26日ごろから、東北地方の商店の売り上げから偽1万円札が見つかる事件が相次いでおり、各県警が注意を呼びかけている。27日現在で青森、岩手、宮城、福島各県で被害が確認されている。
宮城県警仙台中央署によると、26日午前、複数の銀行支店から偽造1万円札を発見したと通報があった。市内の酒屋など八つの商店から持ち込まれた売上金という。27日も市内から複数枚見つかった。
他県で見つかった偽札も商店に持ち込まれたもので、各店1枚が使われていた。全体が赤みがかって色が濃いなど共通点があるという。【神保圭作】
毎日新聞 2010年1月28日 東京朝刊