2010年1月27日 21時5分更新
農林業の実態を調べる農林水産省の全国一斉調査で、笠岡市で調査にあたっていた岡山県の非常勤職員が笠岡市内の農家の人たちの名前や土地の状況などの個人情報が書かれた75枚の名簿を盗まれたことがわかりました。
これは岡山県と笠岡市が明らかにしたもので26日午後5時ごろ、農林業に従事する人に対する農林水産省の調査にあたっていた県の非常勤職員が笠岡市内のスーパーの駐車場で75枚の名簿を車の助手席に置いて買い物に出たところ、携帯電話などの持ち物といっしょに名簿が盗まれたということです。
県や市によりますと車には鍵はかかっていましたが、職員は「窓を閉めるのを忘れた」と話しているということです。
盗まれた名簿は農林水産省が農林業などの実態を調べるために5年に1度行う統計調査に使われるもので名簿には調査された農家などの名前や住所、それに耕作面積などの土地の情報についても記載されているということです。
岡山県や笠岡市では「このような事態が起きてしまい、大変申し訳なく思っている。今後、個人情報の管理には細心の注意を払うよう周知していく」と話しています。