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2010/01/26

生のキクラゲ入り伊豆酢豚

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伊豆というのは便利な土地で、ほとんどの食材が地元で揃うわけだ。というので、伊豆の酢豚です。ポイントは
生のキクラゲが入ってる事ですね。キクラゲというのは中華料理ではお馴染みで、八宝菜とか、どんな料理にもさり気なく入っているという印象があるんだが、みんな、乾物を戻したモノです。生のキクラゲというのは、おいらも初めて見ました。売っていた場所は、村の駅です。ここは直売所なので、椎茸農家が副業として栽培しているようだね。




椎茸も入っているんだが、コレはもちろん伊豆の名産です。タマネギ、人参、ピーマンはどこ産か知らんけど、まぁ、地元でも作っているだろう。伊豆産でないのはタケノコだけですね。コレだって伊豆で採れるんだが、あいにくと水煮はスーパーで売ってない。時期にはウンザリするほど食えるんだが。で、主役の豚肉が箱根山麓豚なので、頑張ればほぼ食料自給率100パーセント達成という事で、伊豆というのは素晴らしい土地です。

キクラゲというのは、通常、乾物で売ってます。カラカラに干からびて、紙みたいに薄いんだが、水に漬けておくと膨れあがる。生のキクラゲは、三日くらい水に漬けておいた乾しキクラゲという感じですね。食感は微妙に違います。戻しキクラゲの方が、歯ざわりというか、硬さが残っている。生は歯あたりがソフトです。まぁ、たいした違いはないんだが、滅多に食えないモノだけに、
ナマはやっぱり素晴らしいと言っておこうw ちなみに下田の土産物屋で白キクラゲを「伊豆名産」として売っているのを見たこともあるので、あるいは白キクラゲもどっかで作っているのかも知れない。

酢豚の作り方なんだが、ちょっと面倒なので、あまり家庭では作られなくなった料理ですね。まず、豚肉を揚げるところから始めなきゃならない。下味はうすくち醤油、紹興酒、生姜で漬け込み、片栗粉マブして油で揚げます。ついでに人参も素揚げしておく。まぁ、人参は火が通りにくいので、素揚げだけじゃ足りないかも、なので、ついでにレンジでチン!しておく。

次に、合わせ調味料です。通常、酢豚の味付けは「ケチャップ」「醤油」「酢」「砂糖」「鶏ガラ味の顆粒」といったところなんだが、今回は醤油抜きで、サンバルアスリが隠し味だ。サンバルアスリというのは、インドネシアの調味料で、酸っぱくて辛いチリソースです。これらの調味料を適当に合わせて味見しておく。

さて、豚肉を揚げて、調味料の準備ができたら、豚肉揚げた支那鍋の油を油入れに戻して、わずかに残った油で野菜類を炒めます。しんなりして来たら、揚げてあった豚肉を投入。合わせ調味料投入して味見して、コレで良かろうという事になったら、豚肉に片栗粉まぶした時のボールに残った片栗粉を水に溶いてトロ味をつける、と、手順をよく考えて作ればそんなに面倒くさいモノではないですね。中華では「揚げてから炒める」とか「湯通ししてから炒める」とか「乾物を戻して炒める」とか、操作が複雑になる事が多いので、手順は大事です。

ところで、酢豚でケチャップ使うのは、中国在住の白人たちの好みに合わせたからだ、と言われてるわけだ。もともと中華料理でケチャップ使う習慣はなかったんだが、なので、酢豚そのものが「中華」というより一種の無国籍料理なので、サンバルアスリも違和感なく溶け込んで、ちょっぴりピリ辛で、いい感じに仕上がりました。

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コメント

ケチャップの次はケチャップを使う料理ですか。野次馬さんもケチャップ応援団かな?
パインときゅうりは入れませんが、隠し味にいちごジャムを入れます。醤油味も作った事がありますが、家族には不評でした。
初めて食べたのは、小学校の給食。こんなに美味しいものがあるんだ~と。今思えばパンとは合わないと思いますが。

久しぶりの伊豆グルメ!う〜ん!! 手作り酢豚、おいしそう! 生きくらげは是非賞味したい☆

「資本主義のメス豚」
つらい過去持つ奥様

キクラゲって言えば、ムースーローでしょ。
卵と豚肉とキクラゲを炒めたものですが、
キクラゲなのがいいですね。
これが玉ねぎやピーマンでは味が変わってしまいます。
自分は、ムースーローのキクラゲ抜きが好きです。

>「資本主義のメス豚」
つらい過去持つ奥様

いつもとはトーンの違う書き込みに、
「奥様、過去にどんなつらい過去があったんだろ?」と気になりました。
差し障りなければ教えて欲しいです。

【審議中】
    ∧,,∧  ∧,,∧ 伊豆酢豚...
 ∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧
( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` ) 資本主義のメス豚...
| U (  ´・) (・`  ) と ノ
 u-u (l    ) (   ノu-u
     `u-u'. `u-u'

悩める奥様はなにげにセンスがいいね。
コメントにちゃんとオチを付けてるし。

私も昔は資本主義のメス豚を目指してて、
今は旦那の寄生虫~♪

キクラゲは息子いわく「コリコリさん」だそうで。
しかし酸っぱい豚はわざわざ作る気にならないっす。

>小学校の給食

オイラは逆に大人になるまで食べられなかったですw
今は、ビールのツマミに発注しますw

ケチャップが売れないエントリー読んで口が酢豚になったたところへ、これまた絶妙なタイミングですねw
すでに胃まで酸味を求めてます。

毎度のごとく、お節介なんですが……
どうせ油通しするなら玉葱とかも先にやっといて、
具を投入する前にケチャップやサンバルを単独で油と馴染ませるといいと思います。
色素や旨味や香味が油に溶け出して、一層おいしくなります。

>キクラゲって言えば、ムースーローでしょ。


今日の昼飯はムースーロー定食(杏仁豆腐付き)に決定w

日本人が大好きな日本人 様

「バブル」
「男」
「金」

・・・お察しください

よよよ(涙)

東京ではまず「生のきくらげ」なんて手に入りません
困ったものです
東京一極集中にも困った物だと思います
やっぱりベーシック・インカム導入で程よく安価に生活出来る地方へと人の流れを作った方が日本のためになるし、個々人の為にもなると思います
酢豚は欝になる前、きちんと自炊していた頃は良く作りました
早く元気になってどんどん自炊したいと思います

子供の頃駅のそばの木に生えていたとのことで母がたくさん取って来たのを食べさせられたのを思い出しました。
生のは食べたくないです。
おいしくないということよりもそこらへんに生えているの知らずに食べさせられてたのがショックでした。
そんなに昔じゃない山手線の駅での話です。

悩める奥様 さん

レスありがとうございます♪
すごく嬉しいです♪

>「バブル」
「男」
「金」

・・・お察しください

了解っすw

ところで・・・
細かい事を言って恐縮なんですが、
私のHNは、
「日本」が大好きな日本人
ですので、念の為w

タイのキクラゲも太陽の陽が届かない湿った場所にあります。キクラゲは息子いわく「コリコリさん」。最近は不景気で若干値崩れしています。
ケチャップは好きもの以外はかけません。
芸能山城組の「けちゃ」など、似合うようなうぶなキクラゲもあります。チェンマイ周辺から来たキクラゲなど想像願います。

き!く!ら!げ!・・・きくらげ大好きな私としては
「生きくらげ」と聞いてはいてもたってもいられません。
そうか・・伊豆なら手に入るのか・・・。

きくらげって本物のクラゲより絶対歯ごたえいいですよね!

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