岡山放送局

2010年1月29日 19時11分更新

岡山高島屋と両備HD資本提携


JR岡山駅前にある「岡山タカ島屋」は、岡山県を中心に運輸交通事業を展開する「両備ホールディングス」の出資を受け入れて、デパートの経営を協力して行っていくことになりました。

これは、29日「タカ島屋」の鈴木弘治社長と両備ホールディングスの小嶋光信社長が記者会見して明らかにしたものです。

それによりますと「タカ島屋」の子会社の「岡山タカ島屋」は、ことし4月に両備ホールディングスから33.4%の出資を受け入れて資本提携し、営業や集客の面で協力していくということです。

デパート業界は27日は東京の西武有楽町店が28日は京都市の四条河原町阪急の閉鎖が発表されるなど厳しい状況に置かれていて、岡山タカ島屋も経営強化のきっかけを探っていました。

タカ島屋の鈴木社長は「デパートが生き残るには地域特性に合わせることがキーポイントだと考えている。運送や情報化の面で提携できる両備ホールディングスは最良のパートナーとなる」と話しています。

また、両備ホールディングスの小嶋社長は「全国ブランドのタカ島屋を岡山に残してもらうため、地元も汗をかいて知恵を出さなくてはならない。岡山以外の地域から客を呼び込むことで、発展性は十分にあると思う」と話しています。