1月28日(ブルームバーグ):ソニーの2009年10-12月期の連結営業損益が1000億円前後の黒字と5四半期ぶりに黒字に転換したようだ、と28日付の日本経済新聞朝刊が伝えた。ゲーム部門で製造コストを抑えた「プレイステーション3」が米国を中心に値下げ効果でヒット、4四半期ぶりに営業黒字に転換したという。情報源は示していない。
報道によると、液晶テレビ部門は米国、日本、中国などで販売が堅調。人員削減や拠点統合を進めたことで営業損益ゼロ程度まで改善した。ただ期末にかけて構造改革費用などがかさむことや、足元の円高など不透明な要素もあるため、600億円の営業赤字を見込んでいる10年3月期通期の営業損益の上ぶれ幅は限定的になりそうだ、と日経は伝えている。
同社広報担当の大曲昌夫氏は28日朝、この報道についてコメントを控えた。同社は同日午前、東京証券取引所で、「当社が発表したものではない」とのコメントを発表した。
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更新日時: 2010/01/28 09:20 JST