Q1. 鳩山内閣を支持しますか。
鳩山内閣の支持率は、前月の調査(12月27日実施)より0.8ポイント減の12.1%となり、「支持しない」は1.0ポイント増の60.7%となりました。一方「どちらともいえない」は27.2%でした。
支持政党別では「民主党支持層」の60.1%(前月比1.7ポイント増)が鳩山内閣を「支持」、「どちらともいえない」33.3%(前月比1.6ポイント減)、「支持しない」は6.6%(前月比に同じ)となりました。
「支持政党なし」の無党派層でみると、「支持しない」の61.0%(前月比0.6ポイント減)がもっとも多く、ついで「どちらともいえない」34.6%(前月比0.7ポイント増)、「支持する」4.4%(前月比0.1ポイント減)となりました。
また、Q8との重ねあわせで見ると、政治に関する情報を「新聞報道」からもっとも多く入手する層では、19.7%(前月比1.9ポイント減)が鳩山内閣を「支持」し、「支持しない」は51.7%(前月比2.5ポイント増)となりました。
「TV報道」からもっとも多く入手する層では、「支持しない」42.4% (前月比2.1ポイント増)が「支持する」16.1% (前月比1.9ポイント減)を上回りました。
同様に「インターネット」からもっとも多く入手する層においても、鳩山内閣を「支持しない」78.8%(前月比0.9ポイント増)が「支持する」7.1%(前月比0.4ポイント減)を大きく上回る結果となりました。
男女別にみると、「支持しない」との回答の割合は、「男性(64.0%)」の方が「女性(57.4%)」より6.6ポイント多く、「どちらともいえない」との回答の割合は、「女性(31.9%)」の方が「男性(22.5%)」より9.4ポイント多いなど、傾向に違いが見られました。
年代別では、50代以上(16.2%)で「支持する」との回答の割合が多く、一方の「支持しない」との回答の割合は30代(64.1%)、20代(61.4%)で抜きん出る結果となりました。
Q2. いま、どの政党を支持していますか。
いま、支持する政党では「自民党」が33.0%(前月比1.2ポイント減)ともっとも多く、次いで「民主党」の15.1%(前月比1.1ポイント減)となりました。「支持政党なし」は37.2%(前月比0.9ポイント増)、みんなの党は4.3%で前月より0.7ポイントの増となり共産党を初めて抜きました。共産党は3.8%(前月比0.1ポイント増)、公明党1.8%(前月比に同じ)、社民党1.3%(前月に同じ)の順となりました。
男女別にみると、「民主党」との回答の割合は、「男性(16.4%)」の方が「女性(13.7%)」より2.7ポイント多く、また「支持政党なし(無党派層)」との回答の割合は、「女性(40.4%)」の方が「男性(34.1%)」より6.3ポイント多い結果となりました。
年代別では、10代以下をのぞき、「自民党」と回答した割合は各年代で大きな差がないのに対して、「民主党」については40代で19.0%、50代以上で19.5%と他の年代に比べて回答の割合が多くなっています。また、10代以下をのぞき、年代が低くなるほど「支持政党なし(無党派層)」との回答の割合が多くなる傾向が見られました。
Q3. 小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」による、土地購入をめぐる政治資金規正法違反事件について、全容を解明する上で問題があるとすれば、以下のうちどれだと思いますか。(複数回答可)
小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」による、土地購入をめぐる政治資金規正法違反事件について、全容を解明する上での問題点については、「小沢幹事長の対応・説明(70.9%)」が7割を超え、次いで「TVや新聞などマスコミの報道手法(47.0%)」、「検察の情報公開手法(23.7%)」、「その他(10.8%)」と続き、「問題はない」はわずか3.0%にとどまりました。
男女別で大きな傾向の違いは見られませんでした。
年代別では、「小沢幹事長の対応・説明」については、他の年代が6割台であるのに対して、「30代(73.6%)」と「20 代(73.5%)」で7割を超えました。また、「TVや新聞などマスコミの報道手法」については「20代(50.9%)」が5割を超え突出した以外、年代が高くなるにつれ、回答の割合が少なくなっていく傾向が見られました。
支持政党別で見ると、「民主党支持層」で「小沢幹事長の対応・説明(51.8%)」が5割を超え、次いで「TVや新聞などマスコミの報道手法(47.2%)」、「検察の情報公開手法(32.0%)」となりました。
一方の「自民党支持層」でも回答の割合の多い順は「民主党支持層」と同様となりましたが、「TVや新聞などマスコミの報道手法」は52.3%と「民主党支持層」より多く、逆に「検察の情報公開手法」は17.1%と「民主党支持層」と比べ回答の割合が著しく少なくなっています。
Q4. 18日から始まっている今国会で優先されるべきことは何だと思いますか。(複数回答可)
今国会で優先されるべきものについては、「雇用対策(54.9%)」、「景気の二番底への対応(52.4%)」が5割を超え突出しました。次いで「予算案の早期成立(37.5%)」、「鳩山首相、小沢幹事長の政治資金問題の追及(35.6%)」、「米軍普天間基地の移設問題(27.5%)」、「インド洋での給油に代わる国際貢献策(13.7%)」、「官僚答弁の禁止など政治主導を強化するための国会改革(8.0%)」、「その他(7.0%)」の順となりました。
男女別で大きな傾向の違いは見られませんでした。
年代別では、「雇用対策」については、10代以下をのぞき、年代が低いほど回答の割合は多くなっていく傾向が見られ20代(60.3%)で6割を超えました。
Q5. 今年の夏に参議院選挙が行われますが、今、参院選が行われたら、比例代表では、どの政党に投票しようと思いますか。(有権者でない方は、選挙権があるとしてお答えください。)
今、参院選が行われたら、比例代表でどの政党に投票しようと思うかについては、「自民党(42.0%)」が4割を超え、前月の調査より0.3ポイントの増となりました。次いで「決めていない(27.3%)」と続き、「民主党」は14.8%で、前月の調査より0.1ポイントの減となりました。
男女別にみると、「決めていない」との回答の割合は「女性(31.5%)」の方が「男性(23.3%)」より8.2ポイント多く傾向に違いが見られました。
年代別では「自民党」との回答の割合が多かったのは「20代(45.0%)」と「30 代(43.4%)」で他の年代に比べ抜きん出ています。一方の「民主党」は10 代以下をのぞき、年代が高くなるにつれ、回答の割合が多くなる傾向が見られました。
Q6. 今後どのような政権ができるのが望ましいと思いますか。
望ましい今後の政権の姿は「政界再編による新しい枠組み」がもっとも多く42.4%(前月比2.0ポイント増)となりました。次いで「自民党中心の連立政権」17.7%(前月比1.2ポイント増)、「自民党の単独政権」13.7%(前月比1.1ポイント減)の順になりました。
男女別に見ると「民主党の単独政権」で「男性(9.3%)」の方が「女性(5.4%)」より3.9ポイント多いなど傾向に違いが見られました。
10代以下をのぞいた年代別でみると、「政界再編による新しい枠組み」との回答の割合は年代間でさほど大きな違いが見られなかったのに対して、「民主党中心の連立政権」では40代(11.3%)、50代以上(12.3%)で回答の割合が多くなる傾向が見られました。
Q7. 自民党の政権奪還を期待しますか、しませんか。
自民党の政権奪還への期待については、「期待する(38.7%)」が前月の調査より3.9ポイントの減、一方の「期待しない(31.4%)」については前月の調査より0.1ポイントの減となりました。「どちらともいえない」は29.9%で前月比3.9ポイントの増となりました。
男女別、年代別で大きな傾向の違いは見られませんでした。
Q8. 政治に関する情報は、どの媒体から、もっとも多く入手しますか。
政治に関する情報をどの媒体からもっとも多く入手するかについては、「インターネット」が49.0%(前月比0.6ポイント増)ともっとも多く、ついで「TV報道」34.6%(前月比0.6ポイント増)、「新聞報道」11.4%(前月比0.3ポイント減)となりました。
支持政党別でみると、「民主党支持層」がもっとも政治に関する情報を入手する媒体は「TV報道」49.4%(前月比1.1ポイント減)、「インターネット」27.9%(前月比1.9ポイント増)、「新聞報道」17.6%(前月比2.5ポイント減)となっています。
一方「自民党支持層」では、「インターネット」が70.1%(前月比2.5ポイント増)と突出し、次いで「TV報道」18.7%(前月比1.2ポイント減)、「新聞報道」8.7%(前月比0.7ポイント減)と民主党支持層との違いがみられました。
「無党派層」では、「インターネット」が44.2%(前月比1.5ポイント減)でもっと多く、次いで「TV報道」41.1%(前月比2.4ポイント増)、「新聞報道」10.6%(前月比0.2ポイント増)の順となりました。
男女別では、「インターネット」との回答の割合は、「男性(53.3%)」の方が「女性(44.6%)」より8.7ポイント多く、「TV報道」との回答の割合は、「女性(40.6%)」の方が「男性(28.8%)」より11.8ポイント多いなど、傾向に大きな違いが見られました。
年代別では、「インターネット」との回答の割合は「30 代(54.0%)」で5割を超え、他の年代に比べ抜きん出る結果となりました。