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きょうのコラム「時鐘」 2010年1月28日
陸山会の土地購入に関して前原国交相が「政治資金で不動産を買うべきではない」と述べた。不動産を保有している資金管理団体は陸山会だけであることも国会で明らかにされた
小沢氏のアキレス腱が明確になり始めている。本人も検察の聴取以来、低姿勢に転じた。心臓病の治療歴まで披露し「人生というか、命というか」万が一の時を考えたと、もうひとつのアキレス腱を語った。民主党の固い沈黙が緩んできたように見える 土地取引に関しては、陸山会代表の「小沢一郎」と個人の「小澤一郎」の両者で交わした確認書を見せて説明したことがある。法律的にはそれで通ったのだろう。しかし、そんな使い分けは、かえって国民に不信感を抱かせたのではないか 司法試験を受ける勉強をした小沢氏は法律をよく知っている政治家だという。が、小沢氏が学ぶべきは「法の抜け道」ではなく「法の精神」だったろう。ひとりの政治家が富と権力を集中させながら、その実態を隠し、使い分けるために法律があるのではない 政党助成金という名の公金は、政治家の蓄財のために与えられるのではない。 |