佐々木希の強みは…

●世代交代

　人気モデルにもようやく世代交代――。交際報道などで食傷気味の感が伝わってくるエビちゃん、押切もえ、山田優に代わって大ブレークの予感が漂っているのが佐々木希（２１）だ。

　ティーン女性向けのファッション誌「ＰＩＮＫＹ」の専属モデルとして人気者になった佐々木だが、一躍、全国区のタレントに浮上したきっかけがロッテのガム「フィッツ」のＣＭだった。耳に残る「噛むとフニャン」のメロディーと佐々木がくねくねと手足を曲げながら踊る「フィッツダンス」効果は絶大。

「年間４００万個でヒットといわれるガム市場で発売開始５カ月で４０００万個を売り上げた」（広告代理店関係者）というからもの凄い。

　郷里の秋田でブティックの店員をしている時にスカウトされた佐々木は、モデル美女にもかかわらず秋田弁丸出しのナマリトークというギャップも大受け。今では「レコ☆Ｈｉｔｓ！」（日本テレビ）、「ぐるナイ」（同）の「ゴチになります！」にレギュラー出演している。

「モデルなのに、女優としての評価も高く、映画やドラマの出演も増えそうです。その上、秋田弁の軽妙なトークはバラエティーでも重宝されている。エビちゃんやもえに比べてタレントとして引き出しが多いのが佐々木の強みです」（芸能記者）

　怖いのはスキャンダル――。

（日刊ゲンダイ2010年1月25日掲載）