「悲しみに暮れるゴマキ......」報道各紙が決して伝えない後藤家の"真実"

 1月27日、午後6時から東京江戸川区のセレモ江戸川で歌手・後藤真希(24)の母、後藤時子さんのお通夜がしめやかに行われた。
 会場に次々と入ってゆく弔問者はゆうに300人は超えているとみられ、報道陣も新聞・テレビ各局がひな檀のようにズラリと並び、物々しい風景となった。
 後藤家は、江戸川区瑞江にある茶色いレンガ風の外壁がモダンな3階建ての豪邸。小学校5年のときに実父を事故で亡くしたゴマキがトップアイドルに昇りつめ、一家の大黒柱となって建てたという、思い入れ深い家である。
 この家についてゴマキは以前、「家族一緒にみんなで暮らすため(に建てた)」と某雑誌の取材に応え、「結婚するまで家を出る気はない」とまで明言していた。
 しかし、そんなゴマキの普段の暮らしぶりについて、近所の住人からは意外な声が聞こえてきた。
 「アイドルになってから月に一度くらいしか見たことがない。そりゃ一定期間いるところを見たことはありますが、一緒に住んでいたという認識はないですね」(周辺住人A)
 また、亡くなった時子さんについても、各紙報道では「明るくて、しっかりしていて気丈な人」という評判だと伝えられていたが、実際には「確かに明るい人だけど、感情の起伏が激しい人でしたね」(別の付近住人B)という声もある。
「繊細? まさか。無理に明るく振舞っていたとか、ウツだったなんてことはないと思うわよ。女手ひとつで子供4人育てたような人だし、父親が亡くなっても半年後にはハワイで豪遊するような強い人ですよ」(同)
 後藤の実父は山岳で転落死しているが、「実はお父さんには7億円の保険金がかけられていたんですよ」(別の付近住人C)という穏やかではない証言も飛び出した。
 また、強盗傷害で服役中のゴマキの弟・祐樹の素行についても、誰もが「良くなかった」と口を揃える。
 「祐樹君もいい子だったけど、感情の起伏の激しかったからねぇ、お父さんに似たのかも......。お父さん、ケンカっ早くて、人を刺しちゃって刑務所に結構長い期間入っていたかな。それだけじゃないのよ。出てきてからも車で人身事故起こして......だから2回入っているはず。そんなお父さんと互角にやりあってたんだから、お母さんだって気の強い人だと思うけど」(住人D)
 それでもさすがに夫が刑務所に入ってしまったら、さぞや気落ちもしたのでは......と思いきやさらに別の住人Eがこんな話を耳打ちしてくれた。
 「それはなさそうだったけど? だって夫の服役中、他の男を部屋に連れ込んでいたんですよ。しかもその連れ込んだ男の友人まで人を刺しちゃって」
 どうやら、後藤家が波乱万丈な家族だったことだけはまちがいないようだ。
 母の時子さんが転落したのは、3階の祐樹くんの部屋だという。高さとしては8メートル程度。一部報道では自殺と伝えられているが、実際に見上げてみても「この高さで死のうとするかな」という疑問は拭えない。
 時子さんが亡くなる前に立ち寄った居酒屋の女店主は時子さんが帰り際「ちょっと死にたくなった」「死んじゃいたい」などと漏らしていたことを明らかにしているが......。
 「(ゴマキは)お通夜では気丈に振舞っていましたよ。本当に気の毒で、掛けてあげられる声が見つかりませんでした」(住人F)
 母の死後、食事も喉を通らず、睡眠もままならぬというゴマキ。今はただ、故人の冥福を祈るしかない。
(文=山田裕子)
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