物語を書く。(最後にちょっと「調べたこと」も書いてる

コメント:

或いは、知性で見失う本質、という私の主観。

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よく訓練された犬がいるとする。
命令は「家を守れ」であった。

ある日、泥棒が庭に侵入した。
その犬は果敢に泥棒に噛み付いた。

犬は、誉められた。

ある日、近くで遊んでいた子どもが庭にボールを入れてしまった。
ボールは、犬にぶつかった。犬は攻撃されたと思ってしまった。
子どもが、ボールを拾いに庭に入ってきた。
その犬は、子どもに噛み付いて怪我を負わせてしまった。

犬は、近所の子どもたちにいじめられるようになり、
いずれ犬は、入ってくる誰をも噛み付くようになってしまった。

さて。

子どもの母親たちが、その犬を処分しろと騒ぎはじめました。

あなたは、犬は家を守っただけなのに、と言いますか?
噛み癖がついてしまったのは仕方がないから処分すべきと言いますか?
子どもが悪いと、子どもの母親たちをなじりますか?

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ちなみにこの話は一部だけ実話で、あとは全部物語です。

夏休みに入る前までは、とても人懐こくて仲良くしていた犬が
夏休みが終わった後、触らせてくれなくなって
誰が近づいていっても、うー、ってうなるようになってしまったことがある。

飼い主のおばちゃんが出てきて、夏休みに子どもたちにいじめられてねぇ、
危ないから近づかないでね。って言われた。

悲しかった。


※追記※

この先しばらく仕事が忙しくなるので、
idコールのないブコメも今後は追わないです。

idコールとかメールだったらきちんと返信します。

私だって知的好奇心は旺盛な方だ、こういう話題は
首突っ込むと抜けれなくなる。ってことですまんです。


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この物語には、続きがある。
物語というぐらいなのでフィクションですが。

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そんな中、ひとりだけ、犬が可哀相だと泣く男の子がいた。
みんながいじめるから悪いんじゃないかと。

でも、周囲の子どもは、先に噛んだのはあいつだと聞き入れてくれなかった。

男の子は、いじめる子たちに ばかやろー と言った。


しばらくして飼い主は、ついに処分をすることを決めた。苦渋の決断だった。

その男の子が次にその家の前を通ったときは、もう犬は処分された後だった。

男の子は飼い主に、犬はどうしたと聞いた。

飼い主は、最初は犬はよそにやったと言っていたが、
男の子の執拗な追求に観念して最後には、
犬は殺してしまった、ということを告白した。


男の子は飼い主に 家族なんじゃないのか、と詰め寄った。

でもね、仕方が無いんだよ。

こうなってしまったらもう手に負えない。再教育も出来ないんだ。
責任が持てなかったんだよ。と、飼い主は言った。


男の子は、飼い主に、ばかやろー と言った。


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今回の件はね、

ガメさんが泣いたポイントってのは、もしかしたら
歴史の正しさとか証明とか一生懸命やりたがる人にしてみたら
どーでもいい枝葉の話なのかもしれない。


裁判の様子を書いたものは多分ないのだろうけど(ないのよね?)

もしかしたら裁判で調書が読まれた時に
牛蒡の件は誤解でした、で片がついたかもしれないし、

誤解だったかもしれないが兵士の尊厳は傷付いたので
虐待に当たります。ってことになったかもしれない。

憶測はいくらでも出来るが、実際はわからんことなのではないかと思う。

そして、そんなことは、他にあった虐待の事実や
食料が十分に用意出来ずに凍死してしまった人が出たことへの責任とか、

「重要」とされるものの陰に潜んでしまうのであろう。


しかしそーいうのは、私にとってはぶっちゃけどーでもいい。

ガメさんが資料を見て、調書に書かれていた言葉に
衝撃を受けて涙したって事実は、

踏みにじっちゃいけない、ものすごくものすごく大切な、
宝物みたいなものなんだよ。


もし仮に、ガメさんがあまりに衝撃を受けてしまって
他の全てをすっ飛ばして、誤解されたまま処刑された人が
いたと思い込んでいたとしたら、

それは違うよ、誤解だよ、って言う分には良いとは思うけど、

#実際どうなのかは本人に聞いてくれ。
#エスパーじゃねーからそこまではわからん。

#しかしそう言われたら、多分ガメさんなら
#いや勿論それ「だけ」だなんて思ってない。しかしだな、

#と、言ったんじゃないかって気がしている。

#わからんが。


個人の感想を指さして、

嘘言いやがるとか歴史の捏造なんてことは、死んでも言ってはいけない。

その人の心は、尊厳は、何人たりとも、踏みにじってはいけない。


そのことがわからん人とは、ガメさんは友達になれんのだよ。
まあ尤も、私もガメさんとは友達にはなれないだろうなぁと思っているんだけどさ。

#なんやかんや言って、私も裏で号泣するぐらいは出来ても、
#面と向かってばかやろーまでは言えないからな。

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ついでだから書いておくが。


今回ブコメのやり取りで、ガメさんを貶めてるように見えるだとか
ガメさん信者か?とかいう正反対に近いよーなツッコミ入れられて笑ってしまったが

ガメさんのブログ読んだ時な。

なんとなくこうなんじゃないか、と思っていたことを
はっきりと言葉にして、いろいろな資料にあたって解明していて

すげー と思っただけなんだ。よーするに、ファンってやつか?


だけど私は日本を出たことがない、日本を愛している日本人なので、
日本人らしーコメントを、ガメさんに向けて発信していた。

多分、ほんとめんどくせーやつだと思われていたと思う。


でも、ちょっとだけ会話をさせて貰った中で、
踏み出すにしてもいつどうやって踏み出そうか、と思っていたことに
確信を得ることが出来たから、私はとても感謝していて

そんだけなのよ。私が、勝手に感謝しているだけ。

それ以上でも以下でもない。


私が大切にしたい宝物みたいに思っているものを
ガメさんも、大切にしているかもしれんね、ぐらいなのよ。

もしかしたら、そんなことかんけーねー って思ってるかもしれないけどね。


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追記。

今回の話題になったソースを貼っておく。


#教えてgoo
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3395418.html

昭和17年から18年の冬が大寒波の最中に起きた、
捕虜が肺炎になって死亡した事件の調書に
「木の根を食わされたという内容がある」としている。


#歴史アレコレ! 直江津捕虜収容所 私は貝になりたい~
http://blogs.yahoo.co.jp/rtfdf648/13506081.html

ここにも同じように「ゴボウを食事に出したら「木の根っこ」を食べさせられた」
という記述がある。

ちなみにソースは、上坂冬子「貝になった男-直江津捕虜収容所事件」とのこと。


#Apemanさんの見解

http://d.hatena.ne.jp/Apeman/20060828/p1

昭和27年、第015回国会参議院法務委員会の議事録に
「木の根を食わして虐待して五年の刑を受けた」という
記述があることを指摘しており、懲役刑であって
死刑になった人はいない、という立場を取っている・・・のかな?


で、Apemanさんは、直江津捕虜収容所事件をどう言っているのか、
ガメさんが言っていた「捕虜が死んだ事件の英語のソース」に
当たっているかどうかが不明。(当たってないよーな気がする。

少なからず、「Apemanさんが牛蒡→死刑は嘘」というなら
上坂冬子さんの本には嘘が書いてあると言っている、ということでもあるのだが、
その辺はどうなんだろう。ちょっとわかりません。

ただ、Apemanさんは、牛蒡の話題は(本当は懲役刑で出てきた話題なのに)
「私は貝になりたい」という物語の装飾に使われた、という立場を取っているのかな?
とは思いました。

違いました。上記URLにはこう書いてあった。

そのなかになるほど「木の根を食べさせたと訴えているのは牛蒡のことで、これは日本では立派な野菜であり、高価なものなのだ」という一節(引用ではなく上坂氏による要約だが)がある。これから判断するに、元捕虜たちがごぼうを木の根と誤解し、虐待の一例として訴えたという事実それ自体は確かにあったようである。だが、判決でもそれが虐待として認定されたのかどうかは不明であるし、なによりごぼうの一件は数ある訴因の一つに過ぎない。


ここについては私も同意見。上述した通りだが。

であるとすると、そこだけを拾い読みしたようなガメさんの表現が
気に入らないのかな?という最初に抱いた感想が正しいようです。


ガメさんは、たぶんたくさんの虐待されたよって訴えが書かれた
調書を目にしたのだと思います。

#一時ソースを見たような言い方だったからね。

その中で、この部分には特に衝撃を受けたのだと思う。


ガメさんは外人のじーさんが
「日本人が下劣な言葉?を言って笑談しておる、けしからん!」
と憤慨しているのを見て、

「発音一緒ですが違うこと言ってるんですよ」と、説明しちゃう人だもんね。


たくさんの虐待証言がある。

その中で、牛蒡の件以外の虐待の証言は全部嘘で、
牛蒡だけが本当だとするなんてことは、

ふつーに、常識的に考えたら、そんなことはありえないだろう。

だから「牛蒡だけが原因で死刑になったと嘘をついた」と言うのは
ものごっつ飛躍した、悪意ある解釈であると思います。


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私が当たれたのはここまでです。で、ここまででかなりお腹いっぱいです。
故にこの件については私はこれ以上調べないからね~

もし正確さを追いかけたいなら、英語のソースに誰か当たってください。

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このブログ記事について

このページは、qufeiが2010年1月28日 10:33に書いたブログ記事です。

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