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オランダのヨット少女、逃避行のカリブから失意の帰国
このニュースのトピックス:旅
14歳のオランダ人ヨット少女、ラウラ・デッカーさんが21日、家出先のカリブ海のオランダ領アンティル、サンマルタン島の空港からオランダへ向け、帰国の途に着いた。ラウラさんは、Tシャツにジーンズ姿で空港に姿を現し、家出の際、持っていたとみられるギターケースのほか、いくつかのバッグをもっていた。
警察の調べでは、デッカーさんは17日にパリから同島に到着したことが確認されているものの、オランダの自宅からどのようにして約8000キロ離れた同島までたどり着いたのかは依然として不明。
報道によると、ラウラさんは、ヨットでの単独世界一周を同国裁判所に禁じられたことを苦にして家出をしたとみられており、警察がラウラさんの足取りをたどり、同島にいることを突き止め、20日に身柄を保護していた。
ラウラさんは今年9月から2年間のヨットでの単独世界一周を計画し、史上最年少の記録更新を目指していた。しかし、裁判所が8月末、「航海は危険」などとして計画の一時中止を命じたほか、10月末に正式に航海の禁止を命令。このため、ラウラさんの単独世界一周の夢は、当分かなわぬものとなっていた。