高松信司監督の自主制作映画『宇宙防衛軍ジェットマン』

高松信司監督の自主制作映画が、Youtubeに上がっていた。
<高松監督とは>
サンライズにおけるメタフィクション演出の第一人者。監督作『勇者特急マイトガイン』のメタ展開や最終回をはじめ、『機動新世紀ガンダムX』のメタ・ガンダム展開などで賛否両論を呼んだ。
個人的には、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』#105が強く印象に残っている。持ち前のメタ・アニメ展開に加えて、本編中に高松監督本人が実写で登場する破天荒ぶり!
そのような経歴を踏まえ、谷口悟朗監督作品『スクライド』#8「最悪の脚本」(登場人物が書いたシナリオに物語が侵食される話)では、絵コンテ担当としてスポット的に起用されている。暗に「メタフィクションといえば、高松!」と言わんばかりのこの布陣は、アニメファンをにやりとさせた。
ちなみに、現在は、『銀魂』の監督として活躍中です。
前置きはこの辺にして、本題の『宇宙防衛軍ジェットマン』。僕的には、大学生の頃から観てみたかった(しかし観る機会が無かった)作品の一つ。
『宇宙防衛軍ジェットマン』
前半
後半
・作品について
第4回グリーンリボン賞で、短編の部グランプリと大林監督賞を受賞した【宇宙防衛軍ジェットマン】妻方仁(1983/12分/8mm/アニメーションシスターズ(駒撮姉妹舎)/東京)も忘れてはいけないコマ撮りアニメーションです(文化庁メディア芸術プラザ:新コ・マ・ド・リの観察)
・制作母体について
MAD:「マッド」と読む。今から20年ほど前に創設され、80年代前半に隆盛を誇った同人映画製作集団・宇都宮東高校漫画アニメーション同好会(後に部に昇格)。有名なトコロでは「宇宙防衛軍ジェットマン」がゼネラルプロダクツよりビデオ化されて販売されていた。デパートをコマ撮りで回す、という偉業をなしとげている。自主制作映画ブームの頃テレビでも良く紹介されていた。絶頂期の中心人物であった高松氏は大学卒業後、サンライズに入社。Zガンダムの設定から本格的にアニメに参加している。(私立東鳩学園No.6:俺用語事典Ver0.2)
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2008-02-14 高松信司の学生時代の自主制作映画があがっている。 幻視球 : 高松信司監督の自主制作映画『宇宙防衛軍ジェットマン』 今も昔もベタでメタな作風が変わってないことに感動した。まあメタが特徴の監督というより、自主制作にしろアニメにしろ、あり合わせのもので最大限の面白さを得ようとしたときに、メタネタが使われることが多いだけのように思う。銀魂もスクールランブルもまずベタな面白さというのが前提にあるわけで。サンライズにいたころのアニメはあまり知らないのではっきりとは言えないけれど。