リーマン破たん、冷静な対応を 与謝野氏が呼び掛け与謝野馨経済財政担当相は17日午前、島根県出雲市での自民党総裁選街頭演説会で、米証券大手リーマン・ブラザーズの経営破たんをめぐり「日本経済にもハチが刺した程度の影響はあるが、日本の金融機関が傷むことは絶対にない。沈着冷静な行動が日本人に求められている」と冷静な対応を国民に呼び掛けた。 街頭演説は届け出順に行うのが通例だが、この日は与謝野氏が冒頭にマイクを握り、5人の候補者を代表する形で発言した。 与謝野氏は「日本は世界経済の一員だ。信用不安が起きないよう、政府も日銀も力の限り努力しなければならない」と強調。事態の沈静化に必要な期間については「あらゆる専門家の意見を聞いたが、1年で元に戻るというのが共通意見だった」と述べた。 【共同通信】
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