現役続行を表明した内藤大助(右)と宮田会長=東京・葛飾区のタカラトミー本社
ボクシングの前WBC世界フライ級王者・内藤大助(35)=宮田=が29日、東京・葛飾区のタカラトミー本社で会見を行い、現役続行を表明した。前日28日に進退を決めたという内藤は「まだ亀田選手とやれる可能性があるのでやりたい。モチベーションはそこだけ」と昨年11月に敗れた興毅との再戦を熱望した。
宮田ジムが興毅の2試合分の興行権を保持しているため、内藤-興毅戦が実現する可能性はある。ただ興毅は3月末にもWBCフライ級暫定王者ポンサクレック(タイ)との初防衛戦を兼ねた王座統一戦を控えており、再戦は興毅のV2戦として開催され、早くても今夏以降となる。
「前回は亀田選手のほうが力が上だった。だけど自分の努力、作戦しだいで勝つことは可能だと思っている。勝てると思うからやると決めた。次負けたら引退します」と決意を語った内藤は、さっそくこの日からジムワークを再開。興毅の動向をうかがいながら今後の予定を決めていく方針で、ノンタイトル戦をはさまずにいきなり再戦の可能性もある。
(2010年1月30日)