2010年1月28日 10時56分更新
県内では去年1年間に交通事故で199人が死亡していますが、およそ半数が高齢者だったことから、警察はお年寄りが暮らす住宅を直接訪問し、交通安全の呼びかけを行う取り組みなどを強化することにしています。
茨城県警察本部のまとめによりますと、県内では去年1年間に交通事故で199人が死亡し、このうち45パーセントにあたる90人が65歳以上の高齢者となりました。
高齢者の事故のうち最も多いのが歩行中に事故に巻き込まれるケースで46人が死亡していて、中でも自宅から500メートル以内で散歩や買い物中に事故にあっている人が30人と、全体の65パーセントを占めました。
事故にあう時間帯は夜間が72パーセントと多くなっていて、警察はライトに照らされると光る反射材をお年寄りに配布するとともに、ドライバーに対してはライトを早めに点灯することを呼びかけています。
茨城県警察本部は高齢者が巻き込まれる事故に歯止めをかけるため、お年寄りが暮らす住宅を直接訪問し交通安全への呼びかけを強めるとともにスーパーや金融機関を訪れた高齢者に交通安全を呼びかける取り組みなどに力を入れることにしています。