フィギュア女子五輪代表の浅田真央(19)=中京大=が師匠不在でバンクーバー五輪を迎える危機に直面した。25日、五輪前最後の実戦となる四大陸選手権出場のため、韓国・全州入り。タチアナ・タラソワコーチ(63)の姿はなく、関係者は「(ロシアの)病院できょう検査している。五輪に間に合わせるためにも今回は難しいかもしれない」と話した。
タラソワコーチは腰に持病があるほか、血圧にも不安を抱えているという。関係者は「きょうの検査結果次第では入院するかもしれない。血圧に異常があるので飛行機に乗って気圧が変わるのも良くない」と説明した。
浅田は10月末のロシア杯を最後に同コーチの直接の指導は受けておらず、ザンナ・フォレアシスタントコーチの指導で12月の全日本選手権を勝利。五輪出場をつかんだが、精神的な支柱でもあるタラソワコーチの不在となれば影響は大きい。
(2010年1月26日)