2006年06月06日

人体の不思議展

テーマ:事件・ニュース・メディア

注・人によっては気分がご不快になる表現があるかもしれません。



以前、東京国際フォーラムで行われた

「人体の不思議展」

なにやら背筋がヒヤリとする感覚を覚えた私は、

こんな批判的な感想文を書いていた。


感想その1 http://ameblo.jp/joyblog/entry-10000593086.html

   

      その2 http://ameblo.jp/joyblog/entry-10000919978.html

   

      その3 http://ameblo.jp/joyblog/entry-10000938781.html


文句は言いつつ図録だけ買って帰ったのだけど…。


人体の不思議展監修委員会
図録・人体の不思議


私はかつて医学の徒であったから、

いたずらに遺体=グロとする感情は極力廃して来たつもり。

それでも、あの展示会の剖出方法には首をかしげてしまう

ところが多かったのだ。



そして、本家ドイツ発祥の死体保存法「プラスティネーション」。


人体の水分を樹脂で置き換え、ホルマリンやアルコール漬けでは

得られなかった長寿と扱いの簡便性を標本に与える画期的な

方法なわけだが、


人体の不思議展では、一貫してプラストミック標本という

呼称が使われていた。


その違いは何なんだろうという疑問は、この本で解けた。


死体はみんな生きている

死体はみんな生きている

プラスティネーションは一体の標本を完成させるまでに10ヶ月は

要するのだという。


プラストミックはその簡易版であり、わずか一ヶ月で標本を作るの

だという。


私は理論的な機序を知らないし、作成過程に携わったわけでもない

けれど、 むくむくと疑問がわいてくるのを抑えがたかった。  


本来1年ほどかけるものを1ヶ月で作る、

それゆえに名称が違っていたのだなあと思うと同時に、

あの不思議展で標本がやたらと傷んでいたのは、

(さわれる標本以外もぼろぼろとしていた)

そのせいもあるのではないか?と想像を巡らしたものであった。


ネットをいろいろと見ていたところ、

やはりこの展示、議論を呼んでいたようだ。


速報

http://yoiko.blogtribe.org/entry-9e7765da6f96f2c6c2ccbfb97dcb18d8.html


考察とまとめ

http://d.hatena.ne.jp/hagex/20060601#p1


医学の目から

http://med-legend.com/mt/archives/2004/02/post_194.html



アカデミックな面をスポイルした、「怪しさ」を孕んだ展示になってしまった

責任は、いったいどこにあるのでしょうか…。

コメント

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1 ■人体解剖

といえばあのホルマリンの刺激臭がすぐ思い出されます。半年かけて一体を解剖するのですが、結構精神的にも肉体的にもきつい作業でした。
しかしこの「人体の不思議展」って主催者側の見識を疑ってしまいますね~見せ物小屋的なにおいがすごくします。今も行われているのでしょうか?

2 ■ん~

食べる物も同じですよね
本来熟成させてつくる、薫煙して作るものを香りつけだけして、それっぽく見せる、
なんて、適当なことするから、本来の物からかけ離れた物が出来上がる。
科学が発達するに従い出来上がってくるものはお粗末に・・・
皮肉ですね・・・

3 ■う~~~~ん

本質論をぶつと壁が多くて、
そんな私は台湾からタイへ逃げてきました。

嘘ですが。


4 ■うさんくさいですね

はじめまして!
正直、「女医」という言葉にひかれてこちらにきてしまったのですが、
これはあやしいですね。
私は見に行ったことはありません。
でも、こういう噂を聞けば聞くほど見に行きたくなってしまう、
困ってしまいます。

5 ■人体展

10年ほど前に国立の博物館で開催されていたものはプラスティネーションの展示でしたよ。
私は医学の徒ではありませんが、そのときの展示はすばらしかったです。
や、すばらしいという表現が相応しいかどうか迷ってしまいますが、
展示方法も規模も今回の「人体の不思議展」とは全く違うものでした。
そのときのものが再展示になったのかと期待して行ったら、これは、ねぇ・・・ って感じでした。
こっそり覗かせて頂いてましたが、コメントせずにはいられなくなってしまいまして
読みにくくってごめんなさい。。。

6 ■プラスティネーションは

凄いですが、凄すぎて生々しいですね・・・ああなった人の魂(というものがあれば)は何を思うのか?
とか考えてしまいますw

7 ■碧恵麻さん

解剖は私もいろいろきつい思い出があります…。
人体の不思議展は、プラスティネーション
を一度見たくて行ったのですが、見せ方に
納得のいかないところが多々ありました。
全国巡業していたようですが、今はどう
なのでしょう…??

8 ■asamiさん

ドイツ工場でノウハウを知った人が中国で
解剖標本製作をしているとの噂でした。
見に行ったあと、なんだか疑問でいっぱい
になり、気持ちが晴れない感じになって
しまったのでした…。

9 ■minnadeさん

はじめまして、読者登録していただき
ありがとうございました!
展示自体は、医学部生の目から見ると
「?」と思うところもあるのですが、
数年前はたいへん人気で開場はおお
にぎわいでありました…。

10 ■ムートンさん

コメントありがとうございます。
両方ご覧になったのですね!
私はプラスティネーション展を見に行き
たかったんですが、諸事情で行けず
残念なことでした。
プラスティネーションであればかなりの
長い年月もつはずですので、それらの
再展示をしてくれたらいいのに…と願って
おります。

11 ■とりぷるこんぼさん

プラスティネーションは質感こそは
プラスチックみたいですが、微妙に柔らか
でリアルですよね…!!

12 ■うーん……

観てないけど、やっぱり人間の尊厳を考えずに見世物扱いにしたのは見え見えだったんじゃないのかな?じゃないといい加減な扱いはできないもんねー。やだやだ。

13 ■あややんさん

Tくんも強引に私が一緒に連れてって
しまったんですが、彼は悲しそうにしてて
無理に来てもらったこと後悔しました(泣

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