本欄は桜井淳の水戸事務所とカリフォルニア事務所とニューヨーク事務所の(1)業務内容(2)桜井所長の日米大学での作業内容(3)米国での活動内容(4)日本での専門家養成のための学術セミナー開催案内等を掲載するHP代わりの硬いブログです。最近は事務所スタッフが月1回の割合で最新情報の更新をしています。 各項を順序よく読むと(a)事務所業務内容(b)桜井所長経歴・哲学・著書(c)学術セミナー内容(d)米国での活動内容等情報の価値が分かります。著作権・情報のオリジナリティを確保するために本ブログのコピー・引用・電子媒体へのリンクはすべて禁止します。事務所への連絡・意見はアメーバ会員に手続きすれば誰でも自由にできます。このブログのUSA版も暫定的に公開中です。

1 | 2 | 3 | 4 | 5 |oldest Next >>

【事務所報告】桜井淳所長の講演要旨「組織論」

Thu, January 28, 2010 Theme: ブログ stanford2008の投稿

【学会会合での提案事項】いまでも日本原子力学会のふたつの研究専門委員会にかかわっています。立場上、過去数回、委員会の設置や延長手続きのために、学会の企画委員会に出席して、趣旨説明や質疑応答に対応してきました。昨年2月に学会会議室で企画委員会が開催され、延長手続きの説明をしました。わずか10名程度の小さな企画委員会の委員長は原子力機構原子力基礎工学部門長の小川徹氏でした。小川氏は、昔、旧原研の材料分野の研究者でしたが、分野が異なるために、組織内や学会の会合で顔を合わせたことはなく、どのような思考の持ち主かまったく知りませんでした。企画委員会でのやり取りが最初でした。小川氏は、事前に関係議事録に目を通して問題把握をしておらず、木に竹を接ぐような議論をし、議事進行においても表現にトゲがあり、東大の先生のようなそつのなさが感じられませんでした。一流ではないと感じました。小川氏は、学会に設置されている30くらいの特別研究専門委員会・調査特別委員会・研究専門委員会の主査の任期を5年くらいにしたいと主張していました。大変良いことですが、小川氏は、言行不一致で、それらの委員会の主査任期は、いまでも、多くの委員会で、20年前後のままになっています。委員会の設置や延長は企画委員会の承認事項です。20年前後というのは異状です。世の中の人達は驚くことでしょう。私も不自然と感じています。学会のためにも考え直さねばなりません。学会の活性化を図るには主査は40-55歳台にした方が良いように思えます。

【事務所報告】桜井淳所長の講演要旨「作家大江健三郎論」

Thu, January 28, 2010 Theme: ブログ stanford2008の投稿

作家の大江健三郎氏は、30歳の時、「ヒロシマ・ノート」(岩波新書、1965)を発表しました。その書は、これまでに83刷に達し、多くの人々に思考の深さを知らしめました。大江氏は、その前の年に、自身の長男が障害を持って生まれ、失意の中、それをテーマにした純文学作品「個人的体験」(1964年に書き下ろし、新潮社からは1994年に刊行)を発表しました。次ぎの仕事として、やはりお子さんを亡くして悲しみの中の「世界」編集部の安江良介氏とともに、広島を訪問しました。大江氏のそのレポートは、実によく人間を考察し、重厚な社会科学の論文になっており、改めて大江氏の実力を再確認しました。大江作品は、人間の根源的な「生きる力」をテーマにしていますが、それは、自身のお子さんへの愛と苦悩をとおし、人一倍、人間に対する優しさのようなものが育まれた結果です。実に力強い作品に仕上がっています。


私は大江作品をすべて熟読・吟味しています。大江氏は、思考が深く、人間の本質を追究しており、哲学の世界です。大江氏の「沖縄ノート」(岩波新書、1970)等には、思わず、震え上がる真実が記されています。


大江氏は、他の作品の中で、訪問先の広島の爆心地の川で行われた死者の霊を弔うための"精霊流し"に、生存している長男の氏名を記して流したと告白しています。障害を持った長男に対する苦悩の表現と解釈できます。しかし、この話は、ここで終わらず、大江氏は、つぎに広島を訪れた時、自身のそれまでの行為を恥て、今度は、自身の氏名を記して流したと告白しています。それは、家族や長男への謝罪の意思表示だけでなく、さらに、自身の弱さの克服であり、震え上がるような真実です。


普通の人は、安易な選択をしたかもしれませんが、大江氏は、あえて、困難に積極的に対面し、克服するための人間の強さを作品を通して表現してきました。そのことに最大限の賞賛を送ります。私は、大江氏が、なぜ、ノーベル賞を受賞できたのか、良く理解できます。作家は、一般の人間と異なり、自身の人生のネガティブな側面を題材に、 人間の本質を掘り下げています。大江氏は、何も隠さず、そのことを積極的に語りかけています。

【事務所報告】桜井淳所長の講演要旨「作家五木寛之論」

Mon, January 25, 2010 Theme: ブログ stanford2008の投稿

私は、「旧約聖書」「新約聖書」や「ナザレのイエス」「ユダヤ教の精神構造」のようなの学術書だけでなく、「新約聖書物語」「神の発見」「梅原猛著作集第9巻三人の祖師」「般若心経について」「チベットのモーツアルト」「ユダヤ教の歴史」のような啓蒙書も読んでいます。特におもしろくて分かりやすいと感じたのは梅原猛・中沢新一・犬養道子・瀬戸内寂聴・五木寛之の解説です。仏教は、専門ではありませんが、比較宗教学の視点から研究しています。


表現法や内容が受け入れられるか否かにかかわりなく、非常に冷静で淡々と語っているのは、作家の五木寛之氏です。


五木氏は、1932年生まれですから、78歳になります。五木氏は、早大文学部露文科卒後、若くしてベストセラー作家となり、代表作として、34歳で「さらばモスクワ愚連隊」(第6回小説現代新人賞)、35歳で「蒼ざめた馬を見よ」(第56回直木賞)、35歳で「青年は荒野をめざす」、36歳で「風に吹かれて」、44歳で「青春の門」(第10回吉川英治文学賞)(この10冊のシリーズは総数2000万部の歴史的ベストセラーとなりました)、49歳で一時休筆して、京都にある浄土真宗(親鸞)の龍谷大学で仏教を学び、その後、文壇に復帰、仏教については、「蓮如-われ深き淵より-」「生きるヒント」「大河の一滴」「人生の目的」「運命の足音」「不安の力」「元気」「気の発見」「神の発見」「人生の覚悟」等の作品があります。


読んで感じることは、五木氏は、人間的に、大変真面目で、誠実で、勤勉で、しかも、がまん強く、常に冷静で、淡々と語り続けており、読者に、人間としての価値・魅力・能力・主張がよく伝わるような表現をしており、希に見る人生への積極的な姿勢が読み取れる作家のひとりのように思えました。作家は、誰しも、自身の体験を題材にしていますが、「青春の門」や「青年は荒野をめざす」には、五木氏の体験の試行錯誤の跡が記されており、五木氏の心の変遷を読み取る上で貴重な資料です。


桜井淳カリフォルニア事務所のHP代わりの硬いブログ-龍谷大学本部 桜井淳カリフォルニア事務所のHP代わりの硬いブログ-西本願寺
JR京都駅近くにある龍谷大学本部_______________西本願寺(龍谷大学本部の隣、訪問時閉門)


特に、ベストセラー作家でありながらが49歳で学士入学し、しかも、仏教を学ぶということは、誰にでもできることではありません。人生について特に感じることがあってのことでしょう。その年齢は、人生の一区切りというだけでなく、同時に、迷いが生じ、人生の最終的な目標は何かについて考えるようになります。五木氏が仏教を学ぼうとした心境については、私自身の神学哲学の研究の経験からも、よく分かります。宗教を研究対象にすることと信仰対象にすることは別次元の問題です。


読者の中には、五木氏のように、腰が低くて本音で悟りきったような哲学の展開に、違和感どころか、揶揄すらする者がいますが、私は、どちらかというと、積極的に受け入れる立場にあり、学問や人生に対する積極的な姿勢には、なお、学ぶべきことが多くあるように感じています。五木氏は、全作品をとおして、人間とは、人生とは、について、問いかけているのです。すでに哲学者と言ってもよいでしょう。


桜井淳カリフォルニア事務所のHP代わりの硬いブログ-五木寛之「親鸞」
五木寛之「親鸞(上、下)」(講談社、2010)


最近、五木寛之「親鸞(上、下)」(講談社、2010)を熟読しました。上下とも約300頁で、全国27の地方紙に連載されたものです。この作品は、小説であって、史実に忠実な学術書ではありませんが、仏教の高度な専門知識と親鸞の人生と思想遍歴を熟知していなければ、書くことのできない内容です。上巻では8-19歳まで(氏名は忠範から範宴へ)、下巻では19-33歳まで(範宴から間置いて善信へ)の比叡山延暦寺や六角堂での修行(比叡山延暦寺から京都の真ん中の六角堂まで毎日通ったと記され、直線距離で約10kmで可能なように思えますが、その大半は比叡山の勾配のきつい山道であることを考慮すると、不可能な苦行)、越後への流罪(流罪が決まってから自ら親鸞と改名、歴史的には流罪の真の原因は分かっていません)への経緯が記されています。


私には比叡山での苦行の内容(若い頃には掃除や薪割り、それが済むと読経、修行が進むと高度な各種経の1000回にも及ぶ繰り返し等、修行の無限の深さ)が大変参考になりました。反面、五木氏が小説としてさまざまな設定をし、最も大きなウェイトを置き、くどいように展開した救済の本質的解釈については、あまりにも自明なことであり、なぜ、くどくどと繰り返すのか疑問に感じました。下巻の数箇所に見られる度肝を抜かれるストーリー展開に、驚きを通り越し、恐怖さえ感じました。この作品には「青春の門」にはない年齢相応の哲学的思索の成果が記されており、作家として、哲学者として、ライフワークと位置づけられる出来栄えです。


五木氏は、大江健三郎氏とともに、作家として、哲学者として、最も高い位置に登りつめた作家です。「親鸞」を読むとそのことが良く分かります。


桜井淳カリフォルニア事務所のHP代わりの硬いブログ-「常陸の親鸞」
園部公一「常陸の親鸞」(東泠書房、2004)


なお、親鸞は、流罪を勅免された直後、45歳の時、家族とともに、常陸の国(今の茨城県)の稲田(今の笠間市稲田)の西念寺を中心に、常陸の国の北部一帯(今の常陸太田と常陸大宮)で、約10年間、布教活動をしていた時期があり、その地域の約20の寺院には、親鸞の遺跡が残されています。私の住む水戸市にも徒歩で訪れることのできる関係する寺院が三箇所(信願寺・善重寺・報仏寺)あります。これから県内のすべての寺院を訪ね歩き、改めて、歴史的事実の把握に務めたいと考えています。

【事務所報告】定期的に開催している各種学術セミナーの内容(3)【桜井学校講義内容】

Fri, January 22, 2010 Theme: ブログ stanford2008の投稿

(21)「高速増殖炉安全性セミナー」(2010年開始)
(1)主催 桜井淳水戸事務所(代表 桜井 淳)
(2)実施概要 炉物理理論・炉物理実験・原子炉安全解析を体系化。

  
桜井淳カリフォルニア事務所のHP代わりの硬いブログ-プルサーマルの科学


10:00-11:00 熱中性子炉と高速炉の特徴と安全性
11:00-12:00 世界の高速増殖炉開発の現状

13:00-14:00 高速増殖炉実験炉「常陽」・原型炉「もんじゅ」・実証炉概念設計の現状

14:00-15:00 高速増殖炉使用済み燃料の再処理技術開発の現状

15:00-16:00 日本の核燃料サイクルの現状と将来計画

16:00-16:30 自由討論


(3)担当者 桜井 淳(元原子力安全解析所副主任解析員)
(4)配布資料 ①桜井「プルサーマルの科学」(朝日選書、2001)、②桜井「【現地調査報告】六ヶ所村核燃料再処理工場-さらなる安全・効率が課題に」(「世界週報」2006.9.5号)、桜井「本格化するプルサーマル」(茨城新聞「時論」、2010.1.?)

(5)応募資格 高速増殖炉の安全性とプルトニウム利用に興味を持っている者(大学院生歓迎)
(6)定員 20名

(7)参加費 10000円(セミナー開催後、1ヵ月以内に指定口座に振り込み)



(22)「六ヶ所村核燃料再処理工場安全性セミナー」(2010年開始)
(1)主催 桜井淳水戸事務所(代表 桜井 淳)
(2)実施概要 1995年8月(建設初期の耐震設計調査)、2006年4月(使用済み燃料による試験再処理の開始時)、2010年2月(ガラス固化体製造施設)の日本原燃六ヶ所村再処理工場の現地調査を基に体系化したものです。


桜井淳カリフォルニア事務所のHP代わりの硬いブログ-プルサーマルの科学


初級コース(1日目)   

10:00-11:00 核燃料サイクル施設各論と経済性評価(英仏日比較論)

11:00-12:00 再処理工場工程各論(Ⅰ)使用済み燃料貯蔵施設の臨界防止技術の特徴(部分的バーンナップクレジットの導入)

13:00-14:00 再処理工場工程各論(Ⅱ)溶解工程・分離工程の臨界防止技術の特徴(部分的バーンナップクレジットの導入)

14:00-15:00 再処理工場工程各論(Ⅲ)MOX燃料貯蔵施設の臨界防止技術の特徴
15:00-16:00 再処理工場工程各論(Ⅳ)日本特有のウラン・プルトニウム混合抽出法と核不拡散政策

16:00-16:30 自由討論


上級コース(2日目) 

10:00-11:00 排気筒からのクリプトン85等の大気拡散

11:00-12:00 排水管からのトリチウム等の海洋拡散

13:00-14:00 農作物・海産物への濃縮影響評価

14:00-15:00 人体への被ばく評価

15:00-16:00 放射線線量率のモニタリングと環境安全性評価

16:00-16:30 自由討論 


(3)担当者 桜井 淳(元原子力安全解析所副主任解析員)
(4)配布資料 ①桜井「プルサーマルの科学」(朝日選書、2001)、②桜井「【現地調査報告】六ヶ所村核燃料再処理工場-さらなる安全・効率が課題に」(「世界週報」2006.9.5号)、③桜井「本格化するプルサーマル」(茨城新聞「時論」、2010.1.?)

(5)応募資格 再処理工場の安全性とプルトニウム利用に興味を持っている者(大学院生歓迎)
(6)定員 20名

(7)参加費 30000円(セミナー開催後、1ヵ月以内に指定口座に振り込み)



(23)「原子力発電所の大事故の影響評価法セミナー」(2010年開始)
(1)主催 桜井淳水戸事務所(代表 桜井 淳)
(2)実施概要 講義内容は、桜井淳所長が2009年11月14日に日本科学技術社会論学会第8会研究大会で口頭発表した「ベック「危険社会」を踏まえてのリスク管理社会の情報発信法と信頼性」(予稿集pp.40-43(2009))を基に詳細化したものです。

  
桜井淳カリフォルニア事務所のHP代わりの硬いブログ-原発システム安全論


初級コース(1日目) 

10:00-11:00 日米の原子力賠償法
11:00-12:00 日米で実施された原子力発電所の大事故の影響評価法と結果(歴史的経緯)
13:00-14:00 米国で開発された確率論的安全評価法(PSA)
14:00-15:00 PSAレベル1(炉心損傷確率評価)、PSAレベル2(ソースターム評価)、PSAレベル3(影響評価)、PSAレベル4(地震等外的要因評価)
15:00-16:00 日米の影響評価結果の比較と日本の課題
16:00-16:30 自由討論


上級コース(2日目) 

10:00-11:00 米原子力委員会「原子炉安全性研究」(WASH-1400(1975))の方法と結果

11:00-12:00 米原子力規制委員会「苛酷事故リスク」(NUREG-1150(1991))の方法と結果

13:00-14:00 京大原子炉実験所の故・瀬尾健氏と小出裕章氏による方法と結果

14:00-15:00 小出氏計算結果の妥当性(WASH-1400の死者数より三桁多い要因分析 ; ①人口密度差で約一桁、②被ばくリスク係数差で約一桁、③米国物理学会報告Rev.Mod.Phys.,Suppl.1,No.1(1975)で提起された成果の考慮で約一桁)

15:00-16:00 ベック「危険社会」を踏まえてのリスク管理社会の情報発信法と信頼性(日本科学技術社会論学会第8会研究大会予稿集pp.40-43(早大、2009))

16:00-16:30 自由討論 


(3)担当者 桜井 淳(元原子力安全解析所副主任解析員)
(4)配布資料 ①桜井「ベック「危険社会」を踏まえてのリスク管理社会の情報発信法と信頼性」(日本科学技術社会論学会第8会研究大会予稿集pp.40-43(早大、2009))、②日本科学技術社会論学会論文誌「科学技術社会論研究」へ投稿する原著論文(作成中)、③桜井「原発システム安全論」(日刊工業新聞社、1994)(内容はNUREG-1150の分析と日本の実機へのPSAレベル1適用例)
(5)応募資格 原子力発電所の大事故の影響評価法と結果に興味を持っている者(大学院生歓迎)
(6)定員 20名

(7)参加費 30000円(セミナー開催後、1ヵ月以内に指定口座に振り込み)



(24)「高レベル放射性廃棄物地下貯蔵所の安全問題と社会的受容条件セミナー」(2010年開始)
(1)主催 桜井淳水戸事務所(代表 桜井 淳)
(2)実施概要 高レベル放射性廃棄物地下貯蔵所の安全性や日本独自の技術開発「オメガ計画-核変換技術開発-」を生かす原子力政策について提案する。

  
桜井淳カリフォルニア事務所のHP代わりの硬いブログ-プルサーマルの科学


初級コース(1日目) 

10:00-11:00 核燃料サイクル各論
11:00-12:00 核燃料再処理工場と高レベル廃棄物ガラス固化体
13:00-14:00 高レベル放射性廃棄物地下貯蔵所の安全問題
14:00-15:00 米国・スウェーデン・フィンランド等の高レベル放射性廃棄物地下貯蔵所建設地と地質
15:00-16:00 科学技術社会論の視点から経済産業省と原子力発電環境整備機構による高レベル放射性廃棄物地下貯蔵所建設地公募及び社会的受容条件の考察
16:00-16:30 自由討論


上級コース(2日目) 

10:00-11:00 米国による使用済み燃料高レベル廃棄物方式及び欧州先進国・日本による高レベル廃棄物ガラス固化体方式の比較

11:00-12:00 日本のオメガ計画「核変換技術」

13:00-14:00 再処理廃液核種の群分離技術及び大強度陽子加速器による核変換技術

14:00-15:00 大強度陽子加速器による核変換技術開発の現状と商業技術化の可能性

15:00-16:00 未来型核燃料サイクル技術の社会的受容条件

16:00-16:30 自由討論 


(3)担当者 桜井 淳(元原子力安全解析所副主任解析員)
(4)配布資料 ①桜井「プルサーマルの科学」(朝日選書、2001)、②桜井「【現地調査報告】六ヶ所村核燃料再処理工場-さらなる安全・効率が課題に」(「世界週報」2006.9.5号)、③桜井「クロストークエネルギー第11回人類は原子力エネルギーをコントロールできるか」(電気新聞web放送、2009.10.30と11.6)、④桜井「高レベル放射性廃棄物地下貯蔵所の地層処分」(「フジサンケイビジネスアイ」の「論風」欄、2009.8.7付)、⑤桜井「高レベル放射性廃棄物地下貯蔵所建設地公募及び社会的受容条件」(書き下ろし論文)

(5)応募資格 高レベル放射性廃棄物地下貯蔵所の安全問題に興味を持っている者(大学院生歓迎)
(6)定員 20名

(7)参加費 30000円(セミナー開催後、1ヵ月以内に指定口座に振り込み)



(25)「原子力ナショナル・プロジェクト評価法セミナー」(2010年開始)
(1)主催 桜井淳水戸事務所(代表 桜井 淳)
(2)実施概要 この内容は、桜井淳所長の基礎工学理論と四半世紀にわたる原研と動燃の組織メカニズムの観測・分析、動燃技術開発報告書「動燃技報」の記載内容の分析、原子力機構・電源開発・東京電力・日本原燃・電事連への聞き取り調査を基に、独自の考察を行いました。

  

初級コース(1日目) 

10:00-11:00 国産動力炉開発を担う動燃創立の政治学
11:00-12:00 原子力ナショナル・プロジェクト「ウラン濃縮」「再処理」「新型転換炉」「高速増殖炉」の概要

(再処理は、フランスからの技術導入にともなう運転管理が主であるため、以下の議論では省略します。)
13:00-14:00 遠心分離器原型技術の技術評価(国によるプロジェクト成功基準)

(サイクル機構(旧動燃)技術開発報告書JNC-TN1400-2001-004の分析)
14:00-15:00 新型転換炉原型炉「ふげん」の技術評価(国によるプロジェクト成功基準)

(サイクル機構(旧動燃)技術開発報告書JNC-TN1400-2003-004の分析)
15:00-16:00 高速増殖炉原型炉「もんじゅ」の技術評価(国によるプロジェクト成功基準)

(サイクル機構(旧動燃)技術開発報告書JNC-TN1400-2003-003の分析)
16:00-16:30 自由討論


上級コース(2日目) 

10:00-11:00 技術開発論(桜井所長の経験と斉藤優「技術開発論」(文眞堂、1989)を基に体系化・論理化)

11:00-12:00 考察1-新型転換炉実証炉の建設中止問題(経済性)-

13:00-14:00 考察2-高速増殖炉実証炉の課題(経済性)-
14:00-15:00 考察3-原子力委員会の課題(経済性を有する商業技術となる実用技術の開発のための政策策定)-
15:00-16:00 考察4-電気事業連合会の課題(国産技術の育成)-
16:00-16:30 自由討論 


(3)担当者 桜井 淳(日本科学技術社会論学会会員)
(4)配布資料 ①桜井「ナショナル・プロジェクト論Ⅰ」(日本科学技術社会論学会論文誌「科学技術社会論研究」(原著論文投稿中、2009.8))、②桜井「ナショナル・プロジェクト論Ⅱ」(日本科学技術社会論学会論文誌「科学技術社会論研究」(原著論文投稿中、2009.9))、③桜井「日本における原子力ナショナル・プロジェクトの合否判定基準と新評価モデルの提案」(米科学社会学会・日本科学技術社会論学会2010年合同学会での英語口頭発表予稿原稿及び英文原著論文、作成中)、④「技術論研究30年の哲学と体系(Ⅰ)-星野技術論の継承から独自技術論の構築へ-」(日本科学技術社会論学会第6回研究大会予稿集p.59-62(2007))

(5)応募資格 原子力ナショナル・プロジェクトに興味を持っている者(大学院生歓迎)
(6)定員 20名

(7)参加費 30000円(セミナー開催後、1ヵ月以内に指定口座に振り込み)



(26)「核不拡散にかかわる政策的・技術的問題セミナー」(2010年開始)
(1)主催 桜井淳水戸事務所(代表 桜井 淳)
(2)実施概要 内容は、桜井淳所長の基礎工学理論と四半世紀にわたる関連施設(主に六ヶ所村の核燃料サイクル施設のうちウラン濃縮工場と再処理工場、その他、サイクル機構の再処理工場とプルトニウム加工工場)の見学と聞き取り調査、これまでいくつかの大学・研究会・一般講演で講演した断片的な話題を体系化・論理化したものです。

  

初級コース(1日目) 核不拡散一般論

10:00-11:00 米核不拡散政策
11:00-12:00 核燃料サイクル施設の概要

13:00-14:00 ウラン濃縮工場と再処理工場の詳細
14:00-15:00 国際原子力機関(IAEA)の査察法と頻度

15:00-16:00 ウラン濃縮工場による施設部分的改造による兵器級濃縮ウラン生成及び再処理工場の部分的改造による単体プルトニウム抽出の技術的可能性と防止法

16:00-16:30 自由討論


上級コース(2日目) 炉物理詳細論

10:00-11:00 核設計に必要な核データ

11:00-12:00 マンハッタン計画時代の核兵器設計技術(Po-Be方式中性子源によるプルトニウム球体爆縮技術)

13:00-14:00 マンハッタン計画後の核兵器設計技術(ブースター方式中性子源によるプルトニウム球体爆縮技術)

14:00-15:00 すべての型式の原子炉により"燃料燃焼の最適化"によって兵器級プルトニウム生成は可能
15:00-16:00 3年間燃料燃焼の通常運転方式で生成された軽水炉プルトニウムによる核兵器製造上の致命的問題-"軽水炉プルトニウム"による実戦配備核兵器はなぜ存在しないのか-

16:00-16:30 自由討論 


(3)担当者 桜井 淳(日本科学技術社会論学会会員)
(4)配布資料 書き下ろし論文 ①桜井「日本の核物質防護体制の現状分析」、②桜井「核設計メモ」

(5)応募資格 核不拡散に興味を持っている者(大学院生歓迎)
(6)定員 20名

(7)参加費 30000円(セミナー開催後、1ヵ月以内に指定口座に振り込み)



(27)「医療モンテカルロセミナー」(2010年開始)
(1)主催 桜井淳水戸事務所(代表 桜井 淳)
(2)実施概要 ガン治療に光子・中性子・陽子・炭素イオン等の各種放射線が利用されています。今後、各県に高エネルギー陽子加速器が設置される予定ですが、その施設では、陽子ビームロスに起因する加速器構造材との各種核反応で生じる中性子・光子の遮蔽設計が重要になります。さらに、患者に対する最適照射条件の設定や照射線量評価には、モンテカルロシミュレーションが効果的です。このセミナーでは、光子・中性子・陽子・炭素イオン等の各分野における特徴とモンテカルロシミュレーションでの対応法について考察します。

  

10:00-10:30 医療モンテカルロの定義と特徴

10:30-11:00 汎用モンテカルロシミュレーション計算システムの提案
11:00-12:00 高エネルギー陽子加速器施設の中性子・光子遮蔽設計

13:00-14:00 光子輸送計算による患者の最適照射条件の設定と線量評価法の検討

14:00-15:00 中性子輸送計算による患者の最適照射条件の設定と線量評価法の検討

15:00-16:00 陽子・重イオン等の荷電粒子輸送計算による患者の最適照射条件の設定と線量評価法の検討

16:00-16:30 自由討論


(3)担当者 桜井 淳(日本原子力学会「最適モンテカルロ計算法」研究専門委員会主査)
(4)配布資料 ①桜井・他「モンテカルロ法による医療施設設計及び照射野線量評価の現状と課題」、日本原子力学会会誌、Vol.49,No.11-12,pp.26-30(2007)

(5)応募資格 医療モンテカルロに興味を持っている者(大学院生歓迎)
(6)定員 20名

(7)参加費 10000円(セミナー開催後、1ヵ月以内に指定口座に振り込み)



(28)「日本の科学技術政策セミナー」(2010年開始)
(1)主催 桜井淳水戸事務所(代表 桜井 淳)
(2)実施概要 桜井所長の原研と東大での経験と「科学技術白書」に基づく日本と欧米先進国の科学技術政策の構造分析の体系化。
 


10:00-10:30 国際比較対象国

10:30-11:00 日本の科学技術政策の歴史的考察

11:00-12:00 「科学立国」が目指す科学技術政策の考え方

13:00-14:00 研究費の組織別(大学・公的機関・企業)・分野別(理学・工学・医学・薬学・保健・農学等)の国際比較

14:00-15:00 研究者数の分野別(大学・公的機関・企業)・分野別(理学・工学・医学・薬学・保健・農学等)の国際比較

15:00-16:00 日本の科学技術政策の特徴と国際的位置づけ

16:00-16:30 自由討論


(3)担当者 桜井 淳(日本科学技術社会論学会会員)
(4)配布資料 ①桜井「日本の科学技術政策の歴史的考察」

(5)応募資格 科学技術政策に興味を持っている者(大学院生歓迎)
(6)定員 20名

(7)参加費 10000円(セミナー開催後、1ヵ月以内に指定口座に振り込み)



(29)「神学哲学セミナー」(10年間の準備後の2020年頃から開始、作成中)
(1)主催 桜井淳水戸事務所(代表 桜井 淳)
(2)実施概要 2009年4月から東大大学院人文・社会系研究科で研究している研究対象としての神学哲学と過去30年間の欧米等での見聞を基に体系化した神学文化論(10年計画で学会論文誌に数編の原著論文を執筆後に開講する予定です)。


桜井淳カリフォルニア事務所のHP代わりの硬いブログ-東大本郷東西銀杏並木2009.11 桜井淳カリフォルニア事務所のHP代わりの硬いブログ-東大南北方向銀杏並木
東大本郷東西方向の銀杏並木2009.11(奥が____東大本郷東西方向の銀杏並木2009.11

安田講堂、左側がゼミ室のある法文1号館、

右側が文献調査に利用している宗教学・宗教

史研究室図書室のある法文二号館)


初級コース(1日目) 基礎論

10:00-11:00 【世界二大民族宗教】ユダヤ教
11:00-12:00 【世界二大民族宗教】ヒンドゥー教

13:00-14:00 【世界三大世界宗教】仏教
14:00-15:00 【世界三大世界宗教】キリスト教

15:00-16:00 【世界三大世界宗教】イスラーム教

16:00-16:30 自由討論


上級コース(2日目) 宗教文化論

10:00-11:00 【現地調査】イスラエルの神学遺跡

(2009年4月以前の調査1979.10-2009.3)

11:00-12:00 【現地調査】欧米の歴史的寺院(建築技術)

(2009年4月以前の調査1979.10-2009.3)

13:00-14:00 【現地調査】奈良の歴史的寺院(仏教建築と仏像美術)

(2009年4月以降の第1回調査2009.7.31)
14:00-15:00 【現地調査】京都の歴史的寺院(仏教建築と仏像美術)

(2009年4月以降の第1回調査2009.9.18-19)

15:00-16:00 【現地調査】鎌倉・北鎌倉の歴史的寺院(仏教建築と仏像美術)

(2009年4月以降の第1回調査2009.11.14)

16:00-16:30 自由討論


桜井淳カリフォルニア事務所のHP代わりの硬いブログ-法隆寺五重塔 桜井淳カリフォルニア事務所のHP代わりの硬いブログ-法隆寺夢殿

法隆寺五重塔_______________________________________法隆寺夢殿

桜井淳カリフォルニア事務所のHP代わりの硬いブログ-東大寺中門 桜井淳カリフォルニア事務所のHP代わりの硬いブログ-東寺金堂
東大寺中門_________________________________________ 東寺金堂

桜井淳カリフォルニア事務所のHP代わりの硬いブログ-西本願寺 桜井淳カリフォルニア事務所のHP代わりの硬いブログ-東本願寺金堂
西本願寺____________________________________________ 東本願寺金堂

桜井淳カリフォルニア事務所のHP代わりの硬いブログ-東福寺 桜井淳カリフォルニア事務所のHP代わりの硬いブログ-三十三間堂正面左半分
東福寺_______________________________________________ 三十三間堂正面左半分

桜井淳カリフォルニア事務所のHP代わりの硬いブログ-清水寺本堂 桜井淳カリフォルニア事務所のHP代わりの硬いブログ-円覚寺山門
清水寺本堂__________________________________________ 円覚寺

桜井淳カリフォルニア事務所のHP代わりの硬いブログ-名月院本堂 桜井淳カリフォルニア事務所のHP代わりの硬いブログ-建長寺
明月院(あじさい寺)本堂____________________________建長寺正門



桜井淳カリフォルニア事務所のHP代わりの硬いブログ-東慶寺吊鐘 桜井淳カリフォルニア事務所のHP代わりの硬いブログ-東慶寺の野外の仏像

東慶寺(駆け込み寺)吊鐘__________________________東慶寺の仏像


(2009年4月以前の1979.10-2009.3に撮影したイスラエルの神学遺跡と欧米の歴史的寺院の写真は、昔のカメラで撮影しており、簡単に添付できないため、いかにしたらきれいに掲載できるか編集法を検討中です。)


(直接、研究テーマにかかわる視点での詳細な写真は、オリジナリティの観点から、掲載できません。)


(3)担当者 桜井 淳(日本ユダヤ学会会員)
(4)配布資料 書き下ろし論文作成中 

(5)応募資格 神学哲学に興味を持っている者(大学院生歓迎)
(6)定員 20名

(7)参加費 30000円(セミナー開催後、1ヵ月以内に指定口座に振り込み)



(30)「哲学セミナー」(2010年開始、作成中)
(1)主催 桜井淳水戸事務所(代表 桜井 淳)
(2)実施概要 

  

初級コース(1日目) 

10:00-11:00 モーセ五書
11:00-12:00 ソクラテス

13:00-14:00 プラトン

14:00-15:00 デカルト

15:00-16:00 スピノザ

16:00-16:30 自由討論


初級コース続(2日目) 

10:00-11:00 カント

11:00-12:00 ヘーゲル

13:00-14:00 マルクス
14:00-15:00 ダーウィン
15:00-16:00 デューイ
16:00-16:30 自由討論


上級コース(3日目)

10:00-12:00 東大の「技術の哲学」についての感想

13:00-16:30 自由討論(古代哲学から現代哲学まで)


(3)担当者 桜井 淳(日本ユダヤ学会会員)
(4)配布資料 書き下ろし論文作成中  

(5)応募資格 哲学に興味を持っている者(大学院生歓迎)
(6)定員 20名

(7)参加費 30000円(セミナー開催後、1ヵ月以内に指定口座に振り込み)



セミナー開催実績と研究機関・学会等から出版した学術成果物(桜井学校の内容」等の本欄バックナンバー参照)


【事務所報告】桜井淳所長の2010年1月の実施事項【メルマガ会員限定情報】

Fri, January 22, 2010 Theme: ブログ stanford2008の投稿
1 | 2 | 3 | 4 | 5 |oldest Next >>
powered by Ameba (アメーバ)|ブログを中心とした登録無料サイト