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2010年1月29日(金) 19:15 |
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岡山の景気、依然厳しい状況
日本銀行岡山支店は、今月の岡山県内の景気について、下げ止まった後横ばいで推移しているとまとめました。 しかし、29日発表された有効求人倍率は一向に上向きにならないなど、実態経済は依然厳しい状況です。
日銀岡山支店は今朝の会見で岡山県内の景気を横ばいと表現しました。 判断の要因となったのは製造業の景気です。 主な業種ごとの動きを天気予報のマークで書き出してみると、造船や石油・化学などで「晴れ」が続いていますが、「雲」が出始めた業種も見られます。 こうしたバラつきが横ばいと分析したと話します。 しかしデータを細かく見ると、晴れの要素が意外と少ないことが分かります。 百貨店の売り上げは前の年に比べ7.7%ダウン、29日発表になった12月の有効求人倍率も、前の月と変わらず0.58倍と低迷を続けています。 薄型テレビがボーナス商戦で好調だった家電販売でも、前の年に比べ2%しか伸びていいないなど、一般家庭の景気は依然として良くなっていないと言えそうです。 一方、香川県の雇用情勢も厳しい状況です。 去年の12月の有効求人倍率は0.59倍で、過去最低だった去年8月と同じ水準でした。
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