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大崎市在住の被爆者に手帳交付

2010 年 01 月 26 日 19:48

65年前の1945年8月9日、長崎で被爆した大崎市に住む85歳の男性に県から被爆者健康手帳が交付されました。被爆を証明するものがないと交付されない被爆者健康手帳。
今回はある写真が大きな証拠となりました。
大崎市古川に住む菊地悟さん(85)。
今月22日、被爆者健康手帳が届ききょう記者会見しました。
戦時中、海軍特攻魚雷艇の機関兵長だった菊地さんは、1945年8月9日、長崎港に停泊中の魚雷艇に乗り組んでいました。
そこにアメリカ軍が原爆を投下。
菊地さんは被爆しました。
その後、大腸がんを患うなど被爆の影響と見られる症状が度々出始めたため3年前、県に被爆者健康手帳の交付を申請。
しかし、被爆の事実を証明できなかったため交付は見送られました。
そんな菊地さんは去年11月、実際に長崎に行き被爆した場所などを確認。
その際この写真を入手しました。
原爆投下の翌日に米軍機が撮影した航空写真。
そこに菊地さんが乗っていた魚雷艇が写っていたのです。
菊地さんは去年4月にこの写真などを県に提出。
その結果、被爆者健康手帳が交付されました。
被爆者健康手帳は都道府県ごとに交付していて県内では去年3月現在で214人に交付されています。


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