岡山放送局

2010年1月26日 18時21分更新

新規採用で経済団体に緊急要請


厳しい雇用情勢が続く中、石井知事は、県内の経済団体にことし春に卒業予定の学生の採用枠を確保してもらうよう今年度2回目の緊急要請を行いました。

石井知事は、岡山労働局長などとともに岡山市北区の岡山県商工会議所連合会を訪れ、岡ざき彬会長に去年10月に続いて今年度2回目となる緊急の要請文を手渡しました。

岡山県内では、去年11月の有効求人倍率が0.58倍にとどまり、去年11月末時点での県内の大学生の就職内定率も51.1%と、過去2番目に低い水準になるなど厳しい雇用情勢が続いています。

こうした状況を受けて県の要請文では「新たに高校や大学を卒業する人が希望を持って社会への第一歩を踏み出すことができるよう雇用の場の確保してもらいたい」としています。

要請を受けて、岡山県商工会議所連合会の岡ざき会長は「企業も大変な状況で採用枠を拡大できるところはごくわずかであるが、商工会議所の会報を通じて期待に沿えるよう企業へ周知していきたい」と話していました。