岡山放送局

2010年1月30日 19時8分更新

外国人が投扇興を体験


扇を的に向けて投げる日本の伝統の遊び、「投扇興」を外国人に楽しんでもらおうという体験会が岡山市で行われました。

体験会は岡山市が外国人に様々な日本文化について知ってもらおうと開いたもので、岡山市北区の会場には中国とロシアからの留学生など15人が集まりました。

江戸時代から伝わる投扇興は、正月などのめでたいときに行われる伝統の遊びで「枕」と呼ばれる箱に乗せられた「蝶」という的に向けて交互に扇を投げ、扇や的の落ち方によって決められた点数を競います。

体験会では、投扇興の愛好家からルールや扇の上手な投げ方について説明を受けると参加した人たちはさっそく愛好家のアドバイスを受けながら練習を始めました。
続いて参加者どうしでトーナメント方式で実際に対戦し、扇が的にあたっては会場からは歓声があがっていました。

参加したロシア人の留学生の男性は、「初めてやった遊びで難しかったけれど、コツをつかんで高い得点の技を出せて楽しかったです」と話していました。