平野官房長官が、アメリカ軍普天間基地受け入れに反対する候補の当選した名護市長選の結果を「しん酌する理由はない」と発言したことについて、沖縄県選出の与党議員らは、「異常であり、考えられない」として抗議することを決めました。
平野長官の発言を巡っては、名護市長選で初当選した稲嶺氏が「民意をしっかりと受け止めていただきたい」と、不快感を示しています。
こうした中、与党である民主・社民・国民新党の沖縄を母体とする議員グループが会合を開き、問題の発言について「基地をこんなに背負ってるところの民意を民意でないという話をするのは異常であり、考えられない」として、近く平野長官に抗議することを決めました。
また、全国知事会に対し、基地問題などに関する委員会を知事会内に設置するよう正式に要請することも合わせて決定しました。(26日19:00)