横綱朝青龍の暴行問題で、師匠の高砂親方(元大関朝潮)は31日、東京・両国国技館内で朝青龍本人から約10分間、事情を聴いた。また、同親方は被害男性から示談の同意書を取り付けたことを明らかにし、早ければ1日の理事会で改めて事情を説明するという。
高砂親方は「殴ったとかそういう話はしていない。報道内容と違う感じも受けたが、朝青龍は泥酔していて覚えていない」と話し、実態解明には程遠い内容だった。「事実を知っているのは(暴行現場となった)車を運転していた朝青龍のマネジャー」といい、このマネジャーから詳しい事情を聴ければ理事会で説明したいという。
当初被害者と名乗り出ていた、もう1人のマネジャーの話がウソだったのは認めた。だが「私も朝青龍も(彼が被害者とは)ひと言も言っていない。彼の間違い」と強調。2人のマネジャーが警察当局から事情聴取されたことを明らかにしたが、「意図は分からない」という。
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