バンクーバー五輪で浅田真央ら日本勢の最大のライバルで、金メダルの最有力候補と目されている韓国の金妍児(19)の自叙伝「金妍児の7分ドラマ」が28日、韓国で発売される。韓国のCMにも登場する国民的大スターだが、まだ20歳にもなっていない年齢で、早くも自叙伝を出版することで注目を集めており、26日付の韓国紙、中央日報が自叙伝について特集で報じた。
中央日報によると、自叙伝では他の乳児よりも早く生後8カ月でよちよち歩きを始め、幼いときから運動神経が抜群だったことや満5歳のときに家族と初めてスケートリンクを訪れことなどが紹介されている。
満5歳の夏、叔母からもらった黄色いリボンのついた真っ赤なスケート靴でフィギュアスケートの特別レッスンを受けた金。マスタークラスでコーチに才能を見いだされ、個人レッスンを受けるようになったという。
金妍児は自叙伝の序文で「13年間の訓練で数え切れないぐらいの尻餅をついたり、氷の上に座り込んで多くの涙を流した。でもそのような苦しみがあったからこそ、ここまで一歩ずつ上り詰めることができた」と記している。