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2010年1月29日(金) 19:15 |
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高松城跡、石垣の復元進む
高松市の高松城跡で、400年前の石垣を解体復元する工事が進められています。 一旦はずした石垣を、できるかぎり当時の形に復元して積み直す作業で、専門家が作業現場を調査に訪れました。
高松城跡では石垣が崩れる恐れがあるとして、3年前から一旦解体し、積み直す作業が進められています。 これまで城の完成は1590年頃で、石垣は築城10年後に積み直したとみられていました。 しかし今回の調査で、積み直しの痕跡はなく城の完成も10年以上遅かった可能性が大きくなりました。 石垣が作られた時期の研究が続く一方、去年8月から進められている積み直しの様子を、専門家で作る石垣検討委員会が視察しました。 石垣の修復に初めて取り入れられた吸出し防止層。 直径20センチ程で、隙間の大きい栗石と盛り土との間に小さい石の層を入れることで、盛り土が堀の水で流れ出すのを防ぎます。 400年前の石垣が最新の技術によって蘇るのは、2年後の予定です。
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