「日本カトリック正義と平和協議会公式サイト」には、３月２４日（水）〜２７日（土）の４日間の日程で予定されている
「安重根没後１００周年記念
日韓中共同企画
大連・旅順平和巡礼４日間の旅」
が紹介されている（http://web.mac.com/jccjp/justice_and_peace/%E5%82%AC%E3%81%97%E7%89%A9.html）。巡礼実行委員会の委員長は、「谷大二」である。
ということで、カトリックさいたま教区のホームページにも
「☆大連・旅順平和巡礼４日間の旅」
として紹介されている（http://saitama-kyoku.net/j/index.html?/j/index/main.cgi）。
２１世紀を迎えた今、「安重根没後１００周年」と唱われても、その「安重根」自体いかなる人物であったかご存じない日本人カトリック信徒も多いのではないであろうか？
簡単に説明すれば、ロシア蔵相であるウラジーミル・ココシェフと会談するためにハルビンに赴いていた伊藤博文枢密院議長。伊藤公を明治４２年１０月２６日ハルビン駅頭で暗殺したとして、翌４３年３月２６日、旅順刑務所内で絞首刑に処せられた大韓帝国のテロリストが安重根である。
大日本帝国の強い意向に対し、大韓帝国を併合することには消極的な立場をとっていた伊藤公の暗殺。事件後、あわてた大韓帝国は使節団を東京に派遣し、大日本帝国に謝罪した。しかし、予想とおり、大日本帝国は、この事件を契機として併合を威圧的に迫り、翌年、李朝政府と併合条約を結ぶ。
そして、谷大二らは、このテロリスト処刑から１００周年を迎える平成２２年３月２６日、処刑地である旅順を訪ねようというのである。凄まじい「反日思想」であり、「テロを容認する」、「テロリストを称賛する」といった「平和」とは全く相いれることができない考えである。
ちなみに、テロリスト安重根は、実はカトリック信徒であった。
しかし、カトリック信徒として、さらには、人として決して犯してはいけない大罪を犯したテロリスト安重根。大韓帝国のフランス人主教からはこの大罪人への一切のサクラメントを拒否された。処刑に当たり、罪のゆるしも受けていなければ、聖体も拝領できず、終油の秘跡にも与ることができずなかったはずである。神との関係を拒絶したまま処刑されたテロリスト安重根。神が「地獄」を造られたとすれば、この「地獄」に落ちている。
このことについては、maggieさんがご自身設置・運営されるブログ「聖コルベの娘―マリアを通してイエズスへ―」にて「国辱的巡礼反対の表明を！」と題する投稿をされ、「この巡礼への反対の声」を求めていらっしゃいます(
http://immacolata.blog89.fc2.com/blog-entry-114.html)
。
みなさんの御協力をお願いします。
＞大罪人への一切のサクラメントを拒否された。
そうだったのですか。彼がカトリック信者であることも知りませんでした。
サクラメント（秘跡）を拒否されたということですが、もちろん彼が秘跡を望み、完全な罪の痛悔をしていたのなら、主教（司祭のこと？）が秘跡授けることを拒否するとは考えられないことです。
秘跡をうける心の準備が至らぬ前に処刑されたということか、あるいは全く罪を犯した意識がなく、司祭は秘跡を授けられなかったということでしょうか？