シャープは26日、冷蔵庫の扉が落下してけがをする可能性があるとして、1996年から2001年までに製造した48機種・約97万台の無償点検・部品交換(リコール)を行うと発表した。09年6月に、落ちた扉が足にあたり剥離(はくり)骨折する事故があり、軽傷を負う事故がほかにも3件起きているという。
対象機種は「SJ―WE44B」など、いずれも左右両方から扉を開けられるタイプ。小型のガラス瓶など、中のものがはみ出した状態で冷蔵室の扉を無理に開閉するうちに、付け根にある部品が破損し、扉が外れてしまうおそれがあるという。シャープは使用者宅を訪問し、強度を高めた部品に交換する。
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