望 〜都の空から
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【社会】大成建設最高顧問を聴取 陸山会事件で東京地検2010年1月30日 18時33分 小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」をめぐる政治資金規正法違反事件で、東京地検特捜部が、大手ゼネコン「大成建設」(東京都新宿区)の相談役最高顧問(73)と「鹿島」(同港区)の会長(75)から、任意で事情を聴いていたことが、関係者への取材で分かった。 2人はいずれも社団法人「日本土木工業協会」(土工協)の会長経験者。大成建設の最高顧問は2006年に土工協が談合決別宣言した当時、会長を務めていた。 特捜部は、談合決別宣言するまで東北地方の公共工事で行われた受注調整の実態や、小沢氏の事務所とのかかわり、決別宣言後の状況などについて、説明を求めたとみられる。 鹿島は04年10月、岩手県奥州市の胆沢(いさわ)ダム関連工事を別の大手ゼネコンとの共同企業体(JV)で受注。大成建設は05年3月に別の同ダム関連工事をJVで受注。両JVの受注総額は計約366億円。 特捜部は年明け以降、鹿島や中堅ゼネコン2社を捜索。ゼネコン関係者から事情聴取を続け、小沢氏側への資金提供の有無を調べている。 大成建設の最高顧問は01年4月から07年3月まで同社社長で、05年4月から昨年4月まで土工協会長。鹿島会長は1996年6月から05年6月まで同社社長。98年4月から05年4月まで土工協会長を務めた。 (中日新聞、東京新聞)
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