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液晶、折り曲げ可能に シャープなど、樹脂フィルム使用

 シャープやJSRなど13社が参加する次世代モバイル用表示材料技術研究組合(TRADIM)は27日、液晶ディスプレーを折り曲げ可能にする新技術を開発したと発表した。ガラス基板の代わりにプラスチックフィルムを使う。手帳やICカードに曲面ディスプレーを取り付けた新タイプの情報端末などが実現すると期待している。

 携帯電話やテレビの液晶ディスプレーは現在、パネルにガラス基板を使っており、折り曲げられない。ガラス基板を不要にするには、カラー表示するための部品を載せた複数のプラスチックフィルムを張り合わせなければならず、位置合わせが難しかった。

 新たにカラーフィルターなどの薄いフィルムを高精度に張り合わせる製造法を開発。3.5インチサイズで厚さ0.49ミリメートル、重さ7グラムと軽量薄型のディスプレーを試作し、カラー表示に成功した。 (01:09)

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