神であるが,がんらいは豊饒の女神であり,大地母神の血をひくものであった>イシュタル神話と日本神話の関連を考えるとイザナギのミコト神話でもあり,日本人シュメール説が俄然脚光を浴びてくるのである,こんなことさ(マー君解説)。
ご主人からのひとこと。
『プラトンの人口増加反対説を考えたり,ソクラテスが自分の人格の高潔性を汚す事を拒んだりした結果,結果としてそれを汚す道へと追い込まれたことを知るべきでしょう。また,プラトン・アリストテレス的本質主義の魔力によって社会が抑圧された現実も知るべきでしょう。智慧の木から食べた者には,天国は失われたのですから,調和のとれた自然状態への復帰などというものありえない。もしわれわれが引き返すならば,われわれは道のりを全部行かなければならない。われわれは野獣に帰らなければならない。
それはどんなにわれわれが真っ向から取り組むのが困難であっても,そうしなければならない問題である。われわれが子供時代へ帰ることを夢見るならば,他人に依存して幸福でありたいという誘惑に駆られるならば,われわれの十字架すなわち人間らしさと理性と責任の十字架を担うという課題にしりごみするならば,勇気を失い圧迫にたじろぐならば,そのときにはわれわれは目の前にある単純な決定を明瞭に理解して,自分を強くするように努めなければならない。
われわれは,野獣に帰ることはできる。だが,人間であり続けたいと望むならば,そのときには唯一の道,開かれた社会への道があるのみである。われわれは安全および自由の両者のためのよい計画を立てるために,持ち合わせの理性を用いて,未知と不確実と不安定の中進み続けなければならない』というカール・ポパー先生のような教師が今求められている。ジャンジャン!
マー君です。 ところでこの写真なんですがこの前の記事でスー君は麻薬探知犬なのでご主人の地震とも地雷のような「オナラ」の爆発音にスー君は気絶してしまった話は記事にありますが,ご主人は二人の大反対でヤオハンの大好きな「焼き芋」を買うのをやめて峠の茶屋のほし芋にしたらしいですよ。爆発音は殆どしなくなりました♪じゃんじゃん
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