逮捕され天満警察署に入る友田龍生容疑者=27日午前9時32分、大阪市北区、山本裕之撮影
逮捕され自宅を出る石川和孝容疑者=27日午前8時21分、滋賀県湖南市、伊藤恵里奈撮影
高知市で開催されたMMSの説明会の様子=2004年夏ごろ撮影のビデオ映像から、一部を修整しています
MMSが販売していたコイン式携帯電話充電器=27日、大阪府警、市原研吾撮影
また、捜査関係者によるとMMSは、解約を申し出るオーナーに対処するため、充電器購入代金の半額程度しか返金しないなどとするオーナー向けの「回答書」を作成していた。
回答書には「商品価格の6割相当額から、これまでにオーナーに支払った金額を差し引いた額を返金します」「現金25万円で、充電器の買い取り価格を提示します」などと記載。ほかにも、「回答例を作成したので、相手方にファクスして下さい」などと石川容疑者が指示する文書や、「充電器を4万台設置すると言ったのにたったの1万2千台か、という怒りの電話もありますが、思ったより静かです」などとする同容疑者への報告書もあった。
府警は昨年5月、MMSを家宅捜索した際に文書を押収。府警はこうした文書が、充電器の販売当初からオーナーの解約申し出を拒むつもりだった同社の姿勢を裏付けるものとみて調べている。