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【ドラニュース】


ドアラよ沖縄へ飛べ

2010年1月30日 紙面から

球団特命で北谷球場に派遣されるドアラ。ファンのために色んな場所に登場するはず!?

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 中日の人気マスコット・ドアラが北谷キャンプに球団から正式派遣されることが29日、分かった。これまで、オープン戦やイベントに主催者などのリクエストで参加したことはあったが、球団から要請を受けて出向くのは、今回が初めてだ。ファンと触れ合うのが目的で、観客動員増加に向けたファンサービス。2月6、7、20、21日の週末に上陸する予定で、ドアラ自身も大乗り気だ。

 選手会も本気なら、球団も本気だ。森野選手会長を含めたほとんどの選手が掲げるファンサービスの向上。その思いに、球団側も即座に応えた。それは、人気マスコット・ドアラの春季キャンプ派遣だ。

 「選手会が積極的に取り組もうとしてくれているんだから、こっちも応えないと。ドアラを沖縄に行かせるのも、ファンにキャンプを楽しんでもらおうという思いです」

 発案者の西脇球団代表が説明する。ドアラはこれまでもキャンプ地にはオープン戦やイベントで出向いているが、いずれも広告主や会場側から招かれたもの。今回はそれとは違う。球団が交通費や宿泊費を出す。ファンサービスにかける本気度がうかがえる。

 もちろん、ドアラ自身も大乗り気だ。「オファーがあったのは1月に入ってから。言われたときはうれしかった。2月の週末も予定空けていたしね。去年もキャンプインの時はナゴヤにいて、豆まきのイベント。ニュースでキャンプの様子を見ていて、ここにいていいのかなって、ずっと思ってた」

 上陸するのは2月6、7日とオープン戦がある20日と21日の土日。神出鬼没の行動でファンと触れ合い、即席のサイン会、撮影会で盛り上げることになりそうだ。自らがキャンプの目玉になれば、選手への負担が軽減されるかもしれない。というのも、人出が多い週末は練習中にサインを求められ、選手は支障をきたすこともあった。そんな選手に代わってドアラ。つまりホスト役だ

 西脇球団代表が「ファンにはキャンプに来て楽しかった、また応援したい、と思われたい。これが少しでも観客動員につながれば…」と言えば、ドアラも「選手には野球に集中してもらいたい。その分、ボクが全力でファンサービスするよ」。球団はドアラ派遣以外にも、選手とのトラブルを防ぐスタッフの増員を検討、選手会には野球カードにサインしてプレゼントするプランもあるという。

 昨年、セ・リーグで唯一の観客減に終わった中日関係者の願いは、ナゴヤドームを満員にすること。ドアラの力は必要で、本人にもその自覚はありそう? 「荒木さんからも“来たら?”とずっと言われていた。できれば沖縄のテレビに出て、ドラゴンズの名前を広めたい。空いてる時間に体を動かして、シーズンにも備える」。沖縄の地から、本気のファンサービス作戦がスタートだ。

 

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