“結婚詐欺女”大出さんと一緒に食事した

　男性６人の不審死へ関与が疑われ、複数の男性から総額１億円以上もだまし取ったとされる無職の“結婚詐欺女”（３４）が、８月６日に遺体で見つかった会社員、大出嘉之さん（当時４１）と前日夜に「自分の部屋で一緒に食事をした」と説明していることが２９日、埼玉県警の捜査関係者への取材で分かった。

　それによると、大出さんは死亡する前日、女の部屋でビーフシチューを食べていたという。さらに大出さんの遺体からは睡眠薬の成分とアルコールが検出された。捜査関係者によれば、大出さんは最近、ほとんど酒を飲むことはなかったという。このため県警は、シチューなどに女が睡眠薬を混入、薬の効き目を強めるために酒を飲ませた可能性があるとみている。