藤子不二雄や、好きな漫画・アニメの話がメイン(ネタバレもあるので要注意)
はなバルーンblog
田の中勇氏、死去
田の中勇氏が亡くなられた。年明け早々、非常にショックなニュースだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100115-00000598-san-ent
アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』第5作が物語途中で突然終了してしまったのが、昨年の3月。いずれシリーズが再開して続きが観られればいいなと思っていたが、もしそうなったとしても田の中さんの目玉親父の声を聴く事は出来なくなってしまった。第5作の最終話本編が目玉親父による妖怪四十七士「決定じゃ!」で終わっていただけに、もう新たな『鬼太郎』であの声を再び聴けないと思うと、本当に寂しい。
思い返せば、田の中さん演ずる目玉親父との出会いは、『ゲゲゲの鬼太郎』第2作の再放送だった。
その後、何年かして新番組として『ゲゲゲの鬼太郎』第3作が始まった。目玉親父は田の中さんのまま。当時は「目玉親父はこの声で当たり前だ」と思って観ており、キャストがほぼ総入れ替えとなった中で一人だけ変わらなかったのがどれほどすごい事か、わかっていなかった。
そして、大学生の時に『鬼太郎』第4作が放映された。この頃になると「目玉親父=田の中勇」が完全に頭に刷り込まれており、「鬼太郎の声は誰になるのだろう?」とは思ったが、目玉親父が他の人になるのではとは全く思いもしなかったし、実際に田の中さんが引き続き演じていた。
更には、もうさすがにご高齢だからもしや交替かと思った第5作でさえ、相変わらずの健在ぶりで声を聴かせて下さったし、同時期には『墓場鬼太郎』でも目玉親父役で出演されていた。並行して2つの番組で同じ役を演じるなど、空前絶後だろう。『鬼太郎』というビッグタイトルに加えて、完全に定着した田の中さんの声があってのこそ可能だった事だと思う。
私は『鬼太郎』が大好きなので、田の中さんの声と言うと目玉親父が第一に頭に浮かぶが、あの特徴的な声はどんなアニメでも聴いたらすぐに分かる。何十年にも渡って現役で活動されていたので、本当に様々な作品でその演技を楽しませていただいた。
たとえば、『ハクション大魔王』のカンちゃんのパパは目玉親父と対照的に「情けない父親」として印象的だったし、『鬼太郎』からの水木作品つながりで『悪魔くん』のヨナルデパズトーリも忘れちゃいけない。『鬼太郎』第5作では目玉親父とヨナルデの二役までこなす活躍ぶりだったから、まだまだお元気で新たな声を聴かせて下さるものだとばかり思っていた。
本当に、長い間ありがとうございました。心より、ご冥福をお祈りします。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100115-00000598-san-ent
アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』第5作が物語途中で突然終了してしまったのが、昨年の3月。いずれシリーズが再開して続きが観られればいいなと思っていたが、もしそうなったとしても田の中さんの目玉親父の声を聴く事は出来なくなってしまった。第5作の最終話本編が目玉親父による妖怪四十七士「決定じゃ!」で終わっていただけに、もう新たな『鬼太郎』であの声を再び聴けないと思うと、本当に寂しい。
思い返せば、田の中さん演ずる目玉親父との出会いは、『ゲゲゲの鬼太郎』第2作の再放送だった。
その後、何年かして新番組として『ゲゲゲの鬼太郎』第3作が始まった。目玉親父は田の中さんのまま。当時は「目玉親父はこの声で当たり前だ」と思って観ており、キャストがほぼ総入れ替えとなった中で一人だけ変わらなかったのがどれほどすごい事か、わかっていなかった。
そして、大学生の時に『鬼太郎』第4作が放映された。この頃になると「目玉親父=田の中勇」が完全に頭に刷り込まれており、「鬼太郎の声は誰になるのだろう?」とは思ったが、目玉親父が他の人になるのではとは全く思いもしなかったし、実際に田の中さんが引き続き演じていた。
更には、もうさすがにご高齢だからもしや交替かと思った第5作でさえ、相変わらずの健在ぶりで声を聴かせて下さったし、同時期には『墓場鬼太郎』でも目玉親父役で出演されていた。並行して2つの番組で同じ役を演じるなど、空前絶後だろう。『鬼太郎』というビッグタイトルに加えて、完全に定着した田の中さんの声があってのこそ可能だった事だと思う。
私は『鬼太郎』が大好きなので、田の中さんの声と言うと目玉親父が第一に頭に浮かぶが、あの特徴的な声はどんなアニメでも聴いたらすぐに分かる。何十年にも渡って現役で活動されていたので、本当に様々な作品でその演技を楽しませていただいた。
たとえば、『ハクション大魔王』のカンちゃんのパパは目玉親父と対照的に「情けない父親」として印象的だったし、『鬼太郎』からの水木作品つながりで『悪魔くん』のヨナルデパズトーリも忘れちゃいけない。『鬼太郎』第5作では目玉親父とヨナルデの二役までこなす活躍ぶりだったから、まだまだお元気で新たな声を聴かせて下さるものだとばかり思っていた。
本当に、長い間ありがとうございました。心より、ご冥福をお祈りします。
2010年冬の東海地区アニメ新番組予告事情
いよいよ、CBCでは今夜から『ひだまりスケッチ×☆☆☆』が始まる。
先週の『けんぷファー』最終回ではTBSと同じ予告にCBCでの放映日時をテロップで被せて告知していたが、ここに重大な罠がある。

このように「ごらんのチャンネル1月14日(木)深夜2時30分からお送りします」と出ているが、実際には今夜は5分押しで2時35分からの放映なので、手動で録画予約する人(自分を含む)は要注意だ。これは先週の時点でわかっていたはずなのに、こんな間違いをするとはCBCも迂闊な局だ。
それにしても、1年前まではCBCで深夜アニメの新番組予告を流す時は、TBSの日時を隠す形でCBCの放映日時を被せていたが、昨年4月期開始の番組からは上の画像のようなテロップだけになった。面倒くさくなったのか、それとも担当者が変わったのか。いずれにせよ日時の隠し方にCBCの苦心が見て取れただけに、単にテロップですませるようになったのは、ちょっと残念だ。
とは言え、CBCはテロップだけでも自局の放映日時を出すだけ、まだやる気があるのかも知れない。
テレビ愛知は、せっかく放映日時の入っていない予告素材があるのに、最近は開始日時を入れないままで流す事が多く、全くやる気が感じられない。たとえば、こんな感じだ。

おそらく、他の局では画面下部に「○月○日○時○分よりスタート」と言った感じで放映開始日時の告知が入ったのだろう。テレビ愛知も、昔はそうやっていたはずだが、いつの間にか日時無しの素材を垂れ流すようになってしまった。枠は変わらないから入れなくても分かるだろう、と言う事なのだろうか。
ただ、局出しのテロップではなく、放送素材の段階ですでにテレビ愛知用の日時が入っている場合もまれにある。今期では『バカとテストと召還獣』が、それにあたる。

この番組は、地上波ではテレビ東京・テレビ愛知・テレビ大阪の3局でしか放映しないから、3局それぞれの日時を入れた予告を製作側で用意したのだろう。さらにレアなケースとしては、予告ナレーションでテレビ愛知の開始日時が読み上げられる事も過去にはあったが、今期開始の作品ではそのような例はなかった。
ともかく、新番組予告の扱いは、現時点ではCBC>テレビ愛知だと思う。それ以外の局に関しては、最近は深夜アニメの新番組予告を流す事自体がほぼないので、何とも言えない。この2局以外で、深夜で固定した枠と言えるのは東海テレビのノイタミナ枠くらいか。これは5年以上も同じ枠で続いているが、新番組予告が流れたのは最初の1年くらいで、しかも一枚絵のみだった。これでは面白味がない。
繰り返すが、今夜のCBC『ひだまりスケッチ×☆☆☆』は2時35分からなので、お間違えの無きようご注意を。そして、来週からは2時に開始が繰り上がるので、更に要注意だ。
先週の『けんぷファー』最終回ではTBSと同じ予告にCBCでの放映日時をテロップで被せて告知していたが、ここに重大な罠がある。
このように「ごらんのチャンネル1月14日(木)深夜2時30分からお送りします」と出ているが、実際には今夜は5分押しで2時35分からの放映なので、手動で録画予約する人(自分を含む)は要注意だ。これは先週の時点でわかっていたはずなのに、こんな間違いをするとはCBCも迂闊な局だ。
それにしても、1年前まではCBCで深夜アニメの新番組予告を流す時は、TBSの日時を隠す形でCBCの放映日時を被せていたが、昨年4月期開始の番組からは上の画像のようなテロップだけになった。面倒くさくなったのか、それとも担当者が変わったのか。いずれにせよ日時の隠し方にCBCの苦心が見て取れただけに、単にテロップですませるようになったのは、ちょっと残念だ。
とは言え、CBCはテロップだけでも自局の放映日時を出すだけ、まだやる気があるのかも知れない。
テレビ愛知は、せっかく放映日時の入っていない予告素材があるのに、最近は開始日時を入れないままで流す事が多く、全くやる気が感じられない。たとえば、こんな感じだ。
おそらく、他の局では画面下部に「○月○日○時○分よりスタート」と言った感じで放映開始日時の告知が入ったのだろう。テレビ愛知も、昔はそうやっていたはずだが、いつの間にか日時無しの素材を垂れ流すようになってしまった。枠は変わらないから入れなくても分かるだろう、と言う事なのだろうか。
ただ、局出しのテロップではなく、放送素材の段階ですでにテレビ愛知用の日時が入っている場合もまれにある。今期では『バカとテストと召還獣』が、それにあたる。
この番組は、地上波ではテレビ東京・テレビ愛知・テレビ大阪の3局でしか放映しないから、3局それぞれの日時を入れた予告を製作側で用意したのだろう。さらにレアなケースとしては、予告ナレーションでテレビ愛知の開始日時が読み上げられる事も過去にはあったが、今期開始の作品ではそのような例はなかった。
ともかく、新番組予告の扱いは、現時点ではCBC>テレビ愛知だと思う。それ以外の局に関しては、最近は深夜アニメの新番組予告を流す事自体がほぼないので、何とも言えない。この2局以外で、深夜で固定した枠と言えるのは東海テレビのノイタミナ枠くらいか。これは5年以上も同じ枠で続いているが、新番組予告が流れたのは最初の1年くらいで、しかも一枚絵のみだった。これでは面白味がない。
繰り返すが、今夜のCBC『ひだまりスケッチ×☆☆☆』は2時35分からなので、お間違えの無きようご注意を。そして、来週からは2時に開始が繰り上がるので、更に要注意だ。
2010年 謹賀新年
あけまして、おめでとうございます。本年も、よろしくお願いします。
と言うわけで、年が変わってから最初の更新。我ながら、1月8日にもなって「あけまして」は遅いだろうと思う。年末年始、東京に行かず家にいて何をやっていたかというと、基本的にはゴロゴロしておりました。
なにしろ、12月25日に『藤子・F・不二雄大全集』の新刊が出て、同じ日に『漫画少年版 ジャングル大帝』も届いたものだから、読む本には事欠かない。講談社全集版の『ジャングル大帝』を初出版と比べながら読んでみたが、特に前半部分は別物と言っていいくらいに絵が違う。後半はある程度初出の原稿に沿っているものだから、全集版『ジャングル大帝』は1巻より3巻の方が絵が古い。あらためて読み返すと何とも奇妙だ。
『漫画少年版 ジャングル大帝』の藤子ファン的なポイントは、付属の冊子にA先生のコメントが載っている事と、『まんが道』でも紹介されていた初出版の連載第1回がそのまま読める事だろうか。本編冒頭の「ウオッ パンジャ!!」のコマは『まんが道』でも登場していたので、眺めていると妙に嬉しい気分になってくる。
『ジャングル大帝』からの連鎖反応で、『まんが道』も久しぶりに「青雲編」の最後まで再読した。『まんが道』の単行本はFFランド版で持っているので、ちょっと読みふけると自分の回りが『まんが道』だらけだ。全23巻は多すぎる。中公愛蔵版だと全4巻ですっきりしていいのだろうけど、今更あんな分厚い本を買っても置く場所がない。
『まんが道』には初期の藤子作品が多く登場する。その中で10ページに満たないような短編は作品が丸々載っているからいいが、「バラとゆびわ」や「三人きょうだいとにんげん砲弾」のような別冊付録作品は断片的な再録なのが残念だ。どうしても、全体を通して読みたくなってしまう。また、連載作品では『四万年漂流』は最終回のラスト1ページだけが明らかに描き変えられていて、元がどんな終わり方だったのかが気になる。はたして、これらの初期作品は『藤子・F・不二雄大全集』で刊行されるのだろうか。まずは2期で、ある程度古い作品が入る事を期待しているのだが。
年末年始、漫画は他にも手塚作品をいくつか再読したので結構な数を読んだ気がするが、アニメは放映休止が多かったので普段ほどには観なかった。
東海地区は、昨年最後の深夜アニメは12月30日(実際には日付が変わって31日)のテレビ愛知『ささめきこと』最終回だった。毎年の事ながら、他の局が特番編成を組んでいる中で、年が終わるギリギリまでアニメを放送するテレビ愛知のマイペースっぷりは素晴らしい。2週も特番(と言っても、ドラマの集中再放送)でアニメを休むCBCは見習って欲しい。おかげで、他地区では昨年内に終わった『けんぷファー』の最終回が、CBCではやっと今晩の放送だ。まあ、『けんぷファー』の最終回自体は番外編だし、本編がアレだったのでもうどうでもいいのだが、それより後番組『ひだまりスケッチ×☆☆☆』の予告が流れるかどうかが気になる。
と、アニメについて書いていて、最近は古い作品にあまり触れていない事に気が付いた。
昨年は、1月に『ワンサくん』を観始めて以来、『ミクロイドS』『鉄腕アトム [第2作]』と継続的に手塚アニメを観てきた。その流れで年末からは、DVD-BOXで20年ぶりに『悟空の大冒険』を観返しており、現在第18話まで観終わった。初めて観たのは小学生の時だったので当時はドタバタギャグを単純に笑っていたが、大人になってあらためて観てみるといい意味でものすごくデタラメな作品だ。中でも「宝の地図はペケペケ」「ニセ札で世界はまわる」「おかしな?おかしな?」などのテンポのいいネタの繰り返しやブラックなギャグは特に強烈で、トリップしそうになる。「ニセ札で世界はまわる」はお蔵入りで未放映になってしまったのだから、本放送当時でも「なんだこれは」と言った扱いだったのだろうか。
手塚アニメ以外に昨年観た旧作アニメとなると、東映チャンネルの『超人戦隊バラタック』と、DVD-BOXで『タイムボカンシリーズ タイムパトロール隊 オタスケマン』を最終話まで観返したくらいか。色々と観た気になっていたが「全話通して観た」作品となると案外少ない。特定の話数を発作的に観た作品となると、もっとある。例えば、『ドラえもん』は「タイムマシンBOX」で初ソフト化作品中心に何本か観たが、こういうものをカウントしているときりがない。
現在は、『悟空の大冒険』の他に、ホームドラマチャンネルの『ゴワッパー5 ゴーダム』と『忍風 カムイ外伝』を観ている。『ゴーダム』は前から観たかった作品だが、結構重い話が多くて、聴いていて元気の出てくる主題歌とのギャップには戸惑ってしまった。家弓家正のナレーション&ゴーダム役は渋くていい。軽い『悟空』に重い『ゴーダム』『カムイ』で、うまくバランスが取れているのかも知れない。
年明け最初の更新だったせいか、普段以上にとりとめもなくダラダラと書いてしまった。内容が「年末年始は家でゴロゴロしていた」なので当然かも知れないが。とにかく、今回はこれくらいにしておこう。
こんな感じで、今年も当ブログでは自分の好きな漫画やアニメを中心に取り上げていく予定なので、趣味が合うなと思った方はお付き合い頂ければ幸いであります。
と言うわけで、年が変わってから最初の更新。我ながら、1月8日にもなって「あけまして」は遅いだろうと思う。年末年始、東京に行かず家にいて何をやっていたかというと、基本的にはゴロゴロしておりました。
なにしろ、12月25日に『藤子・F・不二雄大全集』の新刊が出て、同じ日に『漫画少年版 ジャングル大帝』も届いたものだから、読む本には事欠かない。講談社全集版の『ジャングル大帝』を初出版と比べながら読んでみたが、特に前半部分は別物と言っていいくらいに絵が違う。後半はある程度初出の原稿に沿っているものだから、全集版『ジャングル大帝』は1巻より3巻の方が絵が古い。あらためて読み返すと何とも奇妙だ。
『漫画少年版 ジャングル大帝』の藤子ファン的なポイントは、付属の冊子にA先生のコメントが載っている事と、『まんが道』でも紹介されていた初出版の連載第1回がそのまま読める事だろうか。本編冒頭の「ウオッ パンジャ!!」のコマは『まんが道』でも登場していたので、眺めていると妙に嬉しい気分になってくる。
『ジャングル大帝』からの連鎖反応で、『まんが道』も久しぶりに「青雲編」の最後まで再読した。『まんが道』の単行本はFFランド版で持っているので、ちょっと読みふけると自分の回りが『まんが道』だらけだ。全23巻は多すぎる。中公愛蔵版だと全4巻ですっきりしていいのだろうけど、今更あんな分厚い本を買っても置く場所がない。
『まんが道』には初期の藤子作品が多く登場する。その中で10ページに満たないような短編は作品が丸々載っているからいいが、「バラとゆびわ」や「三人きょうだいとにんげん砲弾」のような別冊付録作品は断片的な再録なのが残念だ。どうしても、全体を通して読みたくなってしまう。また、連載作品では『四万年漂流』は最終回のラスト1ページだけが明らかに描き変えられていて、元がどんな終わり方だったのかが気になる。はたして、これらの初期作品は『藤子・F・不二雄大全集』で刊行されるのだろうか。まずは2期で、ある程度古い作品が入る事を期待しているのだが。
年末年始、漫画は他にも手塚作品をいくつか再読したので結構な数を読んだ気がするが、アニメは放映休止が多かったので普段ほどには観なかった。
東海地区は、昨年最後の深夜アニメは12月30日(実際には日付が変わって31日)のテレビ愛知『ささめきこと』最終回だった。毎年の事ながら、他の局が特番編成を組んでいる中で、年が終わるギリギリまでアニメを放送するテレビ愛知のマイペースっぷりは素晴らしい。2週も特番(と言っても、ドラマの集中再放送)でアニメを休むCBCは見習って欲しい。おかげで、他地区では昨年内に終わった『けんぷファー』の最終回が、CBCではやっと今晩の放送だ。まあ、『けんぷファー』の最終回自体は番外編だし、本編がアレだったのでもうどうでもいいのだが、それより後番組『ひだまりスケッチ×☆☆☆』の予告が流れるかどうかが気になる。
と、アニメについて書いていて、最近は古い作品にあまり触れていない事に気が付いた。
昨年は、1月に『ワンサくん』を観始めて以来、『ミクロイドS』『鉄腕アトム [第2作]』と継続的に手塚アニメを観てきた。その流れで年末からは、DVD-BOXで20年ぶりに『悟空の大冒険』を観返しており、現在第18話まで観終わった。初めて観たのは小学生の時だったので当時はドタバタギャグを単純に笑っていたが、大人になってあらためて観てみるといい意味でものすごくデタラメな作品だ。中でも「宝の地図はペケペケ」「ニセ札で世界はまわる」「おかしな?おかしな?」などのテンポのいいネタの繰り返しやブラックなギャグは特に強烈で、トリップしそうになる。「ニセ札で世界はまわる」はお蔵入りで未放映になってしまったのだから、本放送当時でも「なんだこれは」と言った扱いだったのだろうか。
手塚アニメ以外に昨年観た旧作アニメとなると、東映チャンネルの『超人戦隊バラタック』と、DVD-BOXで『タイムボカンシリーズ タイムパトロール隊 オタスケマン』を最終話まで観返したくらいか。色々と観た気になっていたが「全話通して観た」作品となると案外少ない。特定の話数を発作的に観た作品となると、もっとある。例えば、『ドラえもん』は「タイムマシンBOX」で初ソフト化作品中心に何本か観たが、こういうものをカウントしているときりがない。
現在は、『悟空の大冒険』の他に、ホームドラマチャンネルの『ゴワッパー5 ゴーダム』と『忍風 カムイ外伝』を観ている。『ゴーダム』は前から観たかった作品だが、結構重い話が多くて、聴いていて元気の出てくる主題歌とのギャップには戸惑ってしまった。家弓家正のナレーション&ゴーダム役は渋くていい。軽い『悟空』に重い『ゴーダム』『カムイ』で、うまくバランスが取れているのかも知れない。
年明け最初の更新だったせいか、普段以上にとりとめもなくダラダラと書いてしまった。内容が「年末年始は家でゴロゴロしていた」なので当然かも知れないが。とにかく、今回はこれくらいにしておこう。
こんな感じで、今年も当ブログでは自分の好きな漫画やアニメを中心に取り上げていく予定なので、趣味が合うなと思った方はお付き合い頂ければ幸いであります。
2009年は長すぎた一年だった
2009年も、あとわずかで終わろうとしている。
振り返ってみると、今年は本当に色々な事があった。いや、私としては色々「ありすぎた」と言いたい気分だ。嬉しい事、悲しい事、つらい事…思い返すと、なんという激動の一年だったのだろうと、溜息が出てしまう。
とは言っても、この中で「つらい事」は、ごくプライベートな問題だったのでこのブログでは触れていない。わざわざ人様に知らせるような事ではないと思ったからだ。その気持ちは今も変わらないので、この件についてはここまでとさせていただくが、嫌な意味で一年が「長かった」と感じる原因だったとだけ書いておく。
もちろん、嬉しい事や楽しい事もたくさんあったのだが、今年一年に限るとそちらの印象は薄くなってしまう。
その「嬉しい事」の筆頭は、何と言っても『藤子・F・不二雄大全集』の刊行開始だ。3月に発表されてから7月に刊行が始まるまでの4ヶ月半、こちらは「つらい事」とは逆に、いい意味で時間を長く感じて7月24日をまだかまだかと待ち望んだものだった。
このブログでもいくつか触れているように、この全集にも注文を付けたくなる部分はあるが、そのような問題点があってもなお「決定版」と言える充実した内容となっており、毎月25日が楽しみで仕方がない。以前、『藤子不二雄ランド』の復刻がA作品のみになった時点で、F先生の全集は半ば諦めていただけに、現状はまさに夢のようだ。
さらに、A先生に関しては、私も参加させていただいた『藤子不二雄Aファンはここにいる Book1 座談会編』が発売された事が一番大きかった。A先生の作品についての自分の発言が活字となって全国の書店に並んだのだから、これもまた夢のごとく嬉しい。なお、このシリーズは12月に続けて第2弾の『Book1 Aマンガ論序説編』も出ており、こちらは稲垣高広さん単独の著著となっている。
また、今年は手塚治虫作品の復刻も充実していた。『新寶島』『鉄腕アトム』『ジャングル大帝』と、手塚作品の中でもこれほどビッグタイトルの初出版復刻が一年のうちに実現するとは、生誕80年記念とはいえ豪華すぎるラインナップだ。もっとも『鉄腕アトム』は一部セリフの変更があるので厳密な意味での初出版完全復刻とは言えないが、それでもわざわざ本誌と付録に分けて連載当時の状態を再現した事は素晴らしい。
『漫画少年版 ジャングル大帝』は数日前刊行されたばかりだが、50年以上前の雑誌からの復刻とは思えない鮮明な印刷で初期手塚作品らしい緻密な絵が再現されている。『新寶島』復刻もよかったが、復刻の技術としてはこちらのほうが更にがんばっているのではないだろうか。年の瀬の素晴らしい贈り物だ。
こんな具合にたくさん本が出たものだから、今年は例年に比べて新刊本に使った金額がかなり高くなった。高価な絶版単行本や雑誌を買わなくても名作に気軽に触れられるようになったのだから、これは喜ぶべき事だ。
次に、今年のアニメについても触れておこう。
今年もテレビアニメでは色々な作品があったが、この一年で完結した作品の中では『大正野球娘。』が一番面白かった。あまりに気に入ったので、テレビアニメでのBD初購入作品となったくらいだ。池端隆史監督作品らしく、魅力的なキャラクターと画面の隅々までこまかく行き届いた演出で作られており、今も繰り返し観て楽しんでいる。この作品について、ブログでこれまで触れる事が出来なかったのは残念だ。最終回後にまとめ感想くらいは書いておきたかったのだが、時期的にその余裕がなかった。
逆に、期待はずれだった作品となると、これはもう『涼宮ハルヒの憂鬱』(新作)を挙げるしかない。「笹の葉ラプソディ」まで、いや「エンドレスエイト」の2回目までは楽しく観ていたのだが、その後はすっかり白けてしまった。「エンドレスエイト」8回は京アニの無駄遣いとしか思えない。来年公開の映画『涼宮ハルヒの消失』で、ぜひとも巻き返してくれる事を期待している。
アニメと言えば、『ゲゲゲの鬼太郎』の不可解な放映終了は、いまだに納得が行かない。「オトナアニメ」Vol.12によれば昨年11月になって急に決まったそうだが、一体どんな「大人の事情」があったのか、ぜひとも知りたいものだ。テレビシリーズも劇場版も面白くて、「100.5話」に位置づけられる劇場版の次の展開を楽しみにしていただけに、終了が決まった時のショックは大きかった。
『鬼太郎』のようなメジャータイトルですらこのような仕打ちを受けるのだから、フジテレビの全日帯アニメは本当に厳しい状況のようだ。10年前なら枠移動して関東ローカルで放映が続いてもおかしくはなかった。その一方で、テレビ東京はゴールデンタイムで『ヒカルの碁』を再放送するくらいに枠が余っており、局によって状況が違いすぎる。だからと言って今さら『鬼太郎』がテレ東に移るわけにはいかないのだろう。世の中はままならないものだ。
このように振り返ると、この一年も悪い事ばかりではなかったと思えてきた。いくつか参加したアニメイベントも、それぞれ楽しかった。やはり、人が生きていく上で心から楽しめる娯楽は必要だし、そのような作品に今年も出会えたのは、よかった事だと思う。
その一方で、その「娯楽」の一つである藤子不二雄作品を通じて知り合った、あるばたいんさんとの別れは、特に悲しい出来事だった。今後は「藤子アニメだいすき!」を残していく事に微力ながら協力していくつもりだ。それは、あるさんの生きた足跡を残す事でもあるのだから。
ともかく、この「激動の一年」は大晦日をもってリセットして、2010年は気持ちを切り替えて、新たな飛躍の年となるようにしたい。
これで、今年の当ブログの更新はおしまい。アクセスして下さった皆様、ありがとうございました。よいお年をお迎え下さい。
振り返ってみると、今年は本当に色々な事があった。いや、私としては色々「ありすぎた」と言いたい気分だ。嬉しい事、悲しい事、つらい事…思い返すと、なんという激動の一年だったのだろうと、溜息が出てしまう。
とは言っても、この中で「つらい事」は、ごくプライベートな問題だったのでこのブログでは触れていない。わざわざ人様に知らせるような事ではないと思ったからだ。その気持ちは今も変わらないので、この件についてはここまでとさせていただくが、嫌な意味で一年が「長かった」と感じる原因だったとだけ書いておく。
もちろん、嬉しい事や楽しい事もたくさんあったのだが、今年一年に限るとそちらの印象は薄くなってしまう。
その「嬉しい事」の筆頭は、何と言っても『藤子・F・不二雄大全集』の刊行開始だ。3月に発表されてから7月に刊行が始まるまでの4ヶ月半、こちらは「つらい事」とは逆に、いい意味で時間を長く感じて7月24日をまだかまだかと待ち望んだものだった。
このブログでもいくつか触れているように、この全集にも注文を付けたくなる部分はあるが、そのような問題点があってもなお「決定版」と言える充実した内容となっており、毎月25日が楽しみで仕方がない。以前、『藤子不二雄ランド』の復刻がA作品のみになった時点で、F先生の全集は半ば諦めていただけに、現状はまさに夢のようだ。
さらに、A先生に関しては、私も参加させていただいた『藤子不二雄Aファンはここにいる Book1 座談会編』が発売された事が一番大きかった。A先生の作品についての自分の発言が活字となって全国の書店に並んだのだから、これもまた夢のごとく嬉しい。なお、このシリーズは12月に続けて第2弾の『Book1 Aマンガ論序説編』も出ており、こちらは稲垣高広さん単独の著著となっている。
また、今年は手塚治虫作品の復刻も充実していた。『新寶島』『鉄腕アトム』『ジャングル大帝』と、手塚作品の中でもこれほどビッグタイトルの初出版復刻が一年のうちに実現するとは、生誕80年記念とはいえ豪華すぎるラインナップだ。もっとも『鉄腕アトム』は一部セリフの変更があるので厳密な意味での初出版完全復刻とは言えないが、それでもわざわざ本誌と付録に分けて連載当時の状態を再現した事は素晴らしい。
『漫画少年版 ジャングル大帝』は数日前刊行されたばかりだが、50年以上前の雑誌からの復刻とは思えない鮮明な印刷で初期手塚作品らしい緻密な絵が再現されている。『新寶島』復刻もよかったが、復刻の技術としてはこちらのほうが更にがんばっているのではないだろうか。年の瀬の素晴らしい贈り物だ。
こんな具合にたくさん本が出たものだから、今年は例年に比べて新刊本に使った金額がかなり高くなった。高価な絶版単行本や雑誌を買わなくても名作に気軽に触れられるようになったのだから、これは喜ぶべき事だ。
次に、今年のアニメについても触れておこう。
今年もテレビアニメでは色々な作品があったが、この一年で完結した作品の中では『大正野球娘。』が一番面白かった。あまりに気に入ったので、テレビアニメでのBD初購入作品となったくらいだ。池端隆史監督作品らしく、魅力的なキャラクターと画面の隅々までこまかく行き届いた演出で作られており、今も繰り返し観て楽しんでいる。この作品について、ブログでこれまで触れる事が出来なかったのは残念だ。最終回後にまとめ感想くらいは書いておきたかったのだが、時期的にその余裕がなかった。
逆に、期待はずれだった作品となると、これはもう『涼宮ハルヒの憂鬱』(新作)を挙げるしかない。「笹の葉ラプソディ」まで、いや「エンドレスエイト」の2回目までは楽しく観ていたのだが、その後はすっかり白けてしまった。「エンドレスエイト」8回は京アニの無駄遣いとしか思えない。来年公開の映画『涼宮ハルヒの消失』で、ぜひとも巻き返してくれる事を期待している。
アニメと言えば、『ゲゲゲの鬼太郎』の不可解な放映終了は、いまだに納得が行かない。「オトナアニメ」Vol.12によれば昨年11月になって急に決まったそうだが、一体どんな「大人の事情」があったのか、ぜひとも知りたいものだ。テレビシリーズも劇場版も面白くて、「100.5話」に位置づけられる劇場版の次の展開を楽しみにしていただけに、終了が決まった時のショックは大きかった。
『鬼太郎』のようなメジャータイトルですらこのような仕打ちを受けるのだから、フジテレビの全日帯アニメは本当に厳しい状況のようだ。10年前なら枠移動して関東ローカルで放映が続いてもおかしくはなかった。その一方で、テレビ東京はゴールデンタイムで『ヒカルの碁』を再放送するくらいに枠が余っており、局によって状況が違いすぎる。だからと言って今さら『鬼太郎』がテレ東に移るわけにはいかないのだろう。世の中はままならないものだ。
このように振り返ると、この一年も悪い事ばかりではなかったと思えてきた。いくつか参加したアニメイベントも、それぞれ楽しかった。やはり、人が生きていく上で心から楽しめる娯楽は必要だし、そのような作品に今年も出会えたのは、よかった事だと思う。
その一方で、その「娯楽」の一つである藤子不二雄作品を通じて知り合った、あるばたいんさんとの別れは、特に悲しい出来事だった。今後は「藤子アニメだいすき!」を残していく事に微力ながら協力していくつもりだ。それは、あるさんの生きた足跡を残す事でもあるのだから。
ともかく、この「激動の一年」は大晦日をもってリセットして、2010年は気持ちを切り替えて、新たな飛躍の年となるようにしたい。
これで、今年の当ブログの更新はおしまい。アクセスして下さった皆様、ありがとうございました。よいお年をお迎え下さい。
『ひだまりないと2』に行ってきた
東京ビッグサイトでは、本日よりコミケが開催されている。
ここ何年かは私も冬コミには参加していたのだが、今年は諸般の事情で年末年始は自宅で過ごす事となった。コミケだけでなくオフ会にも行けず非常に残念な気持ちなのだが、致し方ない。
その代わりと言うわけではないが、26日に新宿ロフトプラスワンで開催された『ひだまりないと2』に参加してきた。
これは、来年1月からの『ひだまりスケッチ×☆☆☆』放送開始を記念したトークイベントで、タイトルに「2」が付いているのは、すでに昨年6月に1回目の『ひだまりないと』が開かれているため。こちらは、シリーズ2期『ひだまりスケッチ×365』の開始を記念したものだった。
1回目の『ひだまりないと』には行けずに悔しい思いをしたので今回はぜひ参加したいと、かなり無理をしてチケット入手&スケジュール調整を行い、無事に行く事が出来た。
当日の会場の様子は、アニプレックスのツイ氏がtwitterを使って実況しており、こちらをご覧になれば大体の内容と流れはおわかりいただけると思う。
なので、私は思いつくままに自分なりの感想を書いておく。
まずは、会場のロフトプラスワンの狭さにびっくりした。ここで夜な夜なトークイベントが行われている事は知っていたが、行ったのは今回が初めてだったので、店の構造やシステムなどは全然知らない状態で、独特の雰囲気と人口密度の高さにとまどってしまった。こんなところで飲食の会計はどうするのだろうと心配したが、これは入場時に渡された札の番号でちゃんとコンピュータ管理されており、なるほどと感心した。
18時に入場してから、ワクワクしつつさんざん待たされて、19時に『ひだまりないと2』スタート。司会はアニプレックスのゆまこと高橋祐馬氏。今年のTBSアニメフェスタでも司会をしており、この人は一宣伝マンと言うだけでなく、ある意味『ひだまり』の「顔」になりつつある感じだ。
出演は、メイン声優陣から阿澄佳奈・新谷良子のご両名に加えて、その時々の話のテーマに合ったゲストが加わると言う趣向で、TBS田中プロデューサー、marble、ランティス斉藤氏、ひだまりラジオ担当の長田氏が登場したが、今回のテーマが「忘年会」だったせいなのか、みな妙にテンションが高かった気がする。あ、marbleの菊池さんはいつもどおりに無口だったか。
今、「テーマが忘年会」と書いたが、本当にその通りで、誰かが出てくるたびに何度も乾杯したり出演者も飲み食いしたりと、まさに会場は宴会の雰囲気で包まれており、特に奥の座敷に座っていた人達はよく食べていた(ここは伏線)。
イベントは3部構成で、第1部では『ひだまりスケッチ×☆☆☆』新PV初公開(冒頭に「コミックマーケット用PV」と堂々とタイトルが出て会場爆笑)、OP主題歌初披露(TVサイズだと思ったらフルコーラス版で、太っ腹だなと思っていたら、ゆま氏も知らなかったらしく2番に入ってから慌てて止める事に)、アフレコ風景についてのトークなど。
新キャラの乃莉・なずなの声優については「放送で聞いて下さい」との事でガードが堅く、酒が入っているから誰かうっかり口を滑らせないかと期待していたのだが、結局名前が発表される事はなかった。実は、一部のテレビ情報誌には、それらしき名前が二人分すでに掲載されているのだが、もしかしたらゲスト声優の名前を載せているだけかも知れず、確定ではない。
まあ、TBSの放送まであと10日ほどなので、第1話で登場するならそこで分かるだろう。30〜40人が参加したオーディションで選ばれたそうだから、スタッフの人選を信頼して待つとしよう。
また、第1部では各キャラクターの設定画も披露されて、これが一番印象に残っている。特に、乃莉・なずなの二人についてはノーマル×3・半へちょ・へちょ絵とたくさん見せてくれたが、「この絵で動いたらいいだろうな」と放映開始への期待が高められる出来だった。そう言えば、どのキャラにも野球着の絵があったのが、ちょっと気になった。アニメオリジナルで野球の話があるのだろうか。
第2部は、marbleのライブで、「芽生えドライブ」「流星レコード」「幸せは365日」、そして新ED「さくらさくら咲く 〜あの日君を待つ空と同じで〜」の4曲が演奏された。さすがにこの時間は忘年会ムードから離れて、会場が歌に聴き入っていた。
ただ、marbleの二人の後ろの壁にはアクの強い絵が描かれていて、歌の雰囲気と合っていなかったのはちょっと惜しかったか。新EDはテンポが速くて今までの2曲とは異なるイメージだが、作中で「進級」イベントのある今回のシリーズにはぴったりの詩で、こちらも放送への期待が高まった。
第3部は、「『ひだまりスケッチ×365』戦略会議」と題して、「会場の客からお知恵を貸していただく」という名目のコーナーだったが、蓋を開けてみれば、ほぼ「サプライズ発表コーナー」だった。
ここで分かった事:「今回のシリーズからHD制作=BD発売が濃厚」「BD・DVDの特典は巻ごとに各キャラのCD(キャラソンなどを収録予定)」「2月20日にパシフィコ横浜でイベント」「コメンタリーはこれまで通りらしい」と、新キャラの声優が発表されないモヤモヤを吹き飛ばすかのごとくの怒濤の発表の数々だった。あくまで建前は「会議」なので「会場の反響で判断する」と言う事になっていたが、BD発売やイベント開催は会場のほぼ全員が興奮して大歓迎状態。これでDVDしか出さなかったり、イベントが中止になったら暴動が起きそうな勢いだった。と言うか、私自身かなり興奮してしまった。BDはぜひお願いします。
他に、セルソフトのジャケット(ウメス描き下ろし予定)のキャラクター順をどうするかと言う議題もあり、これについてはゆま氏が真剣にメモを取って10個くらいのアイディアを聞いた上で絞り込み、最後は多数決も取っていた。どうも、本気でアイディアを欲しがっていたようだ。キャラの順番の決め方で「中の人」ネタが続いたので、思わず「胸の大きさ」と言いたくなったが、これは自重しておいた。多分、他にもこれを思いついた人はいたのではないか。結局このネタを挙げる人はいなかったから、ひだまらーは紳士ばかりと言う事なのだろう。
そして、最後はプレゼント抽選会。
この抽選のクジは飲食物の追加注文ごとに1枚貰えるシステムだったので、当然ながらたくさん食べたり飲んだりした人ほどクジが多く貰えて、当選確率が上がるという寸法。賞品はサイン入りの「ひだまとめ」、番宣ポスター、超ひだまつりポスター、年賀状だったが、奥の座敷の集団が3,4回連続で年賀状を当ててしまい、「どれだけ食べたの」と突っ込まれていたのが印象的だった。
また、番宣&超ひだまつりのポスターを2枚ともゲットした人もおり、運のいい人はいるものだとうらやましくなった。ちなみに私はハズレ。クジを2枚しか持っていなかったから仕方がないか。なお、抽選とは別に「サイン無し」の番宣ポスターは「お土産」として全員に配布された。これは嬉しいが、飾る場所が部屋に無いなあ。
抽選会も終わり、これにて『ひだまりないと2』も終了…と言うところで、ポニーキャニオンの宣伝マン・エコロジ氏が乱入して、1月に行われる「えころじないと」の宣伝をするというハプニング(?)もあり、最後まで笑って楽しめたイベントだった。
今回、冒頭にも書いたようにかなり無理をして参加したのだが、来てよかったと素直に思える、あっという間の3時間半だった。久々に「楽しい時間は短く感じる」を、身をもって体験できた。本当に、いい「忘年会」だった。アスミスから「ハードひだまらー」認定して貰ったのも嬉しかった。いや、会場の客全員がと言う事ですが。
東海地区では、『ひだまりスケッチ×☆☆☆』は来年1月14日開始予定。TBSから一週遅れだが、昨年の『ひだまりスケッチ×365』が最終的に3週遅れになりBSにも抜かれた事を思い返すと、今回は実に早く感じる。開始まであと2週間と2日、本当に待ち遠しい。
ここ何年かは私も冬コミには参加していたのだが、今年は諸般の事情で年末年始は自宅で過ごす事となった。コミケだけでなくオフ会にも行けず非常に残念な気持ちなのだが、致し方ない。
その代わりと言うわけではないが、26日に新宿ロフトプラスワンで開催された『ひだまりないと2』に参加してきた。
これは、来年1月からの『ひだまりスケッチ×☆☆☆』放送開始を記念したトークイベントで、タイトルに「2」が付いているのは、すでに昨年6月に1回目の『ひだまりないと』が開かれているため。こちらは、シリーズ2期『ひだまりスケッチ×365』の開始を記念したものだった。
1回目の『ひだまりないと』には行けずに悔しい思いをしたので今回はぜひ参加したいと、かなり無理をしてチケット入手&スケジュール調整を行い、無事に行く事が出来た。
当日の会場の様子は、アニプレックスのツイ氏がtwitterを使って実況しており、こちらをご覧になれば大体の内容と流れはおわかりいただけると思う。
なので、私は思いつくままに自分なりの感想を書いておく。
まずは、会場のロフトプラスワンの狭さにびっくりした。ここで夜な夜なトークイベントが行われている事は知っていたが、行ったのは今回が初めてだったので、店の構造やシステムなどは全然知らない状態で、独特の雰囲気と人口密度の高さにとまどってしまった。こんなところで飲食の会計はどうするのだろうと心配したが、これは入場時に渡された札の番号でちゃんとコンピュータ管理されており、なるほどと感心した。
18時に入場してから、ワクワクしつつさんざん待たされて、19時に『ひだまりないと2』スタート。司会はアニプレックスのゆまこと高橋祐馬氏。今年のTBSアニメフェスタでも司会をしており、この人は一宣伝マンと言うだけでなく、ある意味『ひだまり』の「顔」になりつつある感じだ。
出演は、メイン声優陣から阿澄佳奈・新谷良子のご両名に加えて、その時々の話のテーマに合ったゲストが加わると言う趣向で、TBS田中プロデューサー、marble、ランティス斉藤氏、ひだまりラジオ担当の長田氏が登場したが、今回のテーマが「忘年会」だったせいなのか、みな妙にテンションが高かった気がする。あ、marbleの菊池さんはいつもどおりに無口だったか。
今、「テーマが忘年会」と書いたが、本当にその通りで、誰かが出てくるたびに何度も乾杯したり出演者も飲み食いしたりと、まさに会場は宴会の雰囲気で包まれており、特に奥の座敷に座っていた人達はよく食べていた(ここは伏線)。
イベントは3部構成で、第1部では『ひだまりスケッチ×☆☆☆』新PV初公開(冒頭に「コミックマーケット用PV」と堂々とタイトルが出て会場爆笑)、OP主題歌初披露(TVサイズだと思ったらフルコーラス版で、太っ腹だなと思っていたら、ゆま氏も知らなかったらしく2番に入ってから慌てて止める事に)、アフレコ風景についてのトークなど。
新キャラの乃莉・なずなの声優については「放送で聞いて下さい」との事でガードが堅く、酒が入っているから誰かうっかり口を滑らせないかと期待していたのだが、結局名前が発表される事はなかった。実は、一部のテレビ情報誌には、それらしき名前が二人分すでに掲載されているのだが、もしかしたらゲスト声優の名前を載せているだけかも知れず、確定ではない。
まあ、TBSの放送まであと10日ほどなので、第1話で登場するならそこで分かるだろう。30〜40人が参加したオーディションで選ばれたそうだから、スタッフの人選を信頼して待つとしよう。
また、第1部では各キャラクターの設定画も披露されて、これが一番印象に残っている。特に、乃莉・なずなの二人についてはノーマル×3・半へちょ・へちょ絵とたくさん見せてくれたが、「この絵で動いたらいいだろうな」と放映開始への期待が高められる出来だった。そう言えば、どのキャラにも野球着の絵があったのが、ちょっと気になった。アニメオリジナルで野球の話があるのだろうか。
第2部は、marbleのライブで、「芽生えドライブ」「流星レコード」「幸せは365日」、そして新ED「さくらさくら咲く 〜あの日君を待つ空と同じで〜」の4曲が演奏された。さすがにこの時間は忘年会ムードから離れて、会場が歌に聴き入っていた。
ただ、marbleの二人の後ろの壁にはアクの強い絵が描かれていて、歌の雰囲気と合っていなかったのはちょっと惜しかったか。新EDはテンポが速くて今までの2曲とは異なるイメージだが、作中で「進級」イベントのある今回のシリーズにはぴったりの詩で、こちらも放送への期待が高まった。
第3部は、「『ひだまりスケッチ×365』戦略会議」と題して、「会場の客からお知恵を貸していただく」という名目のコーナーだったが、蓋を開けてみれば、ほぼ「サプライズ発表コーナー」だった。
ここで分かった事:「今回のシリーズからHD制作=BD発売が濃厚」「BD・DVDの特典は巻ごとに各キャラのCD(キャラソンなどを収録予定)」「2月20日にパシフィコ横浜でイベント」「コメンタリーはこれまで通りらしい」と、新キャラの声優が発表されないモヤモヤを吹き飛ばすかのごとくの怒濤の発表の数々だった。あくまで建前は「会議」なので「会場の反響で判断する」と言う事になっていたが、BD発売やイベント開催は会場のほぼ全員が興奮して大歓迎状態。これでDVDしか出さなかったり、イベントが中止になったら暴動が起きそうな勢いだった。と言うか、私自身かなり興奮してしまった。BDはぜひお願いします。
他に、セルソフトのジャケット(ウメス描き下ろし予定)のキャラクター順をどうするかと言う議題もあり、これについてはゆま氏が真剣にメモを取って10個くらいのアイディアを聞いた上で絞り込み、最後は多数決も取っていた。どうも、本気でアイディアを欲しがっていたようだ。キャラの順番の決め方で「中の人」ネタが続いたので、思わず「胸の大きさ」と言いたくなったが、これは自重しておいた。多分、他にもこれを思いついた人はいたのではないか。結局このネタを挙げる人はいなかったから、ひだまらーは紳士ばかりと言う事なのだろう。
そして、最後はプレゼント抽選会。
この抽選のクジは飲食物の追加注文ごとに1枚貰えるシステムだったので、当然ながらたくさん食べたり飲んだりした人ほどクジが多く貰えて、当選確率が上がるという寸法。賞品はサイン入りの「ひだまとめ」、番宣ポスター、超ひだまつりポスター、年賀状だったが、奥の座敷の集団が3,4回連続で年賀状を当ててしまい、「どれだけ食べたの」と突っ込まれていたのが印象的だった。
また、番宣&超ひだまつりのポスターを2枚ともゲットした人もおり、運のいい人はいるものだとうらやましくなった。ちなみに私はハズレ。クジを2枚しか持っていなかったから仕方がないか。なお、抽選とは別に「サイン無し」の番宣ポスターは「お土産」として全員に配布された。これは嬉しいが、飾る場所が部屋に無いなあ。
抽選会も終わり、これにて『ひだまりないと2』も終了…と言うところで、ポニーキャニオンの宣伝マン・エコロジ氏が乱入して、1月に行われる「えころじないと」の宣伝をするというハプニング(?)もあり、最後まで笑って楽しめたイベントだった。
今回、冒頭にも書いたようにかなり無理をして参加したのだが、来てよかったと素直に思える、あっという間の3時間半だった。久々に「楽しい時間は短く感じる」を、身をもって体験できた。本当に、いい「忘年会」だった。アスミスから「ハードひだまらー」認定して貰ったのも嬉しかった。いや、会場の客全員がと言う事ですが。
東海地区では、『ひだまりスケッチ×☆☆☆』は来年1月14日開始予定。TBSから一週遅れだが、昨年の『ひだまりスケッチ×365』が最終的に3週遅れになりBSにも抜かれた事を思い返すと、今回は実に早く感じる。開始まであと2週間と2日、本当に待ち遠しい。
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