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【大相撲】

示談成立したと武蔵川理事長 朝青龍関と知人男性

2010年1月30日 19時54分

 日本相撲協会の武蔵川理事長(元横綱三重ノ海)は30日、大相撲初場所中に泥酔して知人男性を暴行したとされる横綱朝青龍と、この男性との示談が成立したことを明らかにした。

 朝青龍関の師匠、高砂親方(元大関朝潮)から30日に報告を受けた。ただ示談書の存在は確認していないという。武蔵川理事長は「口頭で言ってきただけで、書類も何もない。高砂が来て『示談になりました』ということしか聞いていない」と説明。東京・両国国技館の同理事長を訪れた高砂親方は「示談が成立したという報告です」と話すにとどまった。

 示談が正式に成立すれば、被害届は提出されない。相撲協会は役員改選後に理事会が開かれる2月1日以降に処分を決める方針だが、朝青龍関への事情聴取はこの日も行わなかった。武蔵川理事長は「選挙が終わって(新しい)役員が決まってからじゃないと、何も言えない。わたしだって受かるかどうか分からないんだから」と説明した。

 対応が遅い相撲協会に対し、29日には横綱審議委員会の鶴田卓彦委員長が同理事長を訪問。処分決定後に臨時会合を開催する意向を示している。

(共同)
 

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