想いを感じる 私の印象

東京音楽大学100周年記念本館

Vol.15 アナウンサー 大木優紀 Yuki Ohki

映画やドラマの舞台として使われることの多い「音楽大学」。「音大」へのあこがれは、最近ますます高まっているように感じます。
どこからともなく聴こえてくる音楽が風に乗り、そよぐ中を、バイオリンを抱えてロングヘアの美女が歩いていくような・・・。そんなあこがれを、新しいかたちで具現化してくれたのが、「東京音楽大学100周年記念本館」です。ただ、その姿はわたしがこれまでイメージしていた、いわゆる“キャンパス”ではありませんでした。白い外観は近代的でありながら、鬼子母神のある雑司が谷の古い町並みにすんなりと溶け込み、直線を使いながらも丸みを感じる、とても穏やかな表情の建物。わたしにとっては、ちょっと驚きの出会いでした。

2009年12月

Index

  • 周辺住宅街との共存
  • 立体的に広がる中庭
  • 一流の音楽家を育む“繭”

東京音楽大学100周年記念本館工事概要

PROFILE 大木優紀 Yuki Ohki

1980年東京都生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。
2003年テレビ朝日にアナウンサーとして入社。
「GetSports」「題名のない音楽会」「くりぃむナントカ」などさまざまなジャンルの番組を経験。
現在、「やじうまプラス」(月-金曜日 朝5時25分-8時)、「もらえるテレビ」(土曜日 朝9時30分-10時55分)、「シルシルミシル」(水曜日 夜23時15分-)などを担当。