2009-12-22
ややこしい人物と話 パート4
さて、前回引用させて頂いた「きんもくせい」さんのブログ(http://osmanthus.at.webry.info/)
に私のことも掲載して頂いていたのを発見し笑えた。。。
私ときんもくせいさんは見ず知らずだが、きんもくせいさんのブログは参考になる。とゆうより面白くてファンになりそうなくらい大笑いした。
胡散臭い以上のやばい人物についてしまりすさんとゆう人からコメントを頂いたので、併せて「ややこしい人物と話」を追々取り上げていこう。
"しまりす"さんから。。。以前に書いた「ショパン協会…の○○氏」についての情報を戴きました。
具体的に○○氏の実名から住所から書いてあったものでこれから書く内容はかなり信憑性が高いと思われます。
まずは皆さん東久邇宮文化褒賞って知ってますか?勲章の方じゃないですよ。
毎年11月3日に文化や芸術、発明に携わった方々が受ける褒章なんですよね。
"しまりす"さんのコメント通り調べてみると。。。あらあら。。。こんなところに。。。
YOUTUBEで"2009東久邇宮文化褒賞授賞式"でググると。。。
(参照:http://www.youtube.com/watch?v=t2oPAx43Ue4)
なんと○○氏が受賞してますよ。その前後の人たちは「パート3」で書いた怪しい宗教団体御一行。
しかもこれは推薦枠とかがあり、それを持ってる宗教団体から○○氏はその推薦枠を買ったとか。
ちゃんと文化や芸術の貢献に勤しみ、結果受賞されているという素晴らしい人達に混ざって。。。
カルトもありなのか?
しかも売買?
つい大笑いしてしまった。
「きんもくせい」さんの記事(胡散臭いのはばれたみたいだ(2))に、ユネスコIMC国際音楽評議会やこの人物についての正しい解説が掲載されていたので引用させてもらおう。
以下きんもくせいさんの記事↓
http://osmanthus.at.webry.info/200912/article_15.html
問題の人物は、ここに引用した元首相夫人のブログ記事にあるように、おおむね次の2つの肩書き、またはそれらを多少修正したものを使用している。
(1) 国連ユネスコ音楽評議会の加盟国際機関である United Musicians International の代表
まず、(1) から調べていこう。
「国連ユネスコ音楽評議会」というのは、International Music Council (IMC)のことだろう。
「国連ユネスコ音楽評議会」なんて書くと、あたかもユネスコの一部門のように読みがちだが、違う。
上記のサイトには、
"It is based at UNESCO's headquarters in Paris and functions as an independent international NGO maintaining a formal associate relationship with UNESCO."
とある。
こういうユネスコとの関係についての誤解を防ぐためだろうと思うが、ほんの2年ほど前までは
www.unesco.org/imc/
という URL を使っていたところ、現在は、上のリンク先からもわかるように
www.imc-cim.org
を使っている。
誤解を防ぐだけでなく、悪用を防ぐもあるんじゃないだろうか。
この評議会は、ユネスコ発足後すぐに、1949年に立ち上げられたものだ。
2年に一度、西暦での奇数年のだいたい秋に開催される総会(毎回開催国は変わる)が最終的な意思決定の場だ。
もちろん、それだけじゃ困るから、理事会 (Executive Board) が設けられており、こういう組織の常として、通常の事項はその理事会で仮決定され、総会はそれを承認するということになっているだろう。
会員資格は、2007年の総会で規約変更がされ、現在では、音楽関係の団体を原則とする。
個人については、2007年までは準会員として個人も認めていたようだが、現在は、顕著な業績があったとして推挙された名誉会員を除けば、個人会員は認めていない。
(名誉会員以外の) IMC 会員資格としては、次の4つのカテゴリーがある。
(a) National Music Councils (各国の IMC 国内委員会)
(b) International Music Organisations (国際的音楽団体…二以上の地域で活動するもの)
(c) Regional Music Organisations (地域音楽団体…だいたい一地域で活動するもの)
(d) National and Specialised organisations ((b),(c) 以外の団体で、音楽に限らず、文化団体でもかまわない)
ここで、地域とは、
アフリカ、アラブ、アジア、ヨーロッパ、オセアニア、アメリカ両大陸
をそれぞれ一の地域とする。
(b)から(d)は民間団体だが、(a)は、単純な民間団体ではダメで、政府から一種の承認を得たものでなければならず、したがって、もちろんのことながら、一国にひとつだ。
このため、国によっては、"National Music Council" のように名乗りながら、(d)のカテゴリーで IMC の会員となってるものもある。(例えば、"National Music Council of Ghana" とか "Iran National Music Committee" なんてのも (d)カテゴリーにある。)
世界中の音楽団体は、これらの IMC 会員団体を通して、その意思を IMC 総会の場に反映させるということになってるわけだ。
だから、これら IMC 会員団体は、個人会員を持つことが禁止されてるわけではないが、だいたいは音楽団体を会員とする組織となってるようだ。
さて、ここで日本だが、ユネスコ加盟後すぐに国内委員会を立ち上げ、それが (a)カテゴリーで IMC会員となっていた。
2001年には、総会がはじめて日本で開催された(東京)。
そして、それは最後の日本開催総会となった。
というのは、総会開催の2001年頃にはすでに「IMC国内委員会が必要なんだろうか?」という議論がでてきていて、上述のように国内委員会は国内の各種音楽団体を会員としてその会費で運営されてるので、「別にIMC国内委員会なんて必要ない。」という音楽団体の脱退があれば財政的に厳しくなっていくのは明らかで、結局、日本国内委員会は、IMCを脱退のうえ解散ということになってしまったからだ。
最終的に、2007年の総会で脱退が承認され、その後ただちに解散したようだ。
この結果、日本に本拠を持つ(b)から(d)のカテゴリーの団体もなかったので、日本は、IMC とのパイプがなくなってしまった。
問題の人物は、ここに目をつけたんだろう。
最初に書いた "United Musicians International" という音楽団体をでっちあげて、(b)カテゴリーで IMC に入会申請したわけだ。
こういう場合、理事会は、最終決定権限はないんだから、仮入会という形で入会申請を受理せざるを得ない。
そして、会員資格を満たしているかの調査をして、その調査結果のレポートを添えて、次回の総会に正式入会を認めるか否かを諮るという段取りになる。
架空の団体であったって、総会直後に入会申請すれば、2年弱は、「仮」とはいえ、会員になれるわけだ。
思うに、問題の人物は、日本に IMC会員団体がなくなったんだから、言葉の通じぬ日本での調査なんてできないだろうと高を括っていたんじゃないだろうか。
また、理事会の調査なんて、実質的には何もやってないだろうとも(そういうこと、つまり調査すると言いながら、実際は何もしてないというのは多い)。
ところが、どうやら、IMC理事会の調査というのは、そんなものではないようだ。
甘く見すぎていたんじゃないだろうか。
上述の "National Music Council of Ghana" なんてのは、ほぼ確実に (a)カテゴリーで入会申請したはずだ。
だけど、おそらくは政府との関係で、(a)カテゴリーの条件を満たしてないと判断され、(d)カテゴリーになったんだろう。
(a)カテゴリーだけではない。
2005年総会から2007年総会の間には、当時のWEBサイトのアーカイブを見てみると、(b)カテゴリー(国際的音楽団体)として、たぶん3つの団体が入会申請してる。
だけど、そのまま入会が認められたのは1つだけで、残りの2つは (d)カテゴリーとして入会が認められている。
(b)から(d)の区分を判定するとなると、実際の活動状況までを細かく調査しなきゃわかるわけない。
つまり、きちんと調査をしてるってわけだ。
そうなると、"United Musicians International" なんていうでっちあげ団体の運命は決まったも同然だろう。
2009年の総会は、10月にチュニジアで開催された。
そのころまでは、IMC のWEBサイトでは、(b)カテゴリーに、"United Musicians International" という団体がでてた。
ところが、現在は、↓のようになっていて、また、(d)カテゴリーにもそんな団体はなく、見事に入会拒否されたってわけだ。
- 21 http://www.google.co.jp/search?hl=ja&rlz=1T4ADBR_ja___JP236&q=世界遺産音楽祭 東&start=30&sa=N
- 5 http://osmanthus.at.webry.info/200912/article_13.html
- 3 http://www.google.co.jp/search?hl=ja&lr=&rlz=1T4ADBR_ja___JP236&q=IFCS+chopin&start=10&sa=N
- 3 http://www.google.co.jp/search?hl=ja&rlz=1T4SKPB_jaJP338JP338&q=東久邇宮文化褒賞+胡散臭い&lr=&aq=f&oq=
- 3 http://www.google.co.jp/search?sourceid=navclient&aq=28h&oq=&hl=ja&ie=UTF-8&rlz=1T4ADBR_ja___JP236&q=ショパン協会国際連盟+理事
- 2 http://d.hatena.ne.jp/keyword/音楽
- 1 http://74.125.153.132/search?q=cache:SVjSjukzJiAJ:d.hatena.ne.jp/hanabusa12/20091222/1261500956+東貴良&cd=155&hl=ja&ct=clnk&gl=jp
- 1 http://search.yahoo.co.jp/search?p=ショパン協会国際連盟理事&ei=UTF-8&pstart=1&fr=top_ga1_sa&b=21
- 1 http://www.google.co.jp/m?ie=Shift_JIS&q=スーダン アンジェリーナ・ジョリー
- 1 http://www.google.co.jp/search?hl=ja&lr=&rlz=1R2GGLL_ja&q=東貴良&start=130&sa=N&filter=0
その人しってるー。儲かるから一億円を投資してほしいとか、お金の事ばっかりヨタ話ばっかりしてたから、詐欺師じゃないの?って思ってました。その人物って、ほんとにウィーンのショパン協会の人なのですか?