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劇団四季 観客動員振るわず2月から福岡公演休止へ

 劇団四季は26日、観客動員の不振を理由に、九州唯一の常設専用劇場である福岡シティ劇場(福岡市博多区)での公演を、ミュージカル「コーラスライン」が千秋楽となる2月7日をもって休止すると発表した。期間は未定。今後は専用劇場として維持できるかも含め営業態勢を見直し、九州新幹線が全線開業する来年春に向け再開を検討する。

 福岡市内で記者会見した浅利慶太代表は、同劇場の入場率の低迷ぶりを説明し「ほか(各地の劇場)は大丈夫。福岡だけの状況」とした上で「撤退はしたくない。劇場側から来年4月に『キャッツ』の公演を要望されており、再開を目指す」と話した。

 福岡シティ劇場は1996年、全国初の四季の常設専用劇場としてオープンし、観客動員数は33作品の公演で計330万人を超える。しかし大阪で25カ月のロングランを記録した人気作「マンマ・ミーア!」が福岡では5カ月で終了するなど、不振が目立った。同作品を上演した2007年度は1億2千万円の赤字が出ていた。

 休止中は劇場を運営する福岡地所(福岡市)が改修工事を予定。四季は夏休み期間などを中心に、福岡での公演を検討するという。

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