岡山放送局

2010年1月28日 18時48分更新

大規模災害想定の行政対応訓練


地震や集中豪雨などの大規模な災害に備えて県内の自治体が警察や消防との連携を確認する防災訓練が県庁や市町村の役場などでいっせいに行われています。

訓練は、大規模な災害の際の行政の対応を確認しようと、毎年行われているもので、岡山県をはじめ、県内の市町村と警察や消防それに自衛隊など58の機関の1100人が参加しています。

訓練は、マグニチュード8.6の地震が発生して岡山県南部で震度6弱の揺れが観測されたという想定で行われ、岡山県庁では職員が県内の市町村の担当者と連絡を取り合って死傷者の人数や倒壊した家屋の数などについて確認し、次々と専用の端末に入力していました。

続いて、石井知事を本部長とする災害対策本部の会議が開かれ、被災者の数やガス・水道などのライフラインの状況について報告が行われました。

石井知事は、「人命救助を最優先に対応し、県民が冷静かつ適切に行動できるように、積極的に情報を提供していただきたい」と指示していました。

岡山県の森廣伸之危機管理監は「近い将来、大規模な地震が必ず来ると言われているので県内の関係者には、訓練を機会に防災に対する意識をあらためて持ち直してほしいです」と話していました。