ミニレッキス★レッキーとの日々★
レッキー王子の日々あれこれ。
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うーちゃんが虹の橋へ渡った日
2009.01.02 (Fri)
今年は帰省せず、現在の赴任地である(我家は転勤族です)関東で過ごすことになりました。
元旦の夕刻に、10歳と半年の高齢のミニウサギ、うーちゃんが、ちょっとよろよろっとなりました。
その時は元気にご飯を食べていたので、気にも留めなかったのですが。。。
うーちゃんは去年夏ごろから急に老け込みました。清潔好きなのに、どこでもオシッコしちゃうし、
ご飯は入れただけすぐ完食、そして催促。ツヤツヤだった毛並みも、ボサボサ。
それでも相方は毎日仕事が終って帰ると、どんなに遅くなっても、うーちゃんと遊び、抱っこしてて
オシッコを垂れ流されても「爺さんやけん、仕方なか」って言って可愛がっていました。
そして、1月2日。その日は、陽射しの暖かい冬の日でした。
お昼ごはんを食べている途中に、急にまたうーちゃんがよろめき、そのまま起き上がれなくなりました。手で支えてやってもダメでした。そして、今までに出したことのない鳴き声を出しました。
「ぴー!ぴー!ぴー!ぴー!」って。
遊んで欲しい時、興奮した時は「フガフガ、ブーブー」と鼻を鳴らすことはあっても、喉から鳴き声を
出すことなんて今まで一度も聞いたことがありませんでした。
急いでタオルを持ってきて、くるんで抱き上げました。
すごく軽くなっていました。
そのまま、相方の腕の中で、だんだん、だんだんと呼吸が弱くなり30分も経たないうちに
呼吸が止まりました。安らかに、苦しまずに、虹の橋へ渡って行きました。
あまりに突然のことで、現実味が無くて。
子供が居ない私たち夫婦。結婚した頃、相方は土日も仕事、帰りも遅く、さみしいさみしいと言っていた私に、ペットショップで買ってくれたのがうーちゃんでした。
以来、福岡〜関西〜関東と転勤にも付いてきてくれました。
居てあたりまえの毎日だったんです。
大人しくて、でも甘えん坊で、優しい子でした。
亡骸はすぐに硬直しはじめました。ああ、死んでしまったんだなってその時に実感しました。
でも、思っていたより何故か冷静に行動ができました。
年齢的にも、老いて行く風貌からも、
もうお別れは近いのかも、、、と何となく私なりに覚悟はできていたんだと思います。
役所は正月でお休みなので民間のペット葬儀社に電話すると
スケジュールの都合で、2時間後になら立ち寄れるとのこと。
お別れを惜しむ時間もそれほどなく、急いで菊の花を買ってきて
お花と大好きなご飯とにんじんを抱っこさせて、小さな箱に収めました。
安らかな顔でした。うちにやってきたあの日と同じ無邪気な顔でした。
なんだか良く解らないまま、葬儀社の方がお迎えにきてうーちゃんを預けました。
ただただ、淡々と時間が流れて行きました。
号泣というよりは、シトシトと涙だけが感情に関係なく落ちていく感じでした。
他の子達と合同葬をお願いしました。お墓は世田谷に埋葬されるそうです。
うーちゃんが虹の橋へ渡った日の後から、私たち夫婦は、心に穴が空いてしまいました。
ウサギのキャラクター、ラビットファーのマフラー、そんなものを見るだけでも
涙が溢れて溢れてどうしようもない毎日が続くことになりました。