筑紫トレインモデルクラブ 加藤 修二さんから一通のメールが届いた、内容はというと(思い込み)の所で書いていた自作ということが分かっているのだろうか、という所についてでありました。
1/80のキハ66、67を作ったユーザーさんでしたが貰ったメールを読んで???、意味不明のところが多々ありました。
通訳を介して、言っていることは、たぶんこういうことではないかという意味を踏まえて丁寧なお返事を時間をかけて作成し返信させてもらいました。

メールには
(1)窓のサッシを全部削らなければいけなかった
(2)大きな寸法上のミスがあり、九州の人であればすぐ分かるものだ
という事でありました。

返事としては5年前の製作にかかる過程を説明。
それではクラブで数を聞いてみて下さいとお願いした所10セットということでした。
10セットではいくらなんでも大赤字になってしまいます。
数年後、東京の方が同じように作って貰えないかとの話しがありました。
お一人で8セット購入したいということでした。
そこで両方合わせて20近い数字になると思い不足分は弊社負担でスタートしました、確か5年前の事だったと記憶しています。
最終的に筑紫トレインモデルクラブの数は8セットになったのですが東京の方が10に増やすと言う事になりました。

資料については実車付図(詳細図面)を持つていましたのでそれから図面を作成しております。
図面が出来た段階でチェックのため送っております。

一般的な製品ではないので必要部品の仕様、別途購入していただく部品、説明書の省略など電話などで打ち合わせしました。
九州、東京と説明、打ち合わせ、擦り合わせを行っております。
説明書については模型図面と実車図面のコピーを付けるということで双方了解を頂いております。

さて、窓の部分ですが16番のおもちゃのようなディテールはないだろうということで部分的にはめ込み、2段上昇のユニット窓を表現しました。
サッシュを削り落としたと言う事を聞きどうして?と思っております。
塗装後にサッシュ部分を接着出来るように切り離せるようにしていたはずです。
従来の16番のメーカーはエッチングのノウハウをあまり持っていませんし、コストが上がるので全てプレス抜きで処理しています。
16番のユーザーさんはメーカーの都合に慣らされているように思います、それが思い込みなのです。
窓のはめ込み表現などは弊社のもっとも得意とする部分でNゲージでは当たり前の世界なのです。

他の方もボディは何の問題も無く組めた、ただ、屋根の配管で止まっているようです。
これは弊社の問題ではありません、仮に線材を曲げてキットに入れておいても取り付けに文句がでるでしょう。
これは打ち合わせの段階で申し上げて納得いただいています。

私は60前の歳ですので他のNゲージガレージキットメーカーの人と違い16番の経験があります。
従来の16番のメーカーと違いNゲージの手法で16番を作るとこうなるということで手を抜いていると言う訳ではありません。
弊社の設計は公表していませんが1/150ではなく2倍寸の1/75で行っております。
1/150のDATAを2倍して作って誤差を作っているわけではありません、念のためです。

もし、疑問な点があればどうして質問、問い合わせて頂けなかったのか残念でなりません。
16番の方はどうしてもNゲージを馬鹿にしている節が見受けられますし、マニヤの方から見ればメーカーは何も知らないバカに見える
のかも知れません、事実16番のメーカーには多いと思います。
16番のメーカーでも拘り、ポリシーを持っていると製品価格が高くなります、商売でやっている以上妥協の産物でもあります。

ユーザーの方が何を言おうがメーカーは黙って聞かなくてはならないのでしょうか?
ユーザーの方が間違った思い込みで失敗し、それをメーカーの所為にされてはたまらないのです。
購入希望の方がキハ66、67で検索すると加藤さんの小さな写真と自作するぐらいメンドかったというコメントにあたります。
その方は窓の事だと知らずにフィールのキットは自作するぐらいメンドなんだ、そうなんだ、やっぱり止めとこうとなるわけです。
悪気の無い、何気ない一言がメーカーの命取りになります。

遠回しの事でも加藤さんは怒っている事でしょう。
立場が替われば同じ事と思えないでしょうか?
色んな根拠のない中傷が弊社に多いのも事実です、でメーカーからの言葉な訳です。
自分はMではありません、どちらかというと褒められて伸びるタイプです。

他の16番のメーカーと違い細かい要求に答える事が出来るのです、弊社は。
全て一人で設計、製造までやっているのですから。
疑問な点があれば工作上でのこと、コストに関係なければ要求に即お答え出来ます。

キハ66,67の台車では僅かに捩じれてレールに追随するように設計しました。
こればかりは色んな条件でユーザーさんの実際の走行DATAがないと確信が持てません。
本当はメールでこういう台車構造の評価をお聞きしたかったのですが。

これに対してお返事を頂きましたのですが良く理解して頂けなかったようです。
(1)図面らしき完成予想図らしき物を貰ったがあれは図面ではない
(2)窓部の説明の意味がよくわからないのですが、接着するような部品は入っていませんでした
(3)キットを作るだけ作って組立確認もせずに出荷したと解釈してよろしいですか
   もしそうでなければどのようにするのか窓の部分の写真一枚でも送ってください
(4)次に台車構造の評価をお聞きしたいとの事ですが
   キット付属の台車は捩れが少なく、ラフな作り方をしたレイアウトでは脱線すると判断したので使用しませんでした
   これはあくまでも私の判断です、付属の台車は使い物にならないと判断するのも買った人間の自由ですのでお気になさらないでく      ださいちなみに私の模型にはエンドウのDT39を改造したものを使用しました

こうなってくるとさすがにちょっとキレぎみになってきます。

(1)車体の5面図、2形式分、フルカラーで塗り分け線も入れております。  
   まあ、図面か?と言われると正確にはイラストでしょう。
   通訳さんに聞くと寸法が入っていないから図面ではないそうです。
   ご本人は実車をメジャーで測り、各部の寸法がmm単位でお分かりらしいのでぜひとも私に完璧な図面を見せていただきたい。
(2)エッチングのパターン図をメールに添付して送りましたが見れないと言われました。
   それで掲示板に貼り込みました、携帯電話でしたら見れないかもしれませんが。
(3)ということでしたので窓部の写真も掲示板に貼り込みました。
(4)ということでしたので台車の写真も掲示板に貼り込みました。
   KATOのHOの台車は固定ですね、あまり脱線するという話を聞きません。
   16番の従来メーカーの台車はブラブラ、グラグラで理屈上はレール面に対して問題なく追随するはずですが脱線はついてまわり         ます。
   16番を専門にやっている方であれば私の疑問にも明快な回答をいただけると思います。

これらの事は5年前に送付、連絡、ホームページに掲載していたものです。
作られたのは2年前と聞いています、それにしても3年ほうっておかれたのですね。
寸法ミスというのが途中で消滅していますがご回答下さい、実測結果と実物寸法で数mm違うと言うのはご勘弁下さい。
私の方は全ての事を回答させていただきました。
今後の参考にしたいと思いますのでぜひとも私に完璧な図面を書いて見せていただきたい。
やはり自作の意味がお分かりでないと思います。
弊社の製品とペーパー自作を混同されても答えようがありません、私の言う自作というのは真鍮板を切り抜き、曲げてという事です。
ペーパーは何も言わなくても自作でしょう、私も45年ほど前によく作りました。

クラブの掲示板に書き込んだのですが削除されてしまいました。
一見して九州の人なら分かる寸法エラーがあると今頃いわれても対処のしようがありません。
どの部分にどれだけの寸法違いがあるのかも知らされていません、他の方からも寸法エラーという知らせは入っておりません。
キハ66、67というのは購入頂いた他のお客様も相当のこだわりがあります。
図面チェックの段階、もしくは初期段階であれば修正パーツを配布出来るのですが。
模型経験も16番のペーパー自作時代からであれば45年にもなりますし、これでけっこう物知りだとおもいます。
TMSコンペ、TMSへの記事などはHPに載っております。

Studio FEEL Home Page Topへ