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Oracleのことならトムに聞け!
“濃密体験必至”のDBAサミットを見のがすな!


あのトム・カイトが初めて来日する――といっても、その名前を知っている読者の方はごくごく少数であろう。本記事では技術者の疑問に答える「Ask Tom」主宰者、そしてOracle Databaseの仕様をデザインする「アーキテクト」である彼を通じて、実践的なテクニックを学ぶためのセミナーを紹介しよう。

あのトム・カイトが緊急来日! でも……誰?

 トム・カイト。オラクルのエンジニアにして、データベーススペシャリストのためのQ&Aサイト「Ask Tom」の主宰者。Oracle OpenWorldではエンジニア向け基調講演を務め、全世界でOracle Databaseスペシャリストに向けたセッションを数多く開催する男。オラクル技術者の最高峰に立つ男として、海外でオラクルにかかわる技術者なら誰もが知っている。しかし、正直にいおう――日本での知名度はほとんどないに等しい。

 しかし、このトムを知る数少ない日本のエンジニアやオラクル社内で聞いてみると、彼のすごさの一端がうかがえるのではないかと思い、あらかじめ何人かの関係者にトムを語ってもらった。すると

 「あのトム・カイト?!」
 「開発者の間では大変な有名人、頼りになる漢(おとこ)」
 「Oracle Databaseをデザインする数少ない開発者の1人だ」

と、まさに知る人ぞ知るスーパーエンジニアだという答えが返ってきた。この記事ではトム本人にクローズアップするだけでなく、データベーススペシャリストにとってまたとない“チャンス”をお伝えしたい。

データベース・アーキテクトとオラクルをつなぐ男、トム・カイト

 では、あらためてトムの経歴を紹介しよう。

トム・カイト氏
米オラクル 
サーバー・テクノロジー部門 
シニア・テクニカル・アーキテクト
兼エバンジェリスト
トム・カイト

 トム・カイト(Thomas Kyte)は1993年に米オラクルに入社、2000年にはOracle Technology Network(OTN)にて、技術者からの質問に回答するサイト「Ask Tom」を開設、そしてその技術力をもとに、Oracle Magazineにも執筆を続ける。2009年10月にサンフランシスコで開催されたOracle OpenWorld 2009では、デベロッパー向けの基調講演「What are we still doing wrong?」(なぜ私たちはいまだ間違ったことをやってるのか?)を担当するだけでなく、イギリスで開催されたIndependent Oracle Users Group(IOUG)のイベントなどでも基調講演を行っている。トムは長年、Oracle OpenWorldにおいて「ベストプラクティス」を主軸に講演を行ってきたが、2009年は視点を変えて「技術者がやってはならないこと」をテーマに講演を行った。

 さらには先日リリースされたばかりのOracle Database 11g R2の新機能について、トム自身が面白いと思う機能を紹介する「Top 10 things about Oracle Database 11g Release 2」の講演も担当。総じて、現場でOracle Databaseを駆使するエンジニアたちのための技術情報を、熱意を持って伝える“エバンジェリスト”として立ち振る舞っている。それは、彼がデータベース開発部門の「アーキテクト」であることにも関係している。

 データベース開発部門のアーキテクト、つまりそれはOracle Databaseの仕様そのものをデザインする重要な役割で、オラクルのデータベース開発部門にも数名しかいない“司令塔”だ。その司令塔は、データベースの将来に向けた進化の道筋を描けるエンジニアでないとできない。トムは多くのデータベース・アーキテクトたちの声を聞き、より洗練されたデザインに落とし込むという重要な役割を担っている。

 ここで注目したいのが「データベース・アーキテクト」という職種だ。データベース・アーキテクトとは、データベース管理者や開発者のさらに上位に位置づけられ、データベース運用・開発プロジェクトに関する経験を積み、インフラ全体を見渡し、自社のデータベースインフラのアーキテクチャをデザインすることを主な業務とする、データベースのスペシャリストだ。日本ではまだデータベース・アーキテクトという概念は浸透していないが、トムはこのデータベース・アーキテクトを育て、そのノウハウ、疑問、未来を製品にフィードバックするということを行っているのだ。

トムに聞く「Ask Tom」とは?

 スペシャリストであるデータベース・アーキテクトたちの疑問に答えるサイト、Ask Tom。そもそも彼はなぜそのようなサイトを立ち上げたのか。そのきっかけについて直接トムに聞いてみた。

 もともとトムは、米オラクルのセールスコンサルティング部門で働くエンジニアで、プリセールスの段階で技術的な助言を行う立場であったという。当時、彼はusenetのニュースグループでオラクルに関する質問に回答を投稿し続けた。結果、1994年ころにはフォーラム内でのトムの活動――つまり、業務外での活動――が自由時間のほとんどを埋め尽くすようになった。

 あるとき、コミュニティ内の回答で「データディクショナリを直接書き換える」という「裏技」が紹介されていた。それはデータベースを壊してしまう可能性がある非常に危険な方法であったが、なんとオラクル社が運営するOTN(Oracle Technology Network)の技術記事で紹介されていたのだ。トムはそういった誤った技術が世の中に広がることを防ぎ、正しい情報をOracle Database技術者に伝える必要性を感じ、OTNからリンクした公開質問サイトを立ち上げた。――それが「Ask Tom」だ。

AskTom
Ask Tomトップページ

  トムは2008年にセールスコンサルティング部門からデータベース部門に異動したが、いまでもAsk Tomではデータベース技術者からの質問に回答を続けている。回答は週に1回のペースで更新される。1回の更新で回答する質問の数は70を超えることすらある。彼はこのような活動を10年近く続けているのだ。

 トムは言う――「興味深いことに、10年前と同じような質問がいまでも来るんだ。『どうやったらスケーラブルで、セキュアで、柔軟性のあるDBアプリケーションを作れますか?』ってね」。つまり、この質問はデータベース技術者をいつの時代も悩ませる問題であるのだ。「でも、適切な答えというのは時代とともに常に変化している。それが重要なポイントなんだよ」。トムはその時代のテクノロジー、新機能に沿った回答をその都度行っている。それは彼にとって技術的な挑戦であり、大変興味深いものになっているようだ。このような情報の蓄積は、Ask Tomの最大の優位点であるといえよう。

 そしてトムはAsk Tomの特長をこう語る。「重要なのは3つのポイント。質問が出てきたタイミングが分かるように、タイムスタンプがきっちり表示されていること、回答には対象製品のバージョン番号を必ず明記すること、そして誰もがコメントしやすい状況にしておくこと。これらがAsk Tomというサイトを興味深いものにしてくれるし、さまざまな意見を交わせるようにするポイントなんだ」。

日本オラクル史上“最濃”の「データベース・アーキテクト・サミット」

 簡単にトムの功績を紹介してきたが、この男の話を直接聞く機会がある。それが日本オラクルが主催する「データベース・アーキテクト・サミット askTom Live」だ。

 2010年2月9日に開催するこのイベントでは、Oracle OpenWorldをはじめ全世界で大好評だった2つの講演「What are we still doing wrong?」と「Top 10 things about Oracle Database 11g Release 2」を日本語通訳付きで行うだけでなく、事前にメールで受け付けた質問をトムへと投げかけるコーナーも用意する(質問方法の詳細は特設ページを参照してほしい)。以下のアジェンダを見ていただきたい。ほとんどがOracle Databaseが標準で提供する機能を活用して現場での開発・運用に役立てることができる実践的な内容で、活用するためのサンプルコードによるデモンストレーションを多用するのがトムの講演の特長だ。これを見てピンとくるようなデータベース管理者、データベースエンジニアにはぜひ注目してもらいたい特別なセミナーだ。

  1. Do it yourself, Parallelism
  2. Analytics are the coolest thing to happen to SQL since the keyword SELECT(LISTLAG関数)
  3. Execute on a directory(圧縮形式データの外部表からのロード)
  4. Recursive Subquery Factoring
  5. Improved time travel(Total Recall)
  6. You've got Mail(FileWatcher)
  7. Deferred Segment Creation(非同期セグメント作成)
  8. Flash Cache (Database Smart Flash Cache)
  9. Parallel Improved(In-Memory Parallel Query)
  10. Edition-Based Redefinition(Online Application Upgrade)
「Top 10 things about Oracle Database 11g Release 2」アジェンダ

 内容は大変“濃い”もので、このような情報に飢えているエンジニアにとっては歯ごたえのある内容だろう。このイベントを通じて、日本オラクルとトムは「データベース・アーキテクト」という職種を浸透させ、日本のデータベースエンジニアを一段階上のレベルに押し上げていくことを狙っている。

 伝説となるかもしれないそのイベント、あなたの参加をトムも心待ちにしている。もっとも技術に厳しい“あなたの目”で、トムの力量を確かめてほしい。

イベント情報

asktom

 2000年にAsk Tomを開設して以来10年にわたり、全世界のオラクル技術者のありとあらゆる質問に答え、データベース技術の活用を世に広めてきた世界的に有名なエバンジェリスト、トム・カイトが初来日し、特別講演を開催いたします。

 データベース・アプリケーション開発から、データベース運用管理までオラクル・データベースの活用について知り尽くし、ここ数年Oracle OpenWorldにて現場の技術者向けの基調講演を行っているトム・カイトが、オラクル技術者に対して、最新のテクノロジーの進化、それに対して技術者はどうあるべきかを語ります。また、現場の技術者にとって即効性のある最新のOracle Database 11g R2の注目機能を紹介します。

 オラクル・データベースのエキスパートの方も、これから目指す方にとっても、本セミナーにより今後の行動指針の一助となることを切望いたします。この機会を見逃さず、オラクル・データベースのアーキテクトであるトム・カイトに、データベース技術に関する質問を行い疑問を解消してください。

開催概要
開催日 2010年2月9日(火)
13:30〜17:30(受付時間 13:00〜)
開催場所 日本オラクル株式会社 本社 
13階セミナールーム
参加費 無料/事前登録制(定員 150名)
事務局twitter/公式ハッシュタグ

@OracleDB_jp
ハッシュダグ:#askTomJP


事前登録はこちらから



提供:日本オラクル株式会社
アイティメディア営業企画
制作:@IT 編集部
掲載内容有効期限:2010年02月08日

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 インフォメーション
askTom Live

 2000年にAsk Tomを開設して以来10年にわたり、全世界のオラクル技術者のありとあらゆる質問に答え、データベース技術の活用を世に広めてきた世界的に有名なエバンジェリスト、トム・カイトが初来日し、特別講演を開催いたします。

 データベース・アプリケーション開発から、データベース運用管理までオラクル・データベースの活用について知り尽くし、ここ数年Oracle OpenWorldにて現場の技術者向けの基調講演を行っているトム・カイトが、オラクル技術者に対して、最新のテクノロジーの進化、それに対して技術者はどうあるべきかを語ります。また、現場の技術者にとって即効性のある最新のOracle Database 11g R2の注目機能を紹介します。


【開催概要】
開催日:2010年2月9日(火) 13:30〜
開催場所:日本オラクル株式会社 本社 13階
参加費:無料/事前登録制

事前登録はこちらから

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