2010年1月28日 18時48分更新
岡山県の備中県民局の男性職員が31人分の個人情報を載せた用地買収の資料を、紛失していたことがわかりました。
これは28日、県が記者会見を開いて明らかにしたもので、岡山県備中県民局の大上英樹次長が「関係者の皆様に申し訳ない」と謝罪しました。
備中県民局によりますと、用地課の60代の男性職員が、27日倉敷市の備中県民局から公用車で総社市内の用地買収のために地権者の自宅に交渉に行った際、地権者31人分の個人情報が入った名簿や手帳を入れたかばんを車の屋根の上に置いたまま出発し地権者の自宅に着いた時点でかばんがなくなっていることに気づいたということです。
名簿には斜面の崩壊を防ぐための対策事業を行うために買収する総社市内の土地について用地の補償額や地権者あわせて31人分の名前などが記入されていたということです。
備中県民局で車が通った経路や県民局の中を探したものの、かばんは見つかっていないということです。
この職員は「出発する直前に携帯電話が鳴ったため、かばんを車の上に置いてしまった。責任を痛感している」と話しているということです。