Home 記事一覧
2010/01/26 09:40 KST
輸送艦「独島」のハイチ派遣、政府が検討中


【ソウル26日聯合ニュース】政府はハイチ支援に向けた国連平和維持活動(PKO)への兵力派遣について、アジア最大の輸送艦「独島艦」(1万4000トン級)を投入する案を慎重に検討しているようだ。

 政府筋が25日、「軍当局で、ハイチに派遣する韓国軍兵力と装備、物資などを独島に載せて行く案を検討しており、関係官庁と協議中だ」と明らかにした。同艦にUH−60のヘリコプター2機を積み、ハイチ沖から兵力と物資を陸上に移送する案が考慮されているという。

アジア最大の輸送艦「独島艦」=(聯合ニュース)

 ハイチで余震が続いており駐留兵力に危険が生じかねない上、現地の治安が安定しておらず兵力への物資補給が難しい点などから、独島の派遣を検討中だと伝えられた。

 国防部関係者も「独島派遣を有力な方策のひとつとして、関係官庁と協議中」とし、政府の合同視察団がハイチから戻れば、派遣可否を最終決定すると説明した。独島がハイチに派遣されれば、2007年の戦力化以降、最長距離を移動することになる。

 一方、合同参謀本部は25日に陸・海軍、海兵隊関係者を集め、ハイチ派遣に関する実務協議を行った。陸軍第113工兵団を主軸に工兵200人余りと海兵隊の警備兵力約50人を派遣する方向で、意見をまとめたとされる。派遣期間は1年、駐留地はポルトープランスなど3〜4カ所を検討しており、政府合同視察団の結果を踏まえ最終決定する方針のようだ。

japanese@yna.co.kr