2010年1月28日 10時56分更新
神栖市にあるコンビナートの企業の職員が地元の小学校を訪れ、使い捨てカイロが温かくなる仕組みなどを学ぶ実験教室を開きました。
これは、神栖市で石油化学製品などを生産している三菱化学が、子どもたちに化学に興味を持ってもらおうと開いたもので、横瀬小学校の5年生の児童80人あまりが参加しました。
27日は三菱化学の職員ら10人が講師として訪れ、「温めたり、冷やしたり」というテーマで実験が行われました。
子どもたちは、はじめに使い捨てカイロがなぜ温かくなるのかを調べる実験を行い、最初に砂鉄や木炭、それに水などを袋に入れて手作りのカイロを作りました。
そして袋を振ると、砂鉄が空気と触れ合って酸化し、さびた時に熱を発生することを説明を受けながら学びました。
また、物を冷やすことを学ぶ実験では、ビーカーに入れた氷が普段は温度が0度なのに、塩を加えると氷点下10度まで下がることを温度計で確認し、熱心に観察していました。
実験に参加した子どもは「鉄がさびて熱くなる現象がとても不思議だと思いました。これからも興味を持ったことを積極的に実験して調べてみたいです」と話していました。