岡山放送局

2010年1月27日 21時5分更新

県内景気 引き続き厳しい


岡山県商工会議所連合会が会員企業に行った先月までの3か月間の景気調査が前回の調査より悪化し、岡山商工会議所では「景気は非常に厳しい状態が続いている」との見方を示しています。

岡山県商工会議所連合会では3か月ごとに県内の600あまりの会員企業に対して、景気に対する見方や先行きの見通しをたずねる調査を行っています。

それによりますと、去年10月から12月までの3か月間の景気について、前の年の同じ時期に比べて「良くなった」と答えた企業の割合から「悪くなった」と答えた企業の割合を差し引いた指数はマイナス48.5ポイントと、前回の調査より0.9ポイント悪化しました。

これは、過去最悪となった去年4月から6月の調査のマイナス49.8ポイントに迫る3番目に悪い結果となっています。

業種別では卸売業が9.5ポイント悪化してマイナス50ポイント、小売り業が10.7ポイント悪化してマイナス53.2ポイントと、特に落ち込みが目立っています。

岡山商工会議所の岡ざき彬会頭は、「全体として非常に厳しくデフレの傾向がはっきりしてきたと思う。来期も引き続き厳しい状況が続きそうだ」と話しています。