幻の(?)アニメ雑誌『ブレーク・タイム』

古書店にて購入。
表紙に「アニメのスタッフが作った業界誌」とある通り、発行元はアニメの制作会社。(株)スタジオワールド(※)の一角で編集作業が行われていたようです。(参考:当時、編集手伝いをされていた方の回想)
この頃、アニメスタジオ各社が発行していたファンクラブ会報・ニュースペーパーの類とは趣きが異なり、印刷の質、ページ数、一流玩具メーカー&レコード会社の広告掲載など、まさに雑誌!ただ、どういったルートで販売されていたのかは不明。
【ここが凄い①】プレゼント当選者の氏名=社員
桜井弘明監督(当時・演出助手)の名前も。(参考:私達の未来は何処に?:ブレークタイム)
【ここが凄い②】主な取材先がタツノコ界隈
タツノコプロ出身の社長の人脈なのか、取材先に偏りが。押井守監督(元・タツノコプロ)のインタビュー、『超時空要塞マクロス』(タツノコプロ制作)のメイキング、創刊号では天野義孝氏(タツノコプロ出身)の記事もあったようだ。
【ここが凄い③】他社の取材は求人広告とセット
【ここが凄い④】業界ネタがマイナーすぎる
芦田豊雄氏の漫画(『モーションコミック』Vol.2掲載)に出てきた、「吉田くん」インタビュー、…って言われても(笑)。
※アニメーター育成機関「ワールド芸術アカデミー」を併設。1988年倒産。
(関連/スタジオ在籍者)
・アミューズメントメディア総合学院:木村真一郎監督インタビュー
スタジオワールドへ制作進行として入社。そこで演出を既にやっていたのが、『MONSTER』の小島正幸さんや『デジキャラット』の桜井弘明さんがいた。
(株)スタジオ・ワールドで 制作デスク、
(株)パシフィックアニメーション・コーポレーションで制作デスク、
WALT DISNEY ANIMATION JAPAN (株)で制作デスク、
などをしたりしたが、平成7年の市議選に出馬して初当選。
「制作デスク」→「市議」の超展開に唖然。
トラックバックURI:http://xn--owt429bnip.net/2008/01/breaktime.php/trackback
コメント (このコメント欄の RSS フィード)
コメントはまだありません。
コメントをどうぞ
改行と段落タグは自動で挿入されます。メールアドレスは表示されません。利用可能な HTML タグ:
<a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>