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2000~09年の自然災害死、6割は地震 国連

  • 2010年01月29日 21:11 発信地:ジュネーブ/スイス
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2004年のスマトラ沖地震によるインド洋大津波に見舞われたインドネシア・バンダアチェ(Banda Aceh)の衛星写真。上は地震前の2004年6月23日撮影、下は同年12月28日撮影(2004年12月30日入手)(c)AFP/DIGITAL GLOBE

【1月29日 AFP】国連(UN)は28日、2000~09年までの10年間で、世界で自然災害により死亡した約78万人のうち約6割が地震被害による死者だったとする集計結果を発表した。次いで嵐によるものが22%、熱波によるものが11%となっている。

 同期間中の最大の災害は2004年のスマトラ沖地震によるインド洋大津波で死者は22万6408人、次いで08年にミャンマー南部を襲ったサイクロン「ナルギス(Nargis)」で死者13万6366人、同年の中国の四川大地震で8万7476人、05年のパキスタン地震で7万3338人、03年に欧州を襲った熱波で7万2210人と続いた。

 今年になってからは、12日にハイチ大地震が発生。死者は少なくとも17万人にのぼるとみられている。

 国連の専門家は、世界10大都市のうち8都市が地震の断層上にあるとし、「地震は世界中の何百万人にとって、なお深刻な脅威だ」と警告している。

■被災者の4分の3は「気候」によるもの

 同期間中の世界の自然災害発生件数は3852件で、被災者数は合計20億人に達した。被災者の内訳を見ると、地震によるものは4%に過ぎず、洪水によるものは44%、干ばつによるものは30%だった。被災者の4人中3人が気候関連の災害被害者ということになる。

 気候または天気に関連した自然災害の発生件数は、その前の10年間からは2倍以上増えている。(c)AFP
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