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Q1 どこからきたの?
 室町時代からあるといわれる「 元三 ( がんさん ) 大師 ( だいし ) 御籤 ( みくじ ) 」からきたと言われています。運勢や吉凶を漢詩に詠んだもので、1番から100番まであり、ひいた番号の文章があなたの運勢という現代とほぼ同じスタイルだったようです。元三大師とは、平安時代の天台宗の僧である良源のことで、正月3日に亡くなったことからこう呼ばれるようになったとのこと。

Q2 正式な引き方は?

手を洗い口をすすいで三拝してから引くとにかく三拝が先。その後、心を正し、気になることを具体的に思い浮かべながら引くのが良い。

Q4 吉凶の割合は?
 寺社に問い合せてもほとんどのところは教えてくれないようです。参考になるかは分かりませんが、元三大師御籤は大吉16本、吉35本、半吉12本、末小吉1本、末吉6本、凶30本。凶を引いた参拝者から「縁起が悪い」という苦情もあり、凶の本数を減らし、吉を増やしている神社もあるようです。

Q5 引いた後は?
吉凶に関わらず持ち帰ってもいいのだが、凶札が出た場合は「凶を寺社にとどめて良い運勢が結実するように」と木の枝に心を込めて結びましょう。つまり本来は凶札が出た場合だけ結びそれ以外は家に持ち帰り財布などに入れ自らの戒めや教訓として身に着けるのが良いそうです。

Q6 結ぶという行為をするのはなぜか?
これは江戸時代、恋愛ごとに悩んでおみくじを引く人が多かったことから“縁を結ぶ”になぞられた慣習です。また、「ムスビ」語源が産霊・産日であることからも、結ぶ行為に神秘的な力が込められているとも言われています。